東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト講演会(1/21)

2018年1月22日 (月)

 記事を書いているのが、22日の月曜日。明日の朝にかけて、関東甲信では大雪の予報。では、仙台は。。。交通機関への影響の大きさを考えると、仙台の雪は、ある程度の対策ができているので、大きなニュースにならないのかも。。で、そんな21日の日曜日。埼玉県が取り組んでいる「科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクト」。何度か、HPなどで書いたことがある今治自然科学教室」の高校生版というのでしょうか。

 SSHなどを実施してない高校で、部活動などでの理科の課題研究を色々な高校が集まって、指導すると言うもの。自分の高校よりも他の高校の先生の方が、その領域への専門性が高い場合も。。。そう考えると、色々な高校の先生方と高校生が交流することは大事なこと。そんな規格があるというのを、科学者の卵養成講座でのコンソーシアムの会議で、話を伺い。。。今回の講演会になったわけです。話の内容は、前半に課題研究の進め方のポイント。後半は、渡辺のこれまでを振り返ってのキャリア教育。うまく時間をまとめることができず。。。前半で大半の時間を使ってしまいましたが、後半のキャリ教育については、こちらが理解してほしいところは話ができ、あとは、講義資料からということで。いくつかの質問も、とてもしっかり考えていました。是非、当たり前を当たり前と思わないで、不思議と思う心を醸成して下さい。

20180122120728-25877204f18e0854ae85c329ce889c8fb4f902c5.JPG 渡辺の講義のあと、このプロジェクトの大きな成果である生徒研究発表「Mg空気電池の研究」を日本学生科学賞文部科学大臣賞を受賞された生徒さんからの発表。今のMg空気電池の問題点を整理し、それを解決する。工学的センスというのか、ものづくり日本の再生に大事なことなのだろうと。そんなことを思いながら、拝見。よい刺激を頂きました。ISEFに参加するとか。がんばって下さい。

 この後、分野別成果報告会ということで、物理、化学、生物、地学に加えて、情報等の研究分野もあって。みなさん、科学オリンピックにチャレンジされるというのは、まさに、チャレンジングなことだなと。渡辺の時代は学校の部活くらいしか、学校で活動はなく、また、学校外のことも特になく。その点、気ままでしたが、今の高校生は、大学のオープンキャンパスへの参加であったり、ある意味、大変。そんな中で、こうした活動に参加している生徒さんたち、研究ですごいことができるのかも知れないけど、そうでなくても、たくさんのことが学べるプロジェクトだなと。。。ありがとうございました。

20180122120856-1cb04d9239b86192e93d8285e13da24562410d3d.JPG 最後になりました、今回の場を設定頂きました、埼玉県教育委員会・前田様をはじめとする関係の方々に、お礼を申し上げます。このプロジェクトは、次年度も継続するとか。何かの形でもまた、コラボできれば幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 細かな内容は打合せということで書くことができないのですが、前日には、埼玉県立熊谷西高等学校へ。科学者の卵養成講座にも2名の受講生がおり、教頭の石川先生には、2012年2月に福島高校のSSHでの研修会で、お世話になった方で。また、こうしてよい形で連携ができたこと、ありがたい限りです。

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