【研究室訪問】山形県立鶴岡南高等学校理数科・SSH理数セミナーI・研究室訪問、実験実習「バナナからDNAを」、特別講義「自家不和合性、植物の生殖」(3/21)
2017年3月22日 (水)
先週の金、土と鹿児島出張。日、月は火曜の午後からの海外出張の準備など。。。落ち着かないと、書き物をすることに落ち着きがなくて。。。3つほど、抱えている原稿も1つは何とか終えて、2つ目も片付けたいのですが、落ち着いて、ゆっくり考える時間がまとまってないと。。。その意味では、海外出張の間が。。。ともいかなそうで。。。そんな火曜日の午前中。年度末最後のアウトリーチ活動は「山形県立鶴岡南高等学校理数科の研究室訪問、実験実習、講義」。今年で6年目となりました。渡辺の師匠である日向先生の母校が、山形県立鶴岡南高等学校。午後からの海外出張は、科学者の卵養成講座の海外研修で、一昨年、高校生と同行したときには、鶴岡南高出身の方がいたような。。。すぐに記憶がなくなってしまうのですが。。。渡辺が現在の職を続ける限りは、やることが師匠を超えるために大切なこと。「青は藍より出でて藍より青し」ということに少しでもつながればと。。。
いつもは講義を本館3Fの会議室でできたのですが、今年から数年は使えないので、新棟の講義室で。8:45からスタート。いつもは、実験、見学、講義の順なのですが、午後からの海外出張で慌ただしくなることを想定して、講義、見学、実験の順に。講義の最初に、平成の大合併で、今の鶴岡市ができたとき、周辺の市町村を併合したはず。その町の名前は。。。興味がないのか、意外と知らないと。。引率で来られていた長谷川先生は「あちゃーーーというような表情を。。。」。そんな中で、旧藤島町出身の生徒さんが1名。「日向」という名前を町内で、何となく聞いたことがあると。是非、帰ったら、聞いてみて下さい。不思議なご縁ですから。そんなスタートで、植物の生殖、自家不和合性についての講義。前日が休日で、その前が出張だったというのは、言い訳にならないのですが、準備不足で、niceな答えをしてくれた生徒さんに配布する別刷であったり、オープンラボの時に使う資料を持ってくるのも忘れていて。。。TAの岡本君、大畠さんにはずいぶん、研究室との間の往復を。お手数かけました。そんなでスタートした講義。最初は、渡辺の自己紹介。愛媛・今治の出身。紆余曲折があって、仙台に。いうのを忘れてましたが、日向先生が東北大に赴任したのも、紆余曲折があったと。それは、また、いつの日か。お目にかかったときに。庄内平野でコメどころ。畑作もあるはずですが、意外と知らないのは。。。自然の観察は、課題研究を行う上での大事なポイントですから。
2つ目のテーマは、研究室見学。TAの岡本君と大畠さん、あと、カメラマンとしては、オガタくんに。研究室を見学するのは、はじめてだったのでしょうか。例年通り、渡辺の椅子で教授の気分を味わったり、実験室、植物などを見てもらって、大学の研究室のイメージを持ってもらえたのでは。また、あわせて、ちょうど、アブラナの時期ですから、そのアブラナの花の見学も。
最後はバナナからDNAを単離という実験。渡辺がバタバタしている間にも、TAの岡本君と大畠さんで、考える実験の大事さを伝授。ここでどれくらいやるのがよいのか、もっと工夫ができないのか。などなど。いずれのグループも考える、工夫をすることの大事さを理解してもらえたのではないかと思います。というか、是非、4月から始まるであろう、課題研究に活かして下さい。
講義が終わったあとに、代表の高校生から今日の講義のお礼の言葉。長谷川先生の粋な計らいで、旧藤島町の方から。とてもしっかりとしていて、こちらが、日向先生のことを思い出して、感動ものでした。ありがとうございました。で、いつもなら、最後に世界に向けて、情報発信なのですが、午後からの海外出張というので、こちらに焦りが。。。。すみません。忘れていました。農学、育種学を学んでみたい方、是非、いっしょにやれることを楽しみにしております。
最後になりましたが、引率頂きました、鶴岡南・長谷川先生、ありがとうございました。また、次年度も楽しみにしております。また、今日の実験、講義、研究室見学をお手伝い頂いたTAの岡本君、大畠さん、オガタくん。また、準備を頂いた伊藤さん、増子さんをはじめ、多くの方々に感謝します。ありがとうございました。研究室のアウトリーチ活動も、今年度の最終日。研究室の皆さんのおかげです。今年度もありがとうございいました。
わたなべしるす
PS. 渡辺の世代は「ワープ」といえば「宇宙戦艦ヤマト」の「波動エネルギー」を使ったもの。ところが、今はそんなことが出てこなくなって。。。時代が流れたとはいえ、科学に興味を持たせてくれた番組であり、映画だったのですが。。。なかなか、難しなと。
PS.のPS. 日向先生がよく言われていた「子供の頃にしゃべらないでいると、親戚の方から、よい子だと、褒められたと。。。」、でも、今は、しゃべることが大事だと。そんなことを飲み会とか、色々なときに、話をされていて。自分はしゃべるのがそんなで苦手だけど、しゃべれるようになってほしいと。。。なんか、そんなことを思わせる今年の生徒さんたちでした。
PS.のPS.のPS. 帰り際に長谷川先生と少し話をする時間が。。。講義などおもしろくて、楽しめたと伺い、ほっとでした。そういえば、2年前にこの講義を受けてくれた生徒さんが農学部に入学したと。そんなことも伺い、是非、大学院でいっしょに「自家不和合性」の研究ができればと思います。