ミズナとハクサイの成長（農：平澤花織）
2017年11月19日 (日)
こんにちは、農学部の平澤です。
今日(2017/11/19)朝9時頃、窓の外を見ると雪がちらついていて驚きました。仙台では11月から雪が降るのですね。
2017/11/19 天気: 曇り 最高/最低気温(予報): 7℃/4℃ (参考: Yahoo! 天気・災害)
ミズナとハクサイの成長の報告をします。まずはミズナから。
葉の枚数は左下の株が20枚ほど、他2つは13枚でした。葉の大きさは一番大きいもので、付け根から先端までの長さが12cm、一番長い部分で幅が4cmです。水やりをしても倒れなくなりました。根がしっかりと張ってきたようですね。葉が混み合っていますが、間引きすべきでしょうか？まだ葉の枚数的にも、大きさ的にも間引いて食べるには早い気がしたので今週は間引きはしませんでしたが。
ミズナは新しい本葉が外側の葉と葉の間からも出るのですね。今まで栽培したことのある植物(トマト、ナス、サツマイモ、じゃがいも、ダイコン、ニンジンなど)ではこのような本葉の生え方をしていなかったので驚きました。これはミズナ特有の現象なのでしょうか？気になるので、他の植物(特にホウレンソウやコマツナのような葉物野菜)を栽培されている方、もしよろしかったらこのような本葉の生え方をしているかどうか報告していただけると幸いです。
次にハクサイの報告です。
しおれた方のハクサイはまだ復活の兆しを見せません。葉の成長は止まったようで、一番大きい葉でも付け根から先端までの長さが5cm、一番長いところの幅が3.5cm程です。色も順調なハクサイと比べて濃い緑色をしています。葉の枚数は計8枚です。外側の葉4枚はしおれてしまっていますが、内側の葉4枚はまだしおれていません。水分を新しい葉に集中して送っているためでしょうか。諦めずに温室の中で復活を待ちたいと思います。
順調な方のハクサイは葉の枚数が10枚になりました。一番大きな葉で、付け根から先端までの長さは12cm、一番長いところで幅は7cmです。前回の更新時は葉の枚数が8枚だったので1週間で2枚も増えたことになります。成長が早いですね。葉が植木鉢を覆っているせいか、土の乾きは遅いです。水やりのタイミングを気をつけなければいけませんね。それから3回目の記事で触れたトライコームですが、葉の縁に多く生えるようですね。トライコームには害虫を避ける役割がある(参考: 日本植物生理学会のサイト)ので、太い維管束のある葉の中央部へ虫を寄せ付けないように葉の縁に密集しているのでしょうか。
今回の更新はこの辺りにしておこうと思います。引き続き栽培と観察に励みたいと思います。
コメント
平澤さんこんにちは。
仙台の雪は例年であれば11月ということはないのですが、今年は寒いですね。若者は寒さを吹き飛ばすパワーがあるのでいいと思いますが、年寄りにはなかなか辛いものです。１２月に仙台はイルミネーション点灯したり、街中でスケートリンク作ったりしますが、その頃は本気で寒いですので今の内から冬服を買って準備して下さい。思いっきり厚手のが一枚あれば、調節効きますよ。私もこの季節、娘とパルコに行ってアンクルージュのコートなど買ったものでした。正直、しまむらも生協もユニクロも区別付かないのですが・・
さて、ミズナの成長はたいしたものです。収穫期に近付いていますね。間引きについてですが、ミズナは葉が細いので間引きは急がなくとも大丈夫です。もしも葉の重なりが気になるようでしたら、大きな葉からちぎって収穫して食べてもいいと思います。しかし株を大きく育てるのを目標にするならいずれ間引いてもいいですね。判断はお任せします。
本葉が小さく横から出てきたのは、いわゆる側枝というもので、横芽が成長していると思います。しかしよく気が付かれましたね！ これは褒めてあげたいところです。
ハクサイは、よここまで回復しました。今の段階で萎れている葉だけは残念ながら枯死すると思います。水が足らずに原形質分離をした細胞は早く対処すれば立ち直りますが、タンパク変性をしてしまうと細胞はもう死んでしまいます。まあ、株全体としてはこの先ちょっと出遅れるとは思いますが成長していきますよ。
他の順調なハクサイは楽しみですね。どんどん大きくして、ラスボスである結球に挑戦しましょう。報告頂ければその時点での対処をまたお話しします。
また、アップお待ちしています。
ラボスタッフ・オガタ
