東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

反省とこれから(農:堀井菜摘)

2017年11月13日 (月)

こんにちは。1年堀井菜摘です。前回の投稿からだいぶ間が空いてしまい、反省しております。

蛇足ですが上の写真は間引きした芽を飾り付けに使ったリゾットです(芽が小さいため味を感じませんでしたが...)。

さて、私が育てているミニハクサイですが、記事を書きためている間にほぼ枯れてしまいました。

本来ならば早急に記事を書き助言をいただくべきでした。

もし可能であるならば、反省を活かしもう一度最初から種から育て直したいです。

それでは以下、ミニハクサイの生育記録です。

10月26日 8:15 20℃20171113190136-eef7672be2bab774f1ad4691216400646a6afe13.JPG

20171113190315-8267056579e3a2dc5e745e5d21f419501a13bc79.JPG気温的にも天気的にも絶好の成長日より(のはずでした)。

100均で購入した土がさらさら(粒子が細かい?)なせいか、水を与えると土が流動してしまうことに気づきました。畑では土に空気を含ませふわふわの状態にすると聞いたことがありますが、それと同じ状態であるとプラスに受け取っていいのか...

また、ベランダの立地的に日光が十分に当たらないことに気がつきました。

10月27日 9:53  20℃20171113190508-588d1458c00d50b7b4fcca5c49f987ab6532de64.JPG

20171113190623-1550f640d3c3c1087d3b7891748a5174915250d3.JPG向かって左の芽のみが突如しなびました。

右の芽と比べて葉も薄くなり、一日で変化してしまったことに驚きました。

10月31日 9:15 18℃20171113191049-d8e53144404d3b5a9c97a5e56e34058300fe02bc.JPG

20171113190931-bd5cdbf6acefa34bcd0a3cd3b48487d31eaa7d38.JPG左の芽(上写真)は日光に当てても日に日に張りがなくなっていきましたが、右の芽(下写真)は新たに葉身が出てきました。

子葉とは形が異なっています。

11月7日 10:16 20℃20171113191244-fce5d04ffb3694425c8dbd98fb509824b9431e64.JPG

新たに葉がでてきたのはいいものの、子葉の付け根が枯れだしました。

完全に水不足です。水受けにまだ水が溜まってるからといって水やりをしないという勝手な判断をしてしまいました...

11月13日 9:15 20℃20171113191453-0b82ac40e578e49baafc6852a571e0d0297821fa.JPG

アップで写真を撮るとピントが合わずぼやけてしまいますね。子葉が枯れ、ほぼ白化してしまいましたが、二つ目の新しい芽が出始めました。中央の二枚の葉はまだ緑色をしているため、完全には死んでいないと思います。これから新しく植える種と一緒に引き続き育てます。

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なぜ私のミニハクサイは育たなかったか考えました。田村さん宅のミニハクサイの様子を見ると、芽が出てから4日程度で既に徒長が始まっています。これは私のミニハクサイでも確認しました。しかし、土寄せ後から田村さんのと私のとで大きく差が出たように思います。土寄せ後約2週間で徒長も葉の生長が見られるのに対し、私のは徒長の兆候すら見えませんでした。そうなった理由として

①夜も外に置いていたため、気温の低さが成長を阻害した。

②水やりの量や頻度が適切でなかった。

③日光が十分でなかった。

ことが考えられました。土寄せの時の土は肥料入りのものを用いたため、養分不足ではないと思います。逆に養分過多の可能性も...そもそも私が育て方のサイトを参考にしなかったのが第一の原因です。

中間報告まで日にちが少ししかないですが、今までの記録と新しく始める分で、主に反省となると思いますが書いていこうと思います。そして、後半からはより内容を濃く、更新頻度もあげていきたいと思います。頑張ります。

コメント

堀井さんこんにちは。

 リゾットは大変良さげですね。私もよく分からないのですが、リゾットは炊いた米から作るものでしたっけ。パエリアとピラフとごっちゃになります。ババロアとムースとパンナコッタとティラミスの違いのような、分かったような分からないような・・

 報告は、日付・時間や温度が書いてあるのは良いことです。しかし肝心の植物は枯れてしまったようですね。途中経過が分からなかったので、なんともしようがない状態になってしまいました。

 原因は明らかに水切れです。回復はほぼ見込めないと思いましょう。日光不足や他の悪条件ではここまで急激な変化はしません。鉢受けに水があってもそれで土に水が行くとは限りません。イメージをしましょう。鉢受けの水が鉢内のどれくらいの土に浸っているのか、そこから上まで水が昇りきれるのか、です。例えば数日家を空ける場合、鉢受けに水をたっぷり入れた状態なら保ちますが、それは結構水深があって土に浸る距離がとれている場合ですね。

 この場合はもう一つ悪条件があって、百均の土は若干雑なグレードで、繊維分が粗いものが多いのです。するといったん乾くと水を含みにくいことがあります。付け加えると違う種類の土が接している部分では水のやり取りが遮断されることもあります。この場合そういったこともあって表面から中の土の状態が分かりにくかったのかと思います。そんな時は鉢の縁からいったん掘るとか、割り箸を入れて水分を確認するなどの方法を取りましょう。

 今年の受講生は例年と違い、乾燥で傷めることが多いようです。普通は可愛がり過ぎて水をやり過ぎることが圧倒的に多いのですが。今年の方は慎重なんですね。水をやる時には植物にやるという以上に鉢の土全てを水没させるくらいの勢いでやって下さい。

 今からの播き直しは、けっこう低温ですのでペトリ皿で確実に発芽させて鉢に移して下さい。子葉が展開したらまだ屋外で結構ですので日光に当てて下さい。今回萎びてしまったのは残念ですが、植物はそれでも最後まで本葉を展開しようと頑張ってくれました。力尽きましたが・・

 スプラウト分の報告はできるでしょうか。そちらの状態は分からないですが、何かの結果が得られたと思います。万が一それもうまくいってなければやり直して下さい。まだ間に合います。ハクサイの播き直した分の報告はそれはそれで重要なのですが、最小限スプラウト分で書けるところは書いてみてください。

 それではまたお待ちしております。

 ラボスタッフ・オガタ