東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ベビーリーフの報告・レッドキャベツ第2弾スタート(経:茂木良太)

2015年12月 1日 (火)

こんばんは。経済2年の茂木です。


まず、ベビーリーフの報告からです。

先日、挿し木をしたベビーリーフですが、生育方法がうまくいかず、枯れてしまいました。

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この要因として、以前の自分のブログや先生のコメントなどから推察するに、

・水のやりすぎ⇒中間報告(11/19)

・肥料やけ⇒ベビーリーフが発芽しました(10/10)

・温度管理⇒レッドキャベツの試食・ベビーリーフの報告(11/16)

などが挙げられます。残りの1本も枯れてしまい、とても残念な思いですが、気持ちを一新して種を播きました。
土もかき混ぜて、肥料の偏りを減らしたうえで、種を播きました。

温度管理が以前より難しいというのは言うまでもありませんが、大切に育てていきたいと思います。

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続いて、レッドキャベツです。

一昨日、第2弾の栽培を開始しました。

前回の中間発表で比較実験をして生育してみたいという希望から、次のような実験を始めました。

「スプラウト栽培の植物を光の当たるところに最初から置いて育てたらどうなるのか?」

この実験の予想としては、

第一に、予想としては、通常の土の中で育てる場合と同じになり、早い段階から葉が緑などに変色する。第二に、1株当たりの茎が太くなりながら成長するため、伸長するスピードは暗室で育てた場合よりも遅い。以上のような結果になるのではないだろうかと考えています。

今回、以下のように栽培します。

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左側の「光+」には光を最初から当てます。右側の「光-」には暗室で(通常のスプラウト栽培と同じく)栽培します。それ以外の条件はそろえました(両方とも同じ室内での栽培にして栽培温度を揃える等)。

また、以前のブログで拝見したスプラウト栽培のコツをいくつか採用しました(ラボスタッフ増子さんの「乾燥を防ぐためにラップで蓋をする」山口さんの「コップの底に敷くものはティッシュが良い」)。


栽培開始から3日目の今日、両方のコップ内の種子から発芽が観察されました。

発芽状況としては

光+・・・・・・種子60個に対し21個で発芽。(発芽率35%)20151201223436-008687226242f9b8fb001b6e3a1a957b39e85ca9.JPG

光-・・・・・・種子65個に対し27個で発芽。(発芽率41%)

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発芽率では若干ではありますが、光-の方が優勢のようです。しかし、誤差の範囲である可能性も十分考えられます。

成長状況に関しては、目視で観察するに光-の方が幾分成長が早いようです。

これからも両者の成長状況をしっかり観察していきたいと思います。

コメント

こんにちは、ラボスタッフ増子です。ベビーリーフ、残念でしたね。新規一転、がんばってくださいね。寒くなってきたので室内での育成が良いと思います。

ベビーリーフに関しては、育成期間が少ないですので、実は肥料をやる必要は、あんまりありません(もう土に含まれている肥料分で十分だから)が、混ぜ込めば問題ないと思うので、がんばってください!

さて、写真から、水やりで少し気になる点があります。水を部分的にあげている感じがありますが、全体にまんべんなく、下から抜けるくらいに、どばーっとあげてみてください。最初しっかり全体に水が回るようにやると、その後の水の回り具合も偏りません。また、肥料分の偏りが出ることもなくなりますよー。どばーっとあげたら、乾いてくるまで控える、また、どばーっとあげる、という感じの緩急で(とはいえ、発芽してしばらくは、乾燥させないようにしてね)。

レッドキャベツスプラウト、面白い実験だと思います。楽しみにしてます。巷では、マイクロリーフというものが静かな流行を見せております。光をあてたものは、それに近い感じになるんじゃないか、どうかな。

ではでは、育成がんばってくださいね!

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