東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

予想、伝統、完璧(8/5)

2015年8月 5日 (水)

 それにしても暑い。この夏の予想は冷夏になって、イネでは冷害が発生するかもと。。。そんな予想を覆すような3日連続の「猛暑日」新記録らしい。明日もというのは、さすがにこらえてほしくなる。おまけに今日は20:00を過ぎても、30oCを下回らない。1日の半分が30oC以上。。。こんなに暑いのは、初めてではないにしても、そうあるものではない。明日からの仙台七夕前夜祭で、外で花火をしている音だけ聞こえるが、この暑さで何事もなければよいのだが。おまけに、雨雲もできない。これが困った。少しでも雨が降ってくれれば、地面が潤うし、あちこちで雑草が枯れている。水をやらないから。当たり前かもしれないが、予想以上、想像以上の暑さと乾燥なのだろう。昔なら、七夕の声を聞くようになれば、それなりに涼しくなったのだが。というより、寒くなったような。半袖1枚では。。。そんな伝統的な仙台の夏は終わってしまったのかと、心配になる。

20150805210509-3809b79ed548330abd968540d536248d511d50e7.JPG これだけ予想外の暑さとなると、脳みそが機能しない。まともに文章を書くのも機能してくれない。。。英語になったら、さらに、機能してくれない。日が暮れた頃に、脳みそが機能し始めるのは、困ったもので。。。どうしても仙台にきた頃の夏を思い出すのだが、夜は寒くて、窓を閉めて寝ていたし、扇風機すらいらなかった。今は、扇風機だけでなく、空調がないと。ただ、空調をつけると、どうも調子がよくない。ただ、寝不足になるよりはましなのかもしれない。そんな記憶をたどりながら、仙台にきた頃でなくて、日向先生の元で、仕事を始めた頃。そういえば、大学院生の頃から、下の学生さんの面倒を見るのをお願いされていたり、いきなり4年生の6月で東大の磯貝先生のところに出張だったり。もちろん、渡辺1人で。それが伝統なのだろうと、そんなものだろうと、やれることをやったというか、やるのが役目なのだろうと。ただ、英語はへたくそだったのをわかってくれていたのだろうか、学生の論文を直すようになったのは、ずいぶん後になってからのような気もする。或いは、日本語の大事さを理解してくれていたからなのかもしれない。いずれ、ちゃんとした文章をちゃんと書くことの大事を教えてくれたのは、日向先生であり、伝統として、継承したいなと。。。

 ただ、日向先生にお願いされたこと、これはということを完璧にこなせたのか、それは今となってはよくわからない。ただ、これだけ暑いと、脳みそがまともに機能しないので、記憶が定かでない。。。覚えているのは、まあ、やってみたこと。だめと予想したこともやってみて、こちらのコンセプトを通したことくらいだろうか。いずれ、この暑さをカバーできるのは、年ととった分の経験値くらいだろう。この年になって、師匠だった日向先生にどれくらい近づけたのかと思う。比べる物さしがぱっと見当たらないが、完璧に近づけているとは言いがたい様な気がする。せめて、お天道様の予想を覆すようなくらい完璧にやってみて、この暑さを吹き飛ばすしか、ないような気がした。というか、それくらい暑い1日であった。

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 わたなべしるす

 PS. この猛暑日の3日間、科学者の卵養成講座の重点コースで、高校生が実験に。詳しいことは、院生から。もちろん、渡辺もまた、明日にでも。。。

 PS. 21:00前に、また、地震があったが、震度2であった。研究室に特に被害もなく。。。

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