東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

科学、責任、無神経(10/3)

2015年10月 3日 (土)

 昨日も出前講義であった。午後からの出前講義の記事を書く時間が。。。こんなことを書いている暇があれば、そうでなくて、記事でもと思うが、。。やっぱり、ブラインドタッチで、気ままに文章を書くと、脳みそが整理されるし、活性化されるように思う。なので、。。というか、これを書いているのは、オープンラボの説明会の会場。来年度から、一緒に研究してくれる大学院生がいてくれればと。。。出前講義で最近お願いされることが多いのは、「キャリア教育」の講義。世の中が不景気だから、なのか、夢を持てない時代だからなのか。。。ただ、渡辺の頃、今のようにおいしいお菓子はなかったし、ただ、あったのは、テレビアニメの科学力。マジンガーZのロボット工学。仮面ライダーの人造人間というか、他生物のhybridというのか。ウルトラセブンの腕時計サイズの画像も可能な通信器機。そんなのがすごいレベルであった。今は、残念ながら、こんな番組はない。ただ、渡辺もよく見るテレビ番組。「科捜研」。1999年に始まり、今日に至るとか。府警から表彰されたと。。。表彰対象は「科学」というわけではないようだが、科学が何かをするというのを目に見えるようにしたのは、ありがたいことだなと。。。

20151003122436-15d74fd0f0f115d9e5c0fbd2566cea970cd0debe.JPG この時期というか、プロスポーツのシーズンが終わりに近づくと、いろいろなことが起きるが、ひいきのチームがどうなったというのは、気になる。それと同時に、監督の辞任、更迭という問題が出てくる。渡辺のプロ野球のひいきは「大洋ホエールズ」。いまでいうと、「DeNA横浜ベイスターズ」。前半戦首位でターンして、最下位かも。。。というので、今日のニュースには、監督が辞任とか。というように、偉い人になると、辞任、更迭という「責任」をとらされる。よいことか、そうでないことなのか、「教授」の辞任、更迭というのが、教育研究成果で、というのは、たぶん、聞いたことがないような。ちょっとほっとするというか、なんというか。やっぱり、ちゃんとした責任を持つと言うことは、偉くてもそうでなくてもちゃんと自分の仕事に対して「責任」をとるのは、大事なことのような気がする。そうした責任をとっていたので、先の科捜研が表彰されたような気がする。

 そんな科学を使って研究しているのが、植物。植物には神経があるのか。。。なさそうである。となると、植物は「無神経」なやつなのか。。。たぶん、そんなことはない。立派に、自家不和合性という、花粉と雌しべの間でコミュニケーションをやっている。つまり、「神経」がなくて、「無神経」ではないと。局所的に情報を受け取り、処理をしている、そんな動物とは違う生き方をしているような。。。ぼちぼち、学生さんが研究室に来る。しっかりとした科学をやっていて、責任を持って実験をすることが、大事だと。。。もちろん、世の中をちゃんとわたるために、無責任なことではいけないことも指導しつつ。。。何とか、来年から一緒に研究をしてくれるM1の方が来てくれますように。。。

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 わたなべしるす

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