東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【4】中間発表 -自己管理と栽培-(工:金井凌雅)

2019年11月22日 (金)

皆さん、こんにちは。

投稿回数がなかなか伸びない自分ですが、中間発表をしていきたいと思います。


[1]ここまでの栽培において、一番驚いたことは何か?

 10月12日に栽培を始めて現在(11月21日)と約二か月が経とうとしていますが、自分の栽培について思うことは、なかなかに不誠実であったなということです。1週間ほど放置してしまったこともありますし、徒長の兆候があるにも関わらず対策を実行に移せないなど、反省点がたくさんあります。それにも関わらず、自分の栽培する白菜は、枯れることなく生長をしています。これまでの栽培を通しての一番の驚きはここにあります。"植物は強い"と。

先生が度々挙げてくださる数々の植物の写真を見ていて、再度実感することでもあります。"植物"が普段の自分の生活では意識することがあまりないテーマではあるでしょうが、身近に植物を置き、育てるということで"植物の生"について考える機会になっています。特に、1週間前に撮った写真と実物を比べることでその変化をよく見ることができ、植物の生命力に美しさを感じることができます。そんな感慨に動かされうまく写真を撮ろう、きれいに写真を撮ろうとしますが、オガタ先生に度々「学術的でない」と注意されてしまうので、報告時はそのような写真は控えたいと思います。すでに挙げた写真ではありますが、自分が一番よく撮れたと思う画像を挙げたいと思います。(519

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[2]参考になった記事とその記事から得た気づきは?

 実は、他の受講生の記事を見るようになったのは今月に入るようになってからで、それまでは、渡辺先生の記事や過去の受講生の記事をチラ見するくらいでした。

最近は、自分が徒長の問題に悩みだした頃から、他の受講生の投稿記事を参考するようになりました。以下に示すのは、自分が植物の栽培にあたり、最近参考にしている3人の方の記事です。

1.ラボスタッフ増子さんの記事

 www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2019/author/authore0f50/

2.2018年度受講生/工学部/番場さんの記事

 www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2018/author/14/

3.今年度受講生/工学部/吉田朱里さんの記事

 www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2019/author/05-1/

 それぞれの記事を参考にしている理由と得られた気づきは以下の通りです。

 1.増子さんの記事を参考にし始めたのは、主に、この展開ゼミの開講のタイミングです。まだ自分の記事スタイルが定まらない中、記事の結論、構成、画像の工夫についての記事を挙げられていました。度々渡辺先生のコメントにも出てきますが読者が読みやすい記事を書くことにつながると感じたので、今でも方向性を見失いそうなとき度々読み返しています。

 2.番場さんの記事を参考にしている理由は、自分と同じく白菜をメインで育てていたためです。自分と同じ問題に直面していた時、どのように対処していたのかなど参考になるところがとても大きいです。また、栽培の進捗についても参考にしており、自分と番場さんの白菜の生長を比較すると、かなり自分の白菜の生長に遅れがあることがわかりました。

 3.吉田さんの記事からは問題に対する対処について学ぶことがいくつかありました。自分の調べられる範囲で、問題の原因の特定と考察をしているところが素晴らしいなと感じています。さらに、コラージュ画像が何より見やすいことです。1.増子さんの記事でも取り上げましたが読者のことを思ったものだなと思いました。(726)

※ URLの文字数は1つのURLにつき一文字になっています。(以下も同様)


[3]参考になったコメントとそのコメントから得た気づきは?

 自分は特にオガタ先生からのコメントから学ぶところが多かった気がします。

 [4]で触れる双方向の授業を感じることのできる一番身近なコメントであり、自分が挙げた記事に対して内容、構成、栽培について本当に詳しく見てコメント、評価して頂いています。今、記事の考察の欄で、発芽について考察を進め、検証しようとしていますが、たてた考察・仮説に対して、自分が気付かなかった視点から切り口を与えてくれました。 

11月投稿記事

www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2019/2019/11/14184650.php

 やはり、自分だけの志向では限界があるということ、そこに他の人の思考・意見を加え(e今回の展開ゼミでは、主に、自分の記事に対するコメントや他の受講生が挙げている記事、過去の受講生の記事など)、再度検討することがより意義のある記事を書くことにつながるのだと思いました。

