東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

161012-161013 あっという間に植え替えです(文:村上敦哉)

2016年12月 6日 (火)

(前回の記事)

TOEFLが終わりました。
そのため時間が開いてしまいましたが、これで心置きなく記事が書けるかもしれません。
今週は複数記事の投稿が目標ですね。

前回の記事で写真について指摘がありましたが、
残っている写真で対応しているために希望に添えないものとなってしまいました。
アドバイスを生かすためにも、頻繁な投稿はすべきだったと反省する次第です。。
未来の受講生の皆さん、どうか反面教師にしてくださいね...!

さて、今日は小松菜とカリフラワーのお話です。
豆苗の話と行ったり来たりしてましたので、参考までに前回の様子のリンクを張り付けておきます。

この日に何をしたかというと、種子の発芽が確認されたということで、
植木鉢への植え替え作業を行いました。
12日に小松菜、13日にカリフラワーです。


まずは小松菜から。

Murakami-1012-01.jpg12日の15時過ぎには蒔いた6つすべてで発芽が確認できました!
白地に白い根ということで、発芽部分の横には赤でマーキングしましたが、分かっていただけるでしょうか?

写真手前のものは異様に長いですね。
窓に近かったのが写真手前側だったのですが、もしかしたらそのあたりも関係してくるのかもしれません。

Murakami-1012-00.JPGのサムネイル画像拡大するとこのような感じです。
中間報告で使った写真と同じものですが。。

こうやってよく観察してみると、この種だけに見られたのが、根毛のようなもの。
長さ8㎜ほどの主根からおびただしい数の根毛が出てました。
表面積を大きくして水をたくさん吸って、早く成長したいんだ、と言わんばかりです。

これ以上やるとろ紙に根が絡んでほどけなくなると思い(この時はまだ大丈夫でした)、
小松菜に関してはこの日に植え替えを行いました。

Murakami-1012-02.JPG確実に成長させたいなと思ったので、根が長く伸びているものほど南向きになるように配置しました。
11月末までは屋外で生育しても大丈夫だと、小松菜農家さんから教わっていたので、
しばらくは自宅の2階ベランダで育てます。

ちなみに、この小松菜農家さんは、ほぼ農薬を使わずに栽培されています。
自分も元肥は一切行わず、追肥も必要なタイミングまでは行わないで育てていきたいなと思います。
農家さんの小松菜に少しでも近づけていきたいです。

さて一方で、カリフラワー

Murakami-1012-03.JPG12日の段階では、種の一部分が白っぽくなってきていて、
いかにもここから発芽しそうだなというようにも見えましたが、
結局のところほとんどが発芽までは至っていませんでした。

Murakami-1012-04.jpgそれでも、実際に発芽したものも存在しており(追記:かなり見にくいですが赤でマーキングしました)、
こちらも植え替えは秒読みかなと考え、12日の段階でスタンバイをしておきました。

そして、翌日の13日。

Murakami-1013-01.JPGMurakami-1013-02.JPG正午の段階で左上の種子を除いて発芽しました
長さは1~4㎜。
夜中には手拭いでシャーレで包み、保温したこともあるのかもしれません(シャーレが曇っていたのもそのためでしょう)。
こちらは側根のようなものがみられた種子はありませんでしたが、
長さがまだ短いため、もう少し待てば出てくるものなのではないかと推測しています。

とはいえ、根が出たら植え替えをするのが良いというのが、初回の講義での教授内容でした。
そのため、こちらも鉢に植え替えです。
気温がまだ高かったこともあり、こちらもしばらくは小松菜と一緒に育てていく方針です。


次回は豆苗の報告にまた移ります。
最近の話をすると、おとといに豆苗の第2回の収穫を行いました。
小松菜やカリフラワーも寒さのせいか、成長速度が鈍化してきました。
水やりが必要なタイミングで数粒ほどずつ追肥をするようになりましたが、
何とかうまく育ってほしいです。

【データ】
10月13日正午
室温17.9℃、室内湿度60%
※11日と12日は欠測していました。申し訳ございません。


[閑話]
10月13日、この日には稲わらの回収作業をしてきました。
何に使うかというと、来年の「わらアート」の材料。
仙台市若林区の復興をアピールすべく、昨年・今年と制作してきました。
この稲わらも、実際に津波被災した農地でできたものです。

ちなみに、今年のわらアートは、好評のために期間が延長されました。
来年も多くの方に愛されるものにしたいですね。

コメント

村上さんこんにちは

 この記事は10月のものでしょうか。また今の状態をお知らせ下さい。発芽はうまく行って、無事に植えたようですね。

 写真はきれいですね。マーキングもいいことです。何より、背景が白紙なのがいいですね。ただ、皆さんにも言いますが、包んでも植物から熱が出ない以上、そんなに温度は変わりません。寒くなりましたので、気長に栽培を続けて下さい。コマツナ農家さんに聞いてこられたとのことです。そうですね。コマツナは比較的害虫が付きにくいですので、時期を選べば無農薬の可能なのですね。ちなみに私は毎年ホウレンソウは無農薬でぜんぜんオッケーですが、ブロッコリーなどは全然ダメです。

 それと、わらアート、どんだけ本格的なんでしょうか・・・この量では。

また今の報告お待ちしています。ラボスタッフ・オガタ