ホウレンソウとミニダイコンの発芽と移植(文:中里早希)
2017年10月11日 (水)
はじめまして。文学部1年の中里早希です。
目標は、野菜を最後まで育て収穫すること、文章力・表現力を養うことです。
写真の説明ですが、このダイコンは本学附属図書館の吉植さんから頂いたものです。
とても美味しかったので、私もこのような野菜を育てたいです。
・植木鉢(大きいものと小さいものを1つずつ)
・土
・肥料
・プラスチックコップ(豆苗栽培用)
・名札
・シャーレ
・ろ紙
・野菜の種(ホウレンソウ・ミニダイコン・豆苗)
ホウレンソウは、冬になると甘いと聞いたことがあったため、ミニダイコンは仙台に来てからダイコンを一度も購入していなかったため食べたいと思い選びました。豆苗を選んだのはなんとなくです。
・段ボール
・温湿度計
・じょうろの口
・植木鉢の皿
段ボールは、ホウレンソウを育てる際、日中だけでなく夜間も明るい環境に置くと育ちすぎてしまうと聞き、暗室用に使います。じょうろの口はペットボトルにつけて使います。
種の袋によると、
ホウレンソウ
・発芽適温 15~20度
・生育適温 15~20度
・発芽日数 5~7日
ミニダイコン
・発芽適温 25度前後
・生育適温 20度前後
・発芽日数 3~5日
です。
10月7日9時22分 温度20.5度 湿度84%
まず、ホウレンソウから発芽させることにしました。ミニダイコンも一緒に行おうと思っていたのですが、この日の気温はミニダイコンを発芽させるには低いと思い、ミニダイコンの発芽は延期しました。写真のホウレンソウの種は、5㎜くらいの大きさをしており、表面が固いです。
昨年度の平岩さんの記事のコメントを読み、何の種か分かるように、ろ紙に鉛筆で種の名前を書きました。ホウレンソウの種を8粒用意し、涼しい暗所に置きました。
ホウレンソウの種は固いので発芽するまでに時間がかかると思い、気長に待つことにしました。
10月9日10時3分 温度24度 湿度77%
ホウレンソウを植えた10月7日より暖かったので、ミニダイコンの種も発芽させることにしました。
ミニダイコンの種は大きさは5㎜くらいで、ホウレンソウに比べて角がなくつるっとした感じです。ミニダイコンの種を10粒まき、ホウレンソウの種と同様に涼しい暗所に置きました。この時、7日にまいたホウレンソウの種の様子を確認しました。近くで見ないとよくわかりませんが、種の先が割れてるものがありました。
10月9日23時48分 気温25度 湿度68%
ミニダイコンの種をまいてから12時間以上たったので、種の様子を確認してみると、発芽してます!!しかも、ホウレンソウの種もミニダイコンの種も両方とも!!
急な変化だったため驚きました。特にホウレンソウの方は、まいて1日目と3日目午前中の変化よりも、3日目午前中と3日目夜の変化の方が大きく感じました。ミニダイコンもたった12時間で発芽してすごいですね。
種だけの写真を撮った時見にくいと感じたため、簡単なスケッチと一緒に写真を撮りました。ホウレンソウの芽は細めで、ミニダイコンの芽は太めです。
発芽した種の中からホウレンソウは3つ、ミニダイコンは2つ選び、植木鉢の方に移植します。上の写真の種が移植するものです。
小さい植木鉢にホウレンソウ、大きい植木鉢にミニダイコンを移植しました。上記でもあげた平岩さんの記事のコメントに、種を移植する前に土に水をかけておくといいと書かれていたので、私も同じようにしました。
移植後は、部屋の窓際に植木鉢を移動しました。私の家にはベランダがないので、完全に室内で栽培します。
今後は、もう少し写真をうまく撮りたいです。また、植物に関する情報を集めたいと思います。
では、また後日。
コメント
文学部・中里さん
遺伝の渡辺でございます。最初の写真のダイコンに葉っぱがつけてあるのは、これから葉っぱも食するというのでしょうか。ダイコンの大きさも違っていて、最初を飾る写真としてはよいと思います。と、コメントを書きながら、記事を読んでいたら、図書館の方に頂いたものですか。渡辺も講義でお世話になった方です。野菜を栽培されているとは聞いていましたが、よいメンターがいますね。是非、図書館の吉植さんにも指導してもらって下さい。こちらが配布した資料をきちんと読んで、発芽適温を調べているのは、よいことです。他の方も見てはいるのかもしれないですが。今くらいの気温で、室内であれば、20oCを少し超えるくらいではないでしょうか。なので、ホウレンソウ、ダイコンともよいと思います。あと、渡辺のコメントを読んでくれたからでしょうか。ろ紙に鉛筆で作物名を書いているのはGoodです。
ホウレンソウは、発芽に時間がかかりますね。ダイコンは比較的速いと思います。あと、自信でも気にしていましたが、写真の撮り方、シャーレと物差しを一度、写真にすれば、あとはよいと思いますが、適宜、物差しを入れてみることですね。それから、発芽の様子をスケッチしていること。これは、実は、写真を撮るよりもすばらしいことです。写真を撮ったら、それでできたになりますが、スケッチをしてみると、どこから発芽しているとか、どこのような形などを意識できます。何より、全体にピントを合わせて書くことができるということです。なので、これというとき、是非、スケッチをすることを継続してみて下さい。あらかじめ、水をあげておいて、準備することを先輩に学んでいるのもよいですね。
わたなべしるす
PS. 室内栽培の時、日照を取るために、窓際の栽培など、たくさんの情報を集めて、栽培をしてみて下さい。
ー 追記 -
ホウレンソウは他のものより強い光を要求しますので、室内栽培はなかなかチャレンジングになります。
去年記事などを参考にして、光の当て方を工夫してみて下さい。ネタバレになりますが去年はアルミホイルの反射板などの工夫がありました。それと、長日植物というキーワードで探ってみるとホウレンソウの注意事項が見えると思います。
冬にホウレンソウ(キャベツなども)が甘くなるのは、植物が凍結防止に糖分を細胞に貯めこむ、という理由もあります。文系の方でも凝固点降下などの化学を習いましたでしょうか。
ちなみにうちの娘はとにかく野菜嫌いで(女の子は長じると皆野菜サラダとか好きになるというのは嘘だった!!)、牛丼でもタマネギ食べないくらいなのですが(将来小学校教師になったら給食食べることになるんだが大丈夫か?)、寒い時期のホウレンソウだけは喜んで食べます。なので私は家の庭でこの時期ホウレンソウを播いて育てています。
さて、話は戻って発芽の様子です。どちらも双子葉植物で発芽の様式自体は同じですが細かなところで違いもありますので観察してみて下さい。種に土を被せていないようですが1、2日観察したら、種がうっすら見えなくなるくらいに被せた方がよいように思います。根は土に入っていきますが油断すると乾いてしまいますから。
ではまたアップお待ちしています。
ラボスタッフ・オガタ