東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

帰仙(工:田村秀人)

2018年1月 5日 (金)

こんにちは、年末に風邪をひいてまだ引きずっている工学部田村です。


実家から帰ってきての変化について報告します。

水は前回のとおり、経験則的に大丈夫だという量をあげていきました。

帰ってくると、

20180105202704-87f568a80651fb32ebae98e8e9c2f83b7dfc556b.jpg受け皿にためておいた水はハクサイ、ロマネスコともにまったくなくなっていました。しかしながら土の表面はまだ湿っていたので水の量としてはちょうどよかったのではないかと思われます。植物たちの様子も出ていく前とさほど変わってはいませんでした。


前々回の渡辺教授のコメントでロマネスコの花蕾形成には一定の低温が必要だということを教えていただきました。しかしながら、ベランダに鉢を置くのは不安なのでどうにか室内で対処できないかと考えたところ、栽培スペースを拡張する前に鉢を置いていた窓のサッシ付近は温度を計ってみると窓からの冷気もあってか9度ほどしかないことに気づきました。そこでロマネスコ2つは窓サッシに移動することとしました。

20180105204133-4d7844fde031a5bb991f0f11368c8dc9ed4e56cf.JPGまた、温度の安定のために近くに水を入れたペットボトルも置くことにしました。

もうすぐ2セメスターも終わってしまいますが観察を続けていきたいと思います。

コメント

工学部・田村さん

 あけましておめでとうございます。遺伝の渡辺でございます。残り少ない展開ゼミですが、がんばって下さい。「経験則」という言葉から、この数ヶ月で、しっかり植物を観察して、何が変化し、何を見ていればよいのかということをつかんだのだと思います。たいしたものです。この経験則を導き出した観察力は、これからの工学の専門などの講義にもきっと活かされると思います。土が湿っていたということは、少なくともあと、数日は余裕があったということですね。ロマネスコ、9oCですか。夜温はこれでよいと思います。日中の温度がどれくらいまで、あがるか。そこを観察してみてください。昼温が15-20oCになるようでしたら、花蕾をつけるのが難しくなってくるかも。。いずれ、昼温の変化を休みの日に記録をつけてみて下さい。もちろん、水をおくと、温度は安定すると思います。その点は、工夫がされていると思います。

 このあと、ラボスタッフのオガタくんがコメントを書いてくれると思いますので、参考にして下さい。では、今年もがんばって下さい。投稿も楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす



ー 追記 ー

 受け皿の水が全く無いとは、私も実は予想していませんでした。家を空けていれば温度が高くなることはないと思ったので。まあ、数日の猶予があるくらいで丁度良いくらいでした。

 水のペットボトル、素直に試していただいてありがとうございます。それと温度設定を細かく気にされているのもいいですね。これで花蕾形成するのかどうか、こちらも興味を持っています。栽培用温室ならいざ知らず、普通の住居(しかも一人)で一日の温度がどう変化しているのか、全く予想がつきません。そのためこちらもデータはなく、手探りなのです。今回の結果は、来年以降にアドバイスする上で貴重な示唆を与えるものになりそうです。成長自体は見る限り順調なので、そこがキーですね。

 それではまたアップお待ちしています。

 ラボスタッフ・オガタ