 また、徒長に対する対策については、ほんとうにいろいろな人の記事を参考にさせていただきました。

渡辺先生の記事(↓)に加え、徒長と名の付く記事は見て回りました。

www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2019/author/authord038f/

原因はやはり自分と同じようなことで、日照不足や水分栄養の過多であることがほとんどでした。

去年の受講生/経済学部/菅原みゆきさんの記事(↓)はよくまとめられていて読みやすかったので参考にさせていただきました。

www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/as-vegetable2018/2018/10/13000000.php

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[4]双方向の授業であることについて

 大学に入学して夏休みに入り1セメスターをふと振り返ると、何か、高校と変わりないような授業がほとんどであったなと感じたことを思ったことを思い出しました。ただ授業の内容が難しくなっただけで大学での学びを実感できないことが多かった気がします。2セメスターに入り何か、今までの授業とは違うものを受講したいという思いでこの講義を受講しようと決めたのを覚えています。渡辺先生も最初のガイダンスでおっしゃっていたように、双方向の講義だと。野菜の栽培を通し、自分が報告したいことを効果的に伝え(文章構成力)、同時に栽培の大変さを知る(問題解決力)というとても高度なことをこの展開ゼミでやろうとしているのだと、最近やっと実感できました。(←遅い...)これは、やはり双方向の授業でないとできないことであると思いますし、それだけに力の付くものだと思いました。

 いざ、この展開ゼミが開講されると、自分がいかに受動的な授業に慣れきっているかを痛感しました。この展開ゼミには時間割がないだけに意識しないといつの間にか2週間たっていたみたいなことも何回かすでに経験(やらか)しています。自己管理まで促すことのできる講義なのかと、この中間発表を書くにあたり投稿回数が圧倒的に少ない自分なりに考えています。

 まとめますと、双方向の授業は、問題解決、文章構成、伝える工夫、自己管理の点で一方向の受動的な授業に比べてとても良いと思っています。(599


[5]最後に

 最後に、残りの展開ゼミの講義を続けるにあたり自分が一番注意するべきことは、今よりも短い期間の報告を定期的に行うことです。[]でも書いてあるように、気づいたら2週間たっていた、をなくすことがまずは大事だと考えています。報告を習慣化することができればと思っています。さらに、目標としては、きちんと自分の納得できる成果、文章の構成や問題に対しての取り組み方など、を最終発表までに得ることです。いつもコメントしてくださる先生方からの助言を参考にするとともに、他の受講者の記事を読むことで、自分の記事の作成に生かせたらと考えています。(秘密なのですが、裏目標として、種子の発芽について調べていると、発芽について興味がわいたので、実験をして最終報告前に自分なりの報告をできたらと考えています。)

10月12日19:4920191122133050-2ec8cc66b62dd143c10620f309d62427c1d58c6e.JPG                                        (327)

以上で中間発表を終えます。今後ともよろしくお願いします。

文字数:2,694字 

コメント

工学部・金井さん

 育種の渡辺でございます。こちらの記憶が間違っていて、時間内に投稿したにもかかわらず、否定的なコメントをuploadして、失礼しました。あとで、全体のコメントを書くときにも、修正コメントを入れておきます。7番目の投稿で、時間内です。

 写真については、建築物、構造物のようなものであれば、ある意味、美的な感覚で撮影されるときもあるかも知れないですが、レポートの場合は、渡辺の記事にも書いたように、その植物の本来の色を出すような条件で撮影すると言うことです。この講義ではそうしたことを学び、美的な感覚が必要な場合は、また、そうした機会があると思います。両方を学ぶことはこれからに活きてくると思います。

 双方向の講義の大事なことはしっかり理解してもらっていることは講義を開いている側としては、うれしいことです。あとは、受講生が自覚を持って、自分をどれだけ律することができるかと言うことだと思います。もちろん、他にやることがある場合、どれからやるべきなのかという重みづけ、さらには、今ここで頑張ることがそのあとの何かにつながるのか、そんなことも是非考えるようにしてみて下さい。通常の講義であれば、講義室に座っていれば、ある意味よいのかも知れないです。特に、最近はpptを使って講義をすることが多くなっているので、その講義資料をもらうことが多くなっているので、メモを取らなくても何となく分かるかも知れないです。でも、そうでなくて、積極的にメモを取ること、それは能動的な受講体勢になると思います。どうでしょうか。

 今の状態では単位は厳しい分類ですね。どれだけ積極的に取り組めるかだと思います。最後に書いてある、秘めた実験、是非、定期的な投稿の中にその実験を入れてみて下さい。その過程を他の受講生にも見てもらうというのは、大事なことですから。新しいチャレンジと継続的な投稿を切望します。後半戦での巻き返しを期待しています。


 わたなべしるす

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