東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

成長しすぎ注意!大量収穫!(農:田阪初音)

2016年12月18日 (日)

こんにちは、農学部1年田阪です。先週末の吹奏楽部の定期演奏会で忙しく、さらにその疲れを引きずってしまい、2週間ぶりの投稿となってしまいました。なので、挽回すべく、いよいよ冬休みに入りますし、カイワレダイコンの第2弾を始めたら週2回の投稿を目標にします。

冒頭の写真は収穫して、お鍋にしたミズナです。白菜の葉と同化していますが、中央の2枚の豚肉の間あたりがミズナです。見にくいのですがちょっと茎があるのがわかっていただけるでしょうか。

ミズナ

63日目(129日 8時17分 室温19度 湿度50%)田阪初音ー12月18日ー1枚目.jpg

葉同士が絡みついてえらいことになっています。そろそろ食べないといけないと思います。

なぜなら、でかい葉が重なり、新しく下の方から生えてきた葉の成長が悪いからです。

温度計なのですが、ファンヒーターも正しいかどうかなんて確かに怪しいですね...仕方ないので、とりあえず百均温度計を記録しておくことにします。

67日目(1213日 916分 室温21度 湿度52%)

田阪初音ー12月18日ー2枚目.jpg

田阪初音ー12月18日ー3枚目.jpg

土の表面に白い根が見えていました。昨日はこんなものなかったはずなのに。

前回の記事へのラボスタッフ・オガタさんのコメントから、「根が回った」かもしれないと思ったので、まさかと思って鉢の底を観察してみると、田阪初音ー12月18日ー4枚目.jpg

完全に根が回ってしまっていました。

最近、土の水の吸収具合が悪いな、と思っていたのですが、これほどまでに鉢が根でパンパンなことを考えると、おそらく根が回ってしまった影響だと思いました。

(実は、この記事の投稿直前に沼澤さんの記事を拝見させていただいたのですが、ほとんど同じ事を考えていらっしゃったようです。決して、発想をパクったとか悪気があって、似たような記事になってしまったわけではないことをどうかご容赦ください。)

部の先輩で、趣味でお花を育てていらっしゃる方にうかがいますと、これは植え替えた方が良いとのことでした。

仙台駅付近には園芸店がなく、すぐに手に入る園芸用の土が百均のものしかないかと思っているのですが、新しい鉢は百均で良いとしても、百均の土を使うのは質の意味から少し抵抗があります...

百均の土でも、このままより植え替えた方が良いでしょうか。

69日目(1215日 1951分 室温21度 湿度49%)

根が回ったのは気になりますが、とりいそぎ食べてしまうことにしました。生えすぎてすごいことになってしまっているので。

キッチン用のはさみで、小さい葉は切り取らないように気をつけて、大きい葉から優先的にざくざく刈り取りました。田阪初音ー12月18日ー5枚目.jpg

大量です!一番大きい葉20センチくらいもありました。大きい!

これらは全部冒頭写真のお鍋の具材となりました。

刈り取った後の写真(刈り取る前の写真は67日目のものを参照。ほとんど変わらなかったので)田阪初音ー12月18日ー6枚目.jpg

これだけ刈り取ったのに、まだ生えています。正直、予想を上回る以上の成長ぶりにとまどうばかりです。

追記

27日から大阪に帰省するのですが、ミズナは実家暮らしの友人に預けようかと思っています。それから、カイワレダイコンの第2弾をと思っていたのですが、今からやって帰省中に枯らしてしまうより、大阪の方が暖かいですし、タネを持ち帰って最終発表までに書けるところまでやってみようと思います。(おそらく大阪でなら1週間の帰省中に収穫できるとは思います)

コメント

田阪さんこんにちは。

 吹奏楽部、お疲れ様です。先週末は定期演奏会でしたね。私は、北上市のウィンドアンサンブルの定演の方に聞きに行ってしまったのでそちらには行けませんでした。もしスカイブルードリームやってれば聞きたかったですね。数年前のさくらのうたやじゅげむに近い名曲だと思いますから。

 さて、鍋を上手に作られました。ミズナがちょっとわかりにくいですが。鉢のミズナもまあまあうまく育ちました。そうやって葉を取りながら長く利用して下さい。ただ、全体の収穫量がわかりにくいですので、このように写真で残すのがいいですね。根が回ったことに関しては、仕方のないことです。ただし、ミズナは葉を収穫して終わりますので、今から植え替えしなくてもいいでしょう。この程度ならまだ大丈夫です。確かに鉢花で長く育てるなら植え替えるのがいいでしょうが。

 話のついでですが、百均の土がなぜそんなによくないかというと、一つには粒子の崩れている場合が多いのです。そういう細かなカスのせいで目が詰まってしまいます。もう一つ、園芸用土には腐葉土などの腐植質が必ず入っていますが、それが未熟であったり過熟であったり、ランクが低いものが多いのです。すると、微生物的な要因で質が悪い、となります。それを知っていれば、色の変な土を選ばない、袋の底の砕けたカスのようなものまで使わない、肥料をマメに与える、といった対処法で充分使えます。

 大阪なら確かに置いて行かなくてはならないので、無理しない範囲で友達に頼んで下さい。奈良ではなくて大阪なんですね。そんなに仙台と気温変わらないと思います。まして室内なら。私が大阪住まいのころは、御堂筋の北の終わり、171沿いの箕面市でしたが寒かった記憶があります。

ではまた報告お待ちします。ラボスタッフ・オガタ


 追伸 遺伝の渡辺でございます。今朝ほど、オガタくんがコメントを書いてくれて、そのあと、気がついたことがあればと言うことで、追記だけしておきます。なべにして、食べたミズナ。緑の濃い部分ですよね。ハクサイは、畑にある状態であれば、外側の葉っぱも、それなりに緑ですが、ミズナはそれから比べると、遙かに緑が濃いと思います。その当たり、加工する前に、比べてみて下さい。

 あと、同じようなことを同じ頃に気がつくというのは、渡辺のボスの日向教授がよく話をしていました。同じ事を発想する方が、3人いると。なので、その中で負けないようにすること、それが大事と。。。なるほどと、思ったことがあります。この講義では、勝ち負けと言うことはないですが、将来、研究をしたり、色々な場面で、そうしたことにであうと思います。

 小さな葉っぱはそのまま、生育させれば、また大きくなると思います。大阪に帰省するとき、誰かにお願いするのがよいですね。もちろん、以前、開田さんの記事に書いたように、自動で水をやってくれる装置もあります。そんなのも参考にしてみて下さい。


 わたなべしるす