東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【アウトリーチ活動】米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス(12/13)

2018年12月18日 (火)

 11月はかなり気温が高めに推移したような。。。ところが、ここに来て、寒さが。。。そんなことを書きかけて、。。土曜日が科学者の卵養成講座の統括。月曜から韓国出張(詳細は、また、後ほど。)で、その準備などで。すっかり、遅くなったのですが。。。仙台は、寒くなったとはいえ、ほとんど、雪はなくなり。。。そんな中、山形県立米沢興譲館高等学校への出前講義。仙台から比べると、道中、それなりの雪でしたが、例年よりは少ないのだろうと。こちらが伺った日には、きちんとアスファルトも見えていて。。。

20181218082732-9bfa9ed5c34b01047796e35682ebe84985c42368.JPG20181218082744-b73f60ed092438b0beb8cbdf170aeb88515801ae.JPG20181218082815-90d8f68f576fa79019010e200f9783b7e7093100.JPG
 12/13(木): 米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス

 今年度は、米沢興譲館高校に4回目。「バイオ産業科学と社会課題」というお題。2回の講義で1つのunitになるような仕掛け。なので、前回の3回目である、10月18日の続きのversion。前回が果実の観察と自家不和合性。今回が、自然科学の歴史を振り返って、それが結果として何をもたらしたのか。また、渡辺の歴史である「キャリア」で何を考え、どう生きてきたのかと言うこと。ある種の生き方のサンプル提供。

20181218082930-68a93e5a0d011ca78d499676158ae2bb7753ff6d.JPG20181218082942-1c1ad11c3aed1dad62d123815c1630c213371658.JPG 2回目の講義と同じように、「史料室」の見学からスタート。史料室の中、前回と少しばかり、模様替えしたような。。。前回のものと、完全に比較できなかったですが、米沢興譲館高校の江戸時代からスタートした歴史、それにまつわった人々を少しばかり理解できたのでは。。。何より、皆さんが今後、新たな歴史を作ってほしいと。。。

20181218083041-fd821d47349da7a8978be2b63a98bf295363629c.JPG 見学のあとに、講義。前半が、これという科学がもたらした歴史的な意義。もし、それがなかったら、それの使い方を考えていたら。。。歴史に「if」はないのですが、歴史を学ぶと言うことは、先人の成功・失敗を学び、自分であれば、どうするのかということを考えてほしいと。そんなことが、歴史の陰にあったのかというのを、実感できたのでは。是非、そんなことを考えながら、課題研究等に取り組んでほしいなと。

20181218083350-d3eef8d6c21a4457cc9e17d2b0c29c7d6be1fdc3.JPG20181218083625-17d03b64afde56eb52952dc64960e876939abcb6.JPG20181218083655-0a84d66eba7aee7f03c26effd20cd39a86586695.JPG 最後は、渡辺の歴史。以外と色々なことを考えていたと思ってもらえたのでは。考えることは、何より大事なことですから。最後に集合写真を撮るのを失念。。。慌てると、すぐに忘れてしまうような年になったのか。申し訳ありません。そうそう、講義の最後に、代表の方からしっかりとした挨拶を。前回、今回の講義の本質を理解してくれていたと思います。奏したことを考えながら、これからもがんばって下さい。

20181218083932-1ca149aebecf9157b4d290d461ee647649287f74.JPG20181218083946-d5dffbb3d7038656a470ce33367d621e29b41766.JPG20181218083957-27c2fb837d525ce2dca740a87a579739bccfbe4b.JPG 講義が始まるまでの少しの時間、横戸校長先生、熊坂先生と今回の講義企画についての議論をする時間を頂きました。ありがとうございました。現状の高校教育をより深く理解でき、情報交換の時間でした。このことを、次年度の企画に活かしたいと思います。最後になりましたが、今回の4回の企画を頂戴しました、今崎先生、熊坂先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度も何らかの形で、コラボできればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 講義のあと、鉛筆を鉛筆削りでなくて、カッターナイフで削ると言うこと。左右の手のバランス。どうしたら、そんなことができるのか。今となっては、小学校では、そんなことをしないのだと。。。だったら、このSSHでやってみる。自分で鉛筆を削ることを、科学的に考えるというのは、とてもよいことではないかと。日本人が手先が器用と言われていたことも大事な歴史なので、それを継承することも大事なことだろうと。とても参考になりました。ありがとうございました。

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