東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

なかなか野菜が育たない理由を考えてみた(農:桂哲平)

2016年11月29日 (火)

間が空きましたが、現況報告を行いたいと思います。


ミズナ

 冒頭の写真は、本日11/29のミズナの様子です。田阪さんのミズナの様子と比べて、成長がだいぶ遅いなと感じます。追肥は2週間に1回行っていますが、記事を拝見するとあまり追肥は関係ないような・・・。となるとやはり、光と徒長に原因があるのではないかと思いました。前回の中間報告で暗い時間も大事であると知ったため、どうしても部屋が明るくなってしまう夜は、段ボール箱をかぶせて、暗さも確保するようにしています。Katsura-1129-01.JPG

次は徒長の問題ですが、ミズナは、上の写真のように同じ地点から葉が生えているため、重心がその地点にあり、現在不安定な状態なのではないかと考えました。やはり、植え替え等が必要なのでしょうか。きっと空いているはずの植木鉢の下のスペースを有効に使えないかと、全体を下げることはできないかと考えています。


アイスプラント(鉢植え)

 Katsura-1129-02.JPG上の写真は本日11/29のアイスプラントの様子です。今までに記事に載せたアイスプラントの写真と比べても毎回同じ写真なのではないかと思ってしまうほど、生長が全く見られません。追肥等も随時行っていますが、なかなか育ってくれません。前に参考にしたWebサイトも参考にしていますが、一番の原因は光ではと思っています。鉢の淵の高さのせいで光がさえぎられているのではないかと考えたためです。真上から光を当てて対応しようとしています。


アイスプラントの水耕栽培

 Katsura-1129-03.JPG上の写真は11/29のアイスプラントの様子ですが、前回の反省を生かし密閉容器で育てたかいもあり、まいた2つの種のうち、1本は発芽し、順調に伸びて、今にも子葉がしっかり開きそうです。また、スポンジに切り込みを入れたことにより、水の保水も上手に行っているみたいです。このまま観察を続けていきたいと思います。


 前回のオガタさんのコメントに合った通り、光を確保しようとベランダの手すりの上に鉢を置いていました。しかし、先週の地震を受け、当分の間は、危険なため控えています。また,なるたけ早くレッドキャベツスプラウトにも取り掛かろうと考えています。

2016/11/29 10:55 室温15.4℃ 湿度43%

コメント

桂さんこんにちは。

 ミズナの生長、遅いですね。食べられる大きさにすることを目指しましょう。今からの季節、追肥はそんなには必要ありません。とにかく光が当たるように(手すりはいけませんが)頑張りましょう。誰かの報告でアルミホイル反射板作戦がありました。なかなかいいアイデアだと思いました。応用できそうならそういう方法もいいですね。植え替えは根が傷む方が心配ですのでこのままいきましょう。植え替えより、もう少し大きくなったら茎のあまりないミズナには難しいかもしれませんが支柱がいいかもしれません。

 アイスプラント、水切れさせないように気長に見ましょう。スポンジ植えの物はいまのところいいですね。水管理に気を付けましょう。後は肥料分をどうやって与えるか、ですね。

 気を取り直してスプラウトに挑戦して下さい。生長の観察や食べるのを楽しみに。

また続いて報告お待ちします。ラボスタッフ・オガタ

- 追記 -

鉢土の上に点々と見えるのは、もしかして肥料でしょうか?もしそうなら量が多いのと、植物に近すぎです。ミズナは比較的耐える植物ですが、肥料の多すぎは根から水分を奪い取り、慢性的な水不足になります。根に触れない距離まで離して下さい。

園芸用の肥料では根に触れないと役にたたないタイプのものもありますが、お渡しした肥料はそうではありません。少し不足気味の方が失敗しにくいと思います。