12.2022ラストの会(農:鹿股とほこ)
2022年12月23日 (金)
こんばんは、農学部の鹿股とほこです。実は、学友会奇術部という部活に所属しており、クリスマスにシルバーセンターで行われた発表会に行ってきました。と言っても、私は一年生で下っ端なので、お道具係(いわゆる黒服)だったのですが、急遽天の声(司会みたいな人)もすることになり、リハーサル、ゲネプロから本番までドドドドドドドドド緊張の日々を過ごしました。しかし、クリスマス、かつ、発表会当日に先輩方からたくさんお菓子をいただいてご機嫌な鹿股でした。という写真です。
目次
1.観察した時の状況
2.キャベツ
3.ミックス
4.スプラウト
5.編集後記
1.観察した時の状況
12月29日(木)20時
室内 温度16℃、湿度27%
室外 温度2.5℃、湿度74%
今日は比較的過ごしやすい日でした。
2.キャベツ
12月29日(78日目)
今現在のキャベツの姿です。
また縦長の写真が横長になる問題が発生ですね。もう12回も投稿しているのにこれはなぜなのでしょうか。それは今のところおいておいて、かなり土の色が見えなくなったように感じます。緑の面積が多い印象です。
いつも通り5つの個体にアルファベットを振り、身体測定を行いました。
写真の文字とその文字の個体の周りを囲んでいる赤線だけでも、その個体の大きさや周りへの影響力が見て取れますね。
A 103mm(93mm)
B 121mm(115mm)
C 102mm(97mm)
D 100mm(95mm)
E 120mm(116mm)
<注:()内の数字は13日前の値>
体調だけで見るとあまり大きくなった感じがしませんが、これは前回とも同じ特徴です。
今回はずっと私が気になっていた、葉と茎の角度についても測ってみました。
まず、AからEの個体の葉の数を数えると、
A 5枚
B 7枚
C 6枚
D 6枚
E 6枚
となっていたので、今回は同じ個体の葉と茎の角度を比較するサンプルが多いBの個体で調べてみることにしました。また、一応注意書きなのですが、私が以前子葉をむしり取ってしまったため、こちらの枚数は本葉のみの枚数となります。
7枚について、一番新しい葉と茎でつくられる線を茎として考え、その角度を0度とし、古い葉から順に1枚目、2枚目、、、、と数えていくことにします。
すると以下のような結果になりました。
1枚目 60度
2枚目 58度
3枚目 40度
4枚目 20度
5枚目 20度
6枚目 0度
7枚目 0度
楽しかったので、Excelで散布図にしてみました。
どんどん古い葉になるにしたがって、下の方に葉が向いていくのがわかります。また、同じような角度のペアが存在していることも読み取れます。他の個体ではどうでしょうか。次回見てみたいと思います。
また、今週の発見としては、新しい茎がわずかに紫がかっていることです。古くなるにつれてどんどん白くなっていくようです。
3.ミックス
12月29日(45日目)
やっと違いが分かるようになってきました。細長い葉っぱやハート型の葉っぱ、丸い葉っぱなど様々です。
ただ、これは成長が遅いのでしょうか。。。オガタさんのコメントでも「ミックスベビーリーフは確かに変化が大きくないですね。低温だから仕方ないのでしょうが、逆に低温だから徒長が防がれているとも言えます。地味に世話を続けましょう。」とありましたので、これからもゆっくり育てていこうと思います。(果たして2セメスターが終わる前に食べれるのでしょうか。。)
4.スプラウト
12月29日(45日目)
水をあげるようにしたら、ちょっと復活しました!これはどうなんでしょうか。。
5.編集後記
今回は進捗があったのかないのかよくわからない記事になってしまいました。そして個人的にとても気になるのが文字が青くなることです。何が起こっているのでしょうか(投稿寸前で確認したところ解決しました)。また、渡辺先生から最終報告についても記事が挙がっていました。もうそんな時期だということを頭に入れつつ、植物たちの成長を見守りたいと思います。
年末年始はちょちょっと実家に帰り、ささっと仙台に戻る予定にしたので何とか大丈夫そうです。みなさん、よいお年をお迎えください。
コメント
