東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

中間発表 〜徒長と土寄せ、水やりの秋〜(工:山田唯人)

2021年11月23日 (火)

こんにちは!

工学部機械知能航空工学科の山田唯人です!

もう冬の影が見え始め、スキーシーズンだと喜んでいるところですが、今回は中間発表をしていこうと思います!

<1.これまでで1番驚いたこと>

 私がこれまでの栽培で一番驚いたことは植物の徒長についてです。今まで植物の知識がほとんど無かったので徒長するということすら知らなかったです...。なので、最初茎がすごく細かったときは本当にびっくりしました。

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また、そこから土寄せや水やりを少なくするというような対策をしたところ、一気に徒長が直り、植物が再度成長しだしたことも驚きました。

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<2.他の受講生や過去の受講生の記事で参考になったもの>

 私が植物を栽培する上で一番参考になった記事は、今年度の理学部山田君の記事です。自分が苦しんでいた徒長の原因やその分析を載せてくれていて、自分の栽培している植物がどのような原因で徒長したのかということや、どのようにすればその徒長を直すことができるのかなどがわかり、その対策を自分でも実行することで徒長を直すことができました。

 また、Reader-friendlyの観点から参考になったと考えるのは、2020年の工学部佐々木さんの記事です(第13回)。佐々木さんの記事では、植物の葉を絵で描いて表したり、葉の大きさなどを表やグラフで表していたりして見やすいと感じました。私は今までこのような分析はできていなかったのですが、今後参考にしていきたいと考えています。また、2017年の宮一高の直江さんの記事では、本文にマーカーが引いてあり、強調したい部分が伝わってきて良いと感じました。字面が黒文字の同じ大きさばかりで単調だといまひとつ読み手に趣旨が伝わりにくいと思うのですが、この記事のようにマーカーを引いたり画像を加工して見やすいようにしたりすると自分の伝えたいことを間違いなく相手に伝えることができて良いと感じました。今後の記事に反映させていきたいと思います。

 自分は今まで植物や野菜を栽培したことがなかったので、この展開ゼミは未知のことばかりでした。その状態で一応ここまで栽培を続けてくることができたのですが、展開ゼミを始める前と比較してスーパーで売っている食材を買うときに生産者さんのことを考える機会が格段に増えたと感じています。これまでは食材の奥を考えたことはほとんど無かったのですが、自分で栽培することになってから栽培の苦労をすこしだけ理解することができ、食材の奥を考えることができるようになってきました。

<3.渡辺先生がくださったコメントで得た気づき>

 渡辺先生のコメントでは一番はやはり他の受講生の方も挙げていますが、徒長対策、特に水やりについてが勉強になりました。自分で植物を育てるのは小学校以来の経験で、自分で全ての工程をして植物を育てるのはこの展開ゼミが初めてだったので、水やりの頻度などが全くわからず、最初のうちはとりあえず土が乾かないように毎日水やりをしていました。今考えるとこれが徒長の原因の1つでしたが、そのときは全く気づかずに水を過剰にあげていました。その後、渡辺先生にコメントで指摘され(第4回)、水やりの頻度を大幅に減らしたのですが、今度は減らしすぎだったようで次の記事で渡辺先生にコメントでアドバイスをいただきました(第5回)。この2回の記事のコメントでのアドバイスのおかげで今ではまあまあ良い頻度で水やりをすることができていると思いますが、このアドバイスをいただかなければ今頃自分の植物はとっくに枯れていたと思います。

<4.双方向の講義で良かったことと悪かったこと>

私がこの講義を取る上で一番驚いたことは通常で言う授業のような物が一切無く、ブログ上で先生と生徒が双方向のやりとりをするというこの講義の形式です。

私が考えるこの双方向の形式の講義の最大のメリットは、生徒の自由度が高いということです。ブログを書くのにも、形式や書き方は生徒に任されていて、受講生それぞれがバラバラの形式で書いています。また、その分生徒側が、どのようにすれば読む人(先生や他の受講生など)に伝わりやすいように書くことができるか、ということをよく考えて記事を書くようになってきます。そのことによって生徒側の文章力をよりよく向上させることができるようになり、その分ブログの記事もだんだん良くなってくるというような好循環を得られることができるようになってくると考えています。

