東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価(5/9)

2017年5月10日 (水)

 連休中、ずいぶんと夏のような日差しだったですが、少し涼しい日も。涼しいと言うよりも寒いという感じは否めないのですが。。そんな寒暖の差が大きいからでしょうか。最初は、花粉症だと、黄砂(PM2.5を含む)を吸ったから、そのアレルギーと言われたのですが、どうやら、ちゃんと風邪引きだったようで。。。少し休みがほしいこの頃です。

 さて、4月にも広報してありました、図書館での講義「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」。今年度は昨年度と同じように、1コマが講義、もう1コマが自習という体制。1コマ目は「自然科学における論文作成の実際」。渡辺の2コマアトには文学部の山田先生が社会科学系のということでお話しを頂くわけですが。。レポートに関係しつつ、実際の論文作成の現場というか、こんなことに注意すると言うことを。

20170510091800-8376fe08c436e82283946c2284b5eb02709f2c79.JPG 最初は、渡辺の研究紹介。あまりしゃべりすぎると、後半で時間が足りないと言うことになるのですが、少し自家不和合性とその研究の歴史を。もちろん、恒例となった「作物の花の名前」については、今年も継承。最後のところに、順番に記しておきます。参考にして下さい。というか、食べ物は多くの場合、花が咲いたあとに、結実するものが多いです。それを知って、なるほどと思ってほしいなと。続いて、情報をどうやって集めるのか。netの時代。たくさんのdatabaseはあるわけです。それをいかに活用するのか。うまく活用できれば。。。細かなことは、また、来週の実習で。

20170510091848-bd22bfafa51936673150ff3e7f47fdbdc063e55d.JPG 次に大事なことは、論文、レポートをいかに書くか。色々な教科書のようなものがありますが、なるほどと思ったのが、この本。これを参考にして、紹介を。もちろん、他にも色々な類似の本はありますが、タイトルのインパクトにまけた。。。という感じで、買った本です。このタイトルは、別に論文でなくても、色々なことに置き換えれば。。。次に、論文をどこから書き始めるのか。それはそれぞれ、師匠に依存すると。師匠がどの様なスタンスかによって、物事が変わるわけです。渡辺は、材料及び方法当たりから書き始めて、引用文献を整理して、結果、結論に。合間に謝辞を書いておいて、イントロ、要旨、タイトルでしょうか。いずれ、日向先生に教えて頂いたことを実行しているわけです。あと、論文を書いたときの体裁。これも大事なこと。サイエンスの中身とは関係ないと思うかも知れないですが。。

20170510091724-069d2aefcb2c3b0356979a599fc6ce659f590acb.JPG そんなレポート、論文の書き方のあとは、論文・雑誌、個人の評価について。Impact Factor被引用数、h-indexの意味と使われ方。意味が分かれば、自分がやってみたい研究室、教員の評価であったり、もちろん、将来の自分であったり。あと、InformationとIntelligenceの違いというか、そのニュアンスをどう理解するか。そうした情報、戦略を学ぶための参考書も。あわせて、もう1人の師匠というか、お世話になった磯貝先生の記事があるHPについても紹介を。また、自然科学であれば、Nature, Scienceを目指してほしいと言うことを最後に。そのための方策も。。。。来週はmainに、今回の検索を実習と言うことで。講義の設定などでお世話になった附属図書館・情報サービス課参考調査係・吉植様をはじめとする関係の皆様、ありがとうございました。無事、半分、完了できました。


 わたなべしるす

 PS. 講義のスライド順に登場した花は、ダイコン、ニンジン、サトウキビ、ビワ、サトイモ、カキ、バナナ、リンゴ、シソ、ゴマ、オクラ、キウイ、ミカン、イチゴ、イチジク、ブルーベリー、ネギ、トウモロコシ、エンドウ、アスパラガス、イネ、パイナップル、クリ、ナス、キュウリ、パッションフルーツ、キャベツ、サツマイモ、コーヒーでした。改めて、何かを調べて見るもよし、へーと思うも。。いずれ、何かの刺激になれば。。。


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