のびるのびる、打倒徒長!(農:開田有紗)
2016年10月12日 (水)
農学部の開田有紗です。アカペラサークルに所属しています。先週末は3連休でしたが、3日間かけてアカペラのイベントがあり、忙しくも充実した時間を送りました。
あまり手をかけられていませんが、芽はぐんぐん育っています。
10/10(月)の朝、デスクライトで光を足そうと準備をしたのですが、いつもの習慣で電気を全て消して出かけてしまったことに帰宅してから気づきました。
結果、徒長が進んでしまったように思います...
写真は10/10の晩に撮影したものです。
ブロッコリーは1.5cm~2cmです。
Webで調べて出てくる画像に比べてかなり茎が伸びてしまっています。
沼澤さんのハツカダイコンの記事、とても参考になりました。
2016.10.11
最低気温10.1℃
最高気温17.5℃
ブロッコリー6日目
ハツカダイコン6日目
カイワレダイコン0日目
コメント
農学部の開田さんへ
植物を一生懸命育てている様子が伝わってきて、報告を見るのも楽しみです。
さて、育てるというのは車の運転と同じようなものだと思います。開田さんが運転免許を持っているのかどうか知らないのですが、想像してみて下さい。まず周りを見ますよね。そして車の状態を確認して、ゆっくりと発進します。その後は右見て左見て、ハンドルを回しながら、アクセルもブレーキも使って運転していきます。慎重なだけではいけません。時には大胆にならないといけない時もあります。植物もそうやって観察して考えて、修正を加えながら育てて下さい。
記事を見ますと今回は光の量と徒長について考えられているようです。本当にマメに世話してやってますね。一つコメントすると、屋外の光と室内の光についてです。人間の眼というのは本当に優秀なもので強い光にも弱い光にも絞り機能で対応してしまいます。屋外の光というのはカンカン照りではなくとも数万luxの光量はあるのです。しかし、夜の室内であれば数千luxもあれば十分な位に明るく感じます。つまり室内灯のみで生育させるのには多少の無理があります。よく、植物の栽培本には冬に植物を室内で育てる時には、たいがい窓辺の明るい所と書いてあるものです。窓辺は朝方非常に冷えるので植物には過酷なのにそういう記述があるということは日光が大切なことがわかります。もしも余力があるなら植物の種類と光補償点(高校で習いましたか・・)を調べればなるほどこの植物種では室内で光合成産物ができないから無理だ、とかわかるような気がします。ちなみに、光には光量の他にスペクトルと日長が重要なのですが、そこはおいおい理解して下さい。
それともう一つ、鉢の内側面を見ますと水をしっかり一度にやってますね。これで良いのです。実は、このゼミの出発点は種まきからなのですが、本当は土も非常に大事なことです。この土であれば水をやっても十数秒でしみ込んでいくでしょう。そちらの写真からではよくわからないのですが(水やりしてけっこう時間が経つような鉢がなくて)そんなに乾くのは早くありません。いい土なのです。植木鉢というものすごく狭い空間で根は無理に成長していきます。それには、すんごく良い土でなければならないことも理解しつつ、水やりごとに「いい土だなあ」と感じて頂ければ幸いです。たぶんですが、記事にあるような乾燥はしていない気がします。想像してみて下さい。その土を握ってみて、もしパラパラ崩れるイメージなら乾燥しています。握った形が残るなあ、と思ったら乾燥していません。まだ水やりは一日控えましょう。仮に握って水がポタリと落ちる想像が付けば、それはいわゆる過湿状態で、長く続けてはいけません。本当は植える前にそういう所から始められたらよかったのですが・・ 車に例えれば点検でしょうか。
長さの観察は細かくていいですね。食べた味噌汁の写真も楽しいです。食べて栄養にして下さい。種にはビタミンCなどは入っていないのですが、発芽の急激な反応によってカイワレには豊富に含まれていますよ。
ではではまた がんばって ラボスタッフ・オガタ