逆にこの形式の講義のデメリットは、講義が無い分、自発的にブログ記事の更新や植物の世話をしなければならず、怠けてしまいやすい自分のような人は強い意志を持たないと続かないということです。このことも裏を返せば自発的に色々なことをしていく良い機会になると言うことなので、残りの展開ゼミも頑張っていこうと考えています。

<5、残りの展開ゼミの講義を続ける上で注意する点や目標とする点>

 これからの展開ゼミの講義を受ける上での展望ですが、自分はスキー部に入っていて、冬の間に大会参加や練習の為に県外のスキー場に合宿をしに行くことが多くなり、冬は一週間以上家を空けることも多くなると思います。また、友人もスキー部に多く、植物の世話を気軽に頼めるような人が周囲にあまりいないので、水やりや観察などをどうしようかと考えています。スキー場に鉢ごと持って行くことも考えたのですが、仙台との寒暖差が激しいうえに雪が植物の上に積もったり、霜が葉の上に降りてしまったりすることが考えられたのでそれはやめておこうと思います。

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今考えている方法は上の写真のような自動水やり機を買って合宿中はその機械に水やりをしてもらい、写真を遠隔で撮影するのはどうしても厳しいので観察は合宿に行っていない時に頑張って、ブログの記事を更新するという方法です。合宿に行っていない平日の負担は厳しくなってしまうのですが、そこはなんとか乗り切ろうと思っています。

 また、自分の書く記事をreader-friendlyにしていきたいと考えています。今回の中間発表を書くに当たって自分の今までの記事を読み返して見たのですが、全体的にも読みやすくなっているとは言えず、まだまだ改善点が沢山見つかりました。そのような点をこれからの展開ゼミの進行とともに改善していきたいと思います。これから植物がさらに成長してくれると思いますが、植物とともに自分の能力も成長させていけたらなと考えています。

長々と読んでいただきありがとうございました。以上で中間発表を終わりたいと思います。

また次回の更新でお会いしましょう。(2648字)

コメント

工学部・山田さん

工学部ということで植物の扱いに少々戸惑ったのではないでしょうか。特に10月が平年より気温が低い分、管理が大変だったのが中間報告からも見て取れます。そこで失敗してもよいけど、そこから何を学ぶのかという点をしっかり理解できているのではないかと思います。工学部の実験でも最終的な結論を予測しながら、実験をすることを行うと思います。植物がこれからどうなるのか、どうするのがよいのかを考えながら、これからあとの展開ゼミを行うことで、工学部の実験にも影響することを期待しています。

中間発表の報告を書くために色々な受講生の記事を見たのではないかと思います。先達の受講生の中には、この講義は答えが分かっている。でも、その通りにできるかは分からない。そこが大変だと。栽培すれば、どうなるかは先達の記事を見ると分かる。同期の報告を見ると、今のフロントランナーはこれくらいというのが分かると。ただ、生き物だし、それぞれの環境が違うので、簡単にはいかない訳なのですが。そうしたことから、水やりについての対応が遅くなったのは、周りの受講生、過去ログへの対応不足から来ているのだと思います。なので、過去ログ、他の受講生の記事・コメントを見て、これからもたくさんのチャレンジとトライをしてみて下さい。

双方向というか、自主性に任せているので継続することの難しさを実感した講義ではないでしょうか。大学の講義だけでなく、研究室での研究、ゼミも自主性が高いです。どれだけやるかも自分次第です。そうしたことは社会に出てからも求められることです。是非、この講義で身につけて下さい。

部活で合宿があるのでしょうか。さすがに雪の中に持って行くのは。とおもいます。植物の成長ももちろんです。それよりもだれかの記事ではないですが、観察すること、文章を書くことのポテンシャルを上げて下さい。この講義を通じて。後半戦の展開ゼミを楽しみにしております。自分の記事以外に他の受講生の記事・コメントを読む習慣をつけて下さい。


わたなべしるす

PS. 写真はwebからの写真は使えないです。自分が撮影したものにして下さい。対応の方、よろしくお願いします。