東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】2017年・飛翔型「科学者の卵養成講座」・米国リバーサイド研修-1(3/22)

2017年3月23日 (木)

 1つ前の記事にも書いてあったように、飛翔型「科学者の卵養成講座」では、今年度も米国リバーサイド研修。21日の午前中が師匠の日向先生の母校が研究室見学と言うことで、本陣から2日遅れて、21日の午後に出発。日付変更線を超えることから、ロサンゼルスを経由して、21日の14:30ころには、リバーサイドに到着。予定はあと、1hrは早いと思ったのですが、成田出発時にちょっとしたトラブルが。。。それで、1.5hrほど遅れて。ロサンゼルスからリバーサイドへのshuttleの乗り継ぎができるのか、。。かなり不安でしたが、何とか問題なく。いずれ、緊張感満載で、リバーサイドに。2年前にこのプログラムとして、1年目の活動で来た関係で、そういえば、見たことがあると言うところに到着すると。ほっと。それではいけないのですが。。。危機管理の基本は。。。その日のイベントは終わっていたので、渡辺が実際に合流したのは、22日から。

20170323130956-83c16cc213a6a5fac9d576c62d7928cf93367309.JPG20170323131016-7d577e3e70eab8b6c6852ea18b63805e3934609d.JPG この日は、午前中がRiverside STEM Academy (RSA)で、中学生くらいだと思うのですが、学年のシステムが日本と違うこともあって。。。。研修できている卵の生徒さん15名が4つのグループに分かれて、メンターの方々といっしょに、英語でのプレゼンと実習(習字、ちょっと高度な折り紙、紙相撲、花の分解)。午前中で50minを3コマの実習。1コマ目はかなり苦戦のようでしたが、2, 3コマ目になると、少しずつなれてきて。。。渡辺はメンターの村田さんと4名の受講生(武田さん、佐々木君、熊倉さん、井上さん)が担当する「花の分解」。渡辺は英語は苦手ですが、いつだったか、師匠の日向先生にいわれたのは「はっきりと」ということ。あとは、理解できたフレーズを覚えて、それを使ってみること。この点では、助手をしていたときにサバティカルで来られたProf. Wongと色々なところでお世話になっているPenn. State Univ.のProf. Kaoがしゃべるのを覚えていて、それを使うようにすること。あとは、普通には難しいかも知れないけど、使えそうな論文の単語。というようなことを、コマとコマの間に少し話をして。工学部の村田さんは数回留学経験があるらしく、メンターとして、あれこれとやってくれて。(他のメンターさんについては、ゆっくり拝見してないのですが、それぞれのやり方で。是非、高校生は見て、学んでほしいなと。また、明日の朝、時間があれ場、その話をするのだろうと。。。)。いずれ、きれいに並べて、パーツごとに分けることなど、その大事さは伝わったかと。

20170323131046-1a73ffa63a680f91e4a3f81df0162cae7d8db6a3.JPG20170323131105-6e8054eae3405ec1e52915427d13a2e41f7c0339.JPG20170323131119-ee891bf6bb67685706c89eea1e42771bfb422bb9.JPG20170323131133-2b9d2bb7c5fa3fe3a68fbf080cd7810000248741.JPG 昼食をはさんで、Cycamore Park。一昨年、行ったときにも、お邪魔した自然公園。春の花のシーズンで、キク科、アブラナ科の植物の花が咲いていたのは、分かったのですが、それ以外は。。。UCRの教員が地形というか、鉱物というか、そんなことを講義してくれたり、生物の話をしてくれる形で、Park内を2班に分けて、巡視。かなり楽しい自然観察会でした。2hr弱でしたが、雨上がりの晴れ間の中、自然を理解する上では、よかったのでは。このところ、青葉山にクマが出ると言うことで、植物園での交流会もできてないので。

20170323131150-7857b4b876fa554aa4a69c292d2e19b5cd341135.JPG20170323131205-cec3917f6e029c744090dfb3351a1d7b463f7b93.JPG このあと、受講生の皆さんは、ホストファミリーのところで、色々な活動を通じて、異文化の理解などを。。。受講生が2名でなれない英語で話をするというのは、大変だと思いますので。ということで、1日目からかなりハードで。。。なでは、続きは、またあしたにでも。

20170323131222-4ac706bc0d9e0360dd7e5cb1f12c573057e33d2c.JPG
 わたなべしるす

 PS. 自然観察会の時間帯、日米交流の窓口をして頂いているUCRの佐藤先生と次年度以降についての意見交換の時間に。あわせて、日米の大学事情も。どこも同じようなことが起きているのだなと。。。日本のわれわれががんばること、それも、どこかで役に立つのだと。。。そんなことをいって頂き、がんばる力を頂きました。ありがとうございました。というか、朝から夕方までイベントをfollow頂き、ありがとうございました。

20170323131238-5a07e7198c089d45c84742b1f375f081c6c98069.JPG PS.のPS. 15:00-16:00には、UCRの工学部長との懇談というか、東北大工学部とUCR工学部の学部間協定の調印式に。。。今回の参加者で教員は、農学部の伊藤先生と生命科学研究科の渡辺。院生では、工学研究科の神田君。先方は、Walker学部長、Princevac副学部長の方にご参加頂き、Walker学部長が書類に調印。調印式のあとは、少しばかりの意見交換会。UCRは農学部からスタートし、柑橘類の遺伝資源はかなりのものがあると。次世代シークエンサーでの解析だけでなく、実際の圃場を見るのがよいのではと。工学部の先生方から、このようなことを教えて頂けるとは。。。ありがたいことであり、次回のプログラムには、視察を入れるようにしないと。。。農工連携でのゲノム解析など、いろいろとできることがあると思いますので。

 で、終わったあとの集合写真がこれ。通常であれば、両方の大学の学部長などえらい方が並ぶはずなのですが。。。このイベントといっしょと言うことで、このような形に。こんな時、プログラムのheadの安藤先生がいれば。。。そんなことを思ったのでした。(安藤先生はお忙しくて、仙台で仕事が。。。そんな代理なので。。)。先の農工連携の先駆けと言うことで、。。。

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