東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

栽培の様子:春菊と豆苗の成長⑦(宮一高:直江彩花)

2017年11月26日 (日)

今日(11/26)は、クイーンズ駅伝が松島~仙台間でありました。選手の皆さんの走りに学ぶことが多いです。私も中学1、2年の時にクイーンズ駅伝の日に応援に行って、宮城野原の陸上競技場でゴールする選手達の姿を見て感激した覚えがあります。力を振り絞って懸命に走るところが本当にすごいです。毎日の練習の成果を試合当日に発揮できるように私も見習いたいと思いました。

さて、今週の春菊と豆苗の成長記録を報告したいと思います。


(1)春菊

11月24日(金)21:00 ~栽培50日目~ 晴れ(昼に雪が突然降りました) 7度

今週は先週と比較して、さらに気温が下がりました。最高気温が6度や7度だと人間も寒くて外に出るのが億劫になる季節です。 「栽培の様子⑥の投稿記事の際の渡辺先生のコメント」を参考に今週肥料を撒いてみました。春菊の根本周辺の土の中に4~5粒程ずつ埋め込んで、水を180ml程与えました。寒さのせいで近頃の成長はスローですが、頑張って育っている感じが伝わってきます。施肥をすることで、さらに栄養補給で元気になってくれたら嬉しいです。

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一番初めに出てきた本葉の間から次に生まれ出てきた本葉は、先週よりもさらに大きくなってきました。寒さの中でも、このように成長してくる本葉を見ると、安心します。

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11月25日(土)20:00~栽培51日目~曇り(時々雨)6度

今日も寒いです。時々雨がちらついていました。

「中間報告の時に書いた」就眠運動と思われる様子を記録してみました。夜が更けていくとだんだんと本葉が上を向いて閉じていくのです。まるで開いたはさみの刃が、閉じていくかのような感じです。とても面白いです。植物にも「体内時計」があると思うと神秘的な気持ちになりました。

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一度萎れて復活した春菊の様子です。こちらも順調に育っています。どこまで大きく成長できるか随時報告していきます。本葉の間に出来た小さい本葉がさらに成長しています。

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(2)豆苗

11月25日(火)20:00 ~栽培17日目~ (室温21度 湿度68%) ※3回目栽培中です

3回目の豆苗栽培に期待した、自分の予想3本は、結果的に1本成長に終わりそうです。下の画像がその様子です。

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毎日、水を交換しましたが、豆の中に栄養がほぼ残っていないと思われます。但し、1本の成長はめまぐるしく19㎝まで伸びました。先週(11/17現在)14㎝の報告をしましたので、1週間で約5㎝の成長です。赤丸で囲った部分が現在の位置です。

他の豆苗については、青丸で囲った部分は全て成長が止まった部分です。先端の部分を見ていただくとわかると思うのですが、黒ずんでいます。これは、2回目栽培時に成長した豆苗を、はさみを入れて切った部分が黒ずんでいます。茎自体そのものはどの豆苗も多少伸びがあったようですが、新芽を出すという成長はほぼ見られませんでした。一番上の青丸で囲っている部分に関しては、左側に新芽が出てきたのですが、今は成長が止まり、枯れています。これ以上は成長は見込めないようです。そろそろ、最後の1本の豆苗にはさみを入れようかと思ってます。こちらは次回の報告とさせていただきます。


2.感想

今日(11/26)は少し風はありましたが、比較的日差しも出ており、春菊にとっては恵みの太陽だったと思います。気温も15度まで上がりました。成長はゆっくり気味になってきてはいますが、少しでも大きく育ってくれるように寒さ対策なども考えていかなければ、と思っています。豆苗は3本成長の予想は外れましたが、1本だけ成長してくれてますので、この後どこまで茎を伸ばせるか来週報告したいと思います。中間報告でも述べましたが、植物の成長を見守るのが日課となり、とても楽しいです。春菊を大きく成長させられるようにこれからも頑張りたいと思います。

コメント

直江さんこんにちは。

 学校の課題も多い中、報告を上げて下さりありがとうございます。

 駅伝、テレビで見るとわかりにくいですが、実際に見るとすんごく速く走っているのでびっくりします。いや、素人が全力で走るくらいの速さですね! 走るといえば、すイエんサーなどでよく走るコツ、みたいなことを特集されたりします。陸上の人からすると基礎の基礎のことだと思うのですが、なるほどと納得します。惜しむらくは自分が小学校のときから知っていればよかったのになあ、と思います。体育の授業は理屈も何もなく、単にやってたようなものですから。

 練習と本番の差、これはもう考えても仕方ないものです。本番に弱い人強い人がいますが、これも才能の中のこと、そういうもんだと思いましょう。ですから、自分はこういうものだと開き直って淡々としているのがいいと思いますよ。昔、二高で野球部の連中が、試合に勝ったりすると「何だ、また休みが潰れるじゃねーか」などと文句言ってたように思います。そんなやる気の全くないチームが、意外にまた試合に勝ったりするもので、本気で勝ちにいくよりも気が抜けている方が結果出すこともあるのだな、と思ったりしたものでした。

 さて、植物の様子ですが、シュンギクは成長が遅いものですが、逆に低温には強い植物です。根気よく育てていればゆっくり大きくなっていきますよ。就眠運動、よく観察されました。画像も分かりやすいですね。

 トウミョウの三回目、一本だけ伸びましたか。その程度が限界なこと、私も知識が増えました。移行の受講の参考にさせて頂きます。

 そしてその限界を知るマークとして切り口の黒ずみを見ているのがいいですね。それを基準にしないと分かりにくいところでした。

 これからも報告お待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