レッドキャベツの最終結果(経:茂木良太)
2015年12月28日 (月)
経済学部2年の茂木です。
今年も残りわずかとなってしまいました。この数日で急に気温も寒くなりました。街中もすっかりクリスマスから年末年始のモードになっています。
さて、本題のレッドキャベツの報告に移りたいと思います。
この写真から判断すると、前回の記事で述べた発芽率にはそこまでの違いはないようにも思われます。しかし、背丈に大きな差が現れました。前回のレッドキャベツの栽培の時も光を当て始めてからは背丈の長さが伸びにくくなっていたことから、光を当てて生育すると背丈が伸びにくくなるというように考えられます。
以下は、各コップごとに背丈を測った写真です。
光-群(暗所で育てた)です。約6~7cmといったところでしょうか。
光+群(光が当たるところで育てた)です。背丈は約3cmでした。
また、茎の部分も光+群は紫にほとんどすべてが変色している一方で、光-群は白い部分も見受けられます。
その後、光-群は光に当てて緑化を行いました。
なお、味や食感には2者間でそこまでの差異は見受けられませんでした。前回の記事のマスコさんがコメントしていただいたマイクロリーフについて、成分的なところまで分析しなければならないのかもしれませんが、料理に色味を付けるという点では優れていると思われます。
以上で、レッドキャベツの比較実験の報告を終わります。
それでは良いお年をお迎えください。
コメント
経済学部・茂木さん
遺伝の渡辺でございます。植物栽培における「光」のこうかが明確にわかる実験、niceですね。発芽のばらつきがあって、というのは気になりますが、統計学で検定というのがあります。平均値が統計的に有意かどうか。これには、分散という、平均からどれくらいずれているかという数値が必要になりますが。経済学部であれば、いつか使うと思います。そんな時に、各個体の長さを測っておくと、平均と分散を使って、t-検定というのを行い、統計的に有意な差があるかがわかります。
net、本などで調べてみては、どうでしょうか。せっかくですから。
ということで、よいお年をお迎えください。来年もしっかりした報告を楽しみにしておりますので。
わたなべしるす