東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

栽培開始から6日目(理:福島和紀)

2016年10月12日 (水)

最近、急に気温が下がってきましたね。野菜(友達)たちの気遣いをしなければなりませんが、自分の健康も一緒に気を付けなければなりません。風邪をひかないように頑張ります。


さて、ここ数日の報告です。1日ごとにまとめた形で報告します。
まずは、生長著しいコマツナから。

10月9日(日曜日) 最高気温24℃最低気温20℃

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9:30に観察したところ先に発芽ししていた種子の全てから芽が出ていました。どうやらこれらの生長のスピードがおおむね揃っているようです。不思議です。
一方で、遅く発芽したほうはこの時はまだ芽は地上には見えていないようです。
(写真下部の棒の位置は、遅く発芽した種子のある1つの場所を表しています。)
そして時間が経ち、24:00に観察してみると・・・

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棒の部分からは芽が見えるようになり、先に芽が出ていた種子たちは背が伸びています。

これらは1㎝に満たない程度でしょうか。それでも1日の間で目に見えて変化が分かります。

10月10日(月曜日)最高気温25℃最低気温20℃

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10:45に観察したところ、昨夜と比べ伸びているように感じます。このときは1㎝程でしょうか。蒔いた種10個がすべてこのように子葉が出ており、近づきすぎてしまっているので間引きの必要だと感じました。種を蒔きすぎたと、反省しています。
ここでは間引きをしないで様子を見ることにしました。

10月11日(火曜日)

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茎も伸び、葉も次第に開いてきています。順調に生長していてとても嬉しいです。
たった5日でここまで茎が伸びるなんて、コマツナの生長の早さに驚きです。茎が伸びてくると、茎が折れてしまわないだろうかと不安です。


10月12日(水曜日)

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朝に観察した様子ですが、光が当たっていると子葉が開いているようです。
やはり、光に反応しているのでしょうか。また、葉はきれいな緑色をしていますね。健康そうです。

そしてここまでの観察で一つ気が付いたこと。最初、土は軽くかけただけでしたがしっかりと根を張り伸びています。とても細い根だったのに、土の中にそのまま伸びていったことに根の丈夫さを感じています。

また、ここまで生長してくると、水の管理や肥料のタイミングに気を付けなければならないと思っています。そして、間引きのタイミング。適切な間隔にしなければなりませんが、この鉢にいくつ残すべきでしょうか。この点は調べる必要があります。

そしてキャベツですが・・・

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今日(10月12日)五つあったうちの一つが発芽していました。シャーレに入れてから五日後です。少し発芽が遅いのかな?と感じていましたが、ようやく発芽してくれて安心しました。この種子は鉢の中央部において軽く土をかぶせておきました。


これから注意することとして、最近は室温も朝晩は20℃を下回るようにもなってきました。僕の部屋にはベランダが無いので外で栽培することは不可能であり、常に室内栽培です。幸い、窓は南向きなので日当たりは良く温度は下がりすぎないとは思いますが、温度には気を払おうと思っています。

もうすぐでこの展開ゼミが始まって1週間が経ちますが、毎日観察を続けていることで次第に愛着を感じるようになってきました。変化が大きいので観察がとても楽しいです。収穫の日が待ち遠しいですね。次回の投稿ではブロッコリースプラウトについても含めて報告したいと考えています。
以上。

コメント

理学部・福島さん

 遺伝の渡辺でございます。野菜という友達の健康管理も大事ですが、野菜の肥培管理をする方の健康管理、しっかりやって下さい。野菜がdownしますので。。。

 子葉が展開しているのを見ると、また、緑色もよい感じなので、光条件は、よいと思います。で、問題です。これは、昨年度、一昨年度も皆さんにいったことですが、水管理。乾燥したら、水をあげると言いましたが、どの写真も土はぬれていますね。同じようなパターンとして、農学部・内野さんが水のやりすぎだと思います。水管理がしっかりできているのは、農学部・沼澤です。これくらいなったら、水をあげてほしいなと感じるわけです。もちろん、土の中がどうかというのはありますが。いずれ、写真をよく見比べてみて下さい。水野やり過ぎに気がついてほしいのですが。。。

 子葉のあと、本葉が展開してきます。本葉が展開してきた時点で、徒長はあまりないと思います。農学部・開田さんのが、徒長気味というか、徒長です。それがないだけ、よいと思いますが、水管理がどれくらい大変か、理解してもらえたのではないかと思います。是非、他の受講生にもこの記事を読んで、「人の振り見て我が振り直せ」となってほしいです。


 わたなべしるす