東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

最終発表(経:遠藤真由)

2018年1月15日 (月)

 皆さんこんにちは。この講義ももう最終発表のまとめの時期に入るということで時の経過の早さに驚いています。去年を振り返ると自分に大きな影響を与えたことが多く怒涛の1年間でした。この調子で今年もあっという間に過ぎ去ってしまうのだと思いますが、自分の目標をもって大切にしていきたいです。それでは最終発表に入ります。私の中間発表で掲げた目標は① 講義が終わるまで記事を12回アップロードする② いろいろな視点から観察する眼を身に付ける③ ハツカダイコンを最後まで育てて食べるの三つですが、どのくらい達成できたかも含めて発表としたいと思います。


(1) 想像していたよりも大変だったこと、意外とうまくいったことなど栽培について感じたこと

栽培していて思ったよりも大変だったことは毎日の観察です。中間発表では植物の生命力に驚いたと述べましたが、植物は日々目まぐるしく生長し続け待ってはくれないので自分が忙しい時でも毎日観察を続けなければいけないのはなかなか苦労しました。特に最近の事例で言うと、カイワレダイコンの育つスピードの速さには驚きました。前の日の朝6時に長さを測ったときは6㎝だったのに翌日の同時刻に計測すると8㎝に成長していました。また栽培の上で植物つかみきれない面を感じました。少し日照不足であったり、水が足りなかったり、肥料が土の表面に残っていたり、移植の際に根が傷ついたりという私にとって些細に思えることが原因で植物がしおれたり枯れたりする繊細さがある一方で、冬の寒さにさらされたら枯れてしまうのではないかと思い室内で栽培していたのを外に出したところ、むしろ室内に置いていた時よりも状態が良くなるなど予想に反して強いところは不思議に思いました。最近では霜が降りてしまい、瀕死状態になり始めは焦って室内の暖かい場所に置きましたが、オガタさんのアドバイスを見て、人間にとってちょうどよい温度でも植物にとっては火傷と同じ状態になってしまうことを知り、人間目線でしか考えていない自分に気が付きました。様々な視点から考えるという意味では植物の視点から考えるということも非常に勉強になりました。そしてこれはただの率直な感想ですが、普段野菜を育てている農家の方は本当にすごいと感じました。私が今回挑戦したのはハツカダイコンとカイワレダイコンという初心者にも育てやすい品種でしたが、それでも手間がかかりうまく育たないこともあったからです。これからはスーパーで野菜を目にするときにまた違って感謝と尊敬の気持ちが強くなりました。自分でカイワレダイコンを収穫したときは思わずうれしくなってしまいました。

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コメント

経済学部・遠藤さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。最終発表を拝見しました。こちらからの課題は、(1)~(6)の6つあったと思います。現在、HPで公開されているのは、(1)だけです。書きかけで、投稿されたのでしょうか。文字数も数えて、投稿して下さい。これで最終版であれば、それで評価を行いますので、お知らせ下さい。続きを見つけたら、また、コメントをしますので。


 わたなべしるす




ー 追記 ー

 先ずはいろいろな知見を得たことが収穫ですね。ハツカダイコンとカイワレの栽培、やはり初めてのチャレンジは思わぬことが多々あり、なかなか大変だろうな、と思います。しかし少なくともカイワレは形になり収穫して食べられるようになりました。

 これから先、植物を育てることは必ずある(野菜でなくとも鉢植えの花でも)ので、そのノウハウを身に付けるという意味でも有意義だったと思います。

 試行錯誤も、このゼミに限らず人生いつもあるものです。当たり前なこと書いてしまいましたが何歳でもいつでも本当にあるものです・・

 ゼミの狙いの一つである科学的見方がわずかでも分かりましたでしょうか。客観的な観測、記録と解析、仮説、こんな実践的なゼミでもやろうと思えば様々なことができるもので、皆さんそれぞれの方向で試されていますね。遠藤さんも温室作りなど頑張って工夫してくれました。

 ついでながら画像で見るサラダ、実に上手く作りましたね。卵をきれいに分けているのが印象的です。しかも多量です。入っている野菜、よく見たらレタス(キク科)以外はみんなアブラナ科ですね。

 投稿回数も終盤よく上げてくれました。

 最終報告、たぶん途中で上げてしまったので半端に見えるのだと思います。残りの項目も記載して、また上げて下さい。お待ちしております。

 ラボスタッフ・オガタ