農学部・鹿股さん
育種の渡辺です。偶然、研究室のTwitterに投稿が見えたので、あれ?? と思ったら、数日前に書き始め、今日がuploadだったのでしょうか。最初のお菓子、感動ものですね。「手品」は何もできないですが。。。
写真の縦横、なぜでしょうか。撮影した写真をdesk topにおいて、そこで向きが縦長なら、縦長でuploadされるかと思いますが。念のため。茎と葉の角度のグラフ化。数字で見るよりもわかりやすいですね。葉っぱの大きさを長さで測っていますね。そこからラフに面積を出して、その総和を日付ごとにグラフ化すると、どの植物が大きくなるのかなど、わかるのではないでしょうか。全ての個体が同じスピードで生長しているのか、そうでないのかなど考えられるのではないでしょうか。そうすると、例えば、間引くなどについて考えることができたり。あくまでも予測です。せっかくの休みです。そんなこれまで解析できてない数字をグラフ化にチャレンジしてみて下さい。
ミックスの生長。確かによくないですね。見る限り、少し水をやらなさすぎのように感じます。できるだけ早く水をたっぷりやって、植木ばちの下から水が抜けるようにして下さい。スプラウトも水はたっぷりですね。植物は発芽の時に水をきらすのが一番よくないことですから。あとは、ラボスタッフ・オガタさんが来週水曜日の1月4日にコメント予定です。それまでお待ち下さい。もちろん、最終報告も平行して書かれることをおすすめです。
わたなべしるす
鹿股さんこんにちは
奇術部とは、なんだか良さげな部活ですね! 一生使えそうです。派手な奇術でなくとも、コインやコップやヒモの奇術でも身に付けたら本当に使えそうです。
さて、最初は環境条件の提示です。
室内の湿度が27%とは、ずいぶん低いですね。調べると温度16℃において飽和水蒸気量は14mHgくらいです。2.5℃なら5.5mHgですね。そう思うとちょうど湿度の変化が一致するわけです。逆に言えば、室内では水蒸気を出すものがなければ、これほど乾燥してしまいます。今どきの家は石油ストーブなどを使いませんからこうなるのでしょうね。
キャベツの成長はゆっくりではありますが、前進しているようです。ぼちぼち間引きの時期でしょうか。
茎の赤さは、寒さ対応のためのアントシアニン形成だと思いますが、古くなると白くなる?のはどうしてでしょうか。単に下の茎ができた頃には色がなかったのではなく?
今回記事ではエクセルを使ってグラフ化! これは大いに褒められます。そういうスキルを持っておくのは大事なことです。そして、同じデータでもグラフ化すると別のことが見えてきたりもします。科学実験の仕上げとしてグラフ化と考察は必須ですね。
今回は茎の角度ですが...... これは垂直方向の角度の話だったんですね。まあ葉の最初は立ち気味で、後で寝てくるのは普通です。そうでないと光を受けるのに効率が悪いですから。それがアクティブな制御として行われているのか、単に葉が大きくなって重みで下がってくるのかは分かりません。たぶん種に固有である、制御の程度があるのだと想像しますが......
過去の展開ゼミ受講生は、垂直方向ではなく水平方向の葉の角度を観察した例が多かったように思います。すなわち、葉が次々出る中で、前の葉とどれくらい違う角度で出るかですね。これを葉序というのですが、72度であったり180度であったり植物種によって決まっています。
次にベビーリーフ、これもまた成長がゆっくりです。上で教授が書かれた通り、仙台の乾燥に気を付けながら着実にいきましょう。やや葉が萎れている個体が見受けられます。
スプラウトは一つ前の記事においててっきりダメかと思っていたのですが復活してきましたね! 遅いことは遅いのですが...... たぶん鹿股さんが暑さ寒さに強く、あまり暖房を強くしないタイプなのでしょうか。16℃...... 日数が経ち過ぎ、水を切らしていないのに萎れる(エネルギーを使い果たす)感じがあれば、短くとも収穫しましょう。
レギュラー記事、それと並行して最終報告の準備が必要ですね。5千字はそれほど長くない量ですが、訓練と思って書いてみて下さい。教授が幾つかの項目を指定しているのは書きやすくするための親切でもあります。
ラボスタッフ・オガタ