東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ミニハクサイとカイワレダイコンの発芽(農:沼澤芽生)

2016年10月11日 (火)

前回の記事に書いた通り、次の日に植え替えを行いました。

そしてミニハクサイ、ハツカダイコン、ともに順調に芽がでてくれました。

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ハクサイは昨年の先輩方の記事を見ていると、最終的には1つの鉢に1個体なようなので、

どの個体を間引いてもだいたい鉢の中央にくるように、真ん中の周辺に植え替えました。

けれど今考え直してみると、少し近すぎたような......養分の取り合いにならないかが心配です。

また、少し子葉の色が薄い気がします。

肥料は私の場合混ぜていないので、考えられるのは水で、おそらく量が多いのだと思います。

なので、植え替えてからは水をあげず、様子を見ています。

昨年の森さんのアドバイス通り、「水は苗がしおれない程度」をこれからはしっかり守ります!


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ハツカダイコンは徒長の速さに驚きです。

3つのうち2つの成長が速いのですが、もうのびるのびる。土寄せはしているのですが、数時間たつとまた伸びています。

また、茎の色が赤いものと白いものがあったので調べてみると、そこが大根になるところで土寄せの必要があるそうです。(参考にした記事)

ということで、ミニハクサイのプランターから少しだけ土を頂き、また頑張って土寄せしました。できるだけ日光にあて、徒長を最小限に抑えるようにしたいです。

それと、子葉に一部黄色いところがあります。これも水が多いのでしょうか? 幸い、まだ一部なので持ち直せるように少し水を減らしてみます。

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仙台は急に涼しくなり、朝晩は部屋の中で育てています。

それに加えて、夜はデスクライトで光を足してみています。

新しい葉が増えたり、茎が太くなったりと、次の成長を見られるのを心待ちにして、観察を続けていきます!

コメント

農学部・沼澤さん

 遺伝の渡辺でございます。工学部・鈴木さんのコメントに書いたように、この先にどうするかを考えての土への移動。先見性があってよいです。また、播種のタイミングがよかったのだと思います。寒い中でも、子葉がきれいに展開して、緑色もよい感じで、とてもniceですね。緑が薄いと感じるかも知れないですが、十分ですよ。少し日当たりのよいところにおいてみて下さい。もう少ししたら、少し肥料を植物体から離して、おいてみて下さい。あと、水やりですね。ここからが勝負です。しおれない程度。確かにそうですね。あとは、土の中に指を入れてみる、など、工夫をしてみて下さい。表面が乾いているのが、数日続くのは、少し乾燥させすぎかな。そのあたりが、難しいというゆえんです。

 ハツカダイコン。ダイコン特有の土寄せをしているのが、よいですね。とてもniceです。時間単位での伸長を理解しているのが、素晴らしいですよ。せっかくなら、どれくらい背丈が伸びているか、どうやって、計るか。土寄せをしたら、地面の高さが変化しますね。一定である高さを探して、伸びを計る事、やってみてはどうでしょうか。日光をあって、徒長をさけること、大事です。かなり、気合いの入った取組です。子葉の一部が黄色いのは、ダイコンなどによく見られる、ある種の奇形です。水やりではありません。少し水やりを我慢しすぎかも知れないです。土の中の水分を割り箸などで、はかれないでしょうか。ちょっと工夫をしてみて下さい。とてもよい生長をkeepしています。ここが大事なポイントです。

 植物は、光に対して反応します。夜は暗くて寝ているというか、暗いものです。なので、夜の補光はない方がよいと思いますよ。日長が長くなると言うこと。どんな影響があるか、調べてみて下さい。ちょっとした、大事なことがわかると思います。


 わたなべしるす