東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【リモート・アウトリーチ活動】香川県立観音寺第一高等学校SSH課題研究発表会、運営指導委員会、山形県立米沢興譲館高等学校SSH特別講義(7/2, 9, 13追記)

2020年7月 2日 (木)

 梅雨の晴れ間。これを「五月晴れ」というとか。西向きの窓を背中にして、仕事をしていると、夏にはちょっとつらい環境。仙台の梅雨寒が続いていたので、安心していたのですが、晴れ間が見えると、夏の暑さを想像できるレベル。梅雨から夏に遷移しているこの時期。いつもであれば、北四国の愛媛、香川に出かけている時期。このコロナ禍ということで、観音寺一高とはnetでのリモート・アウトリーチ活動に。。netで繋がる直前まで、机のまで全く別のことをしているというのは、最初は不思議な感覚でしたが、最近は慣れてきたわけですが。。

20200702184930-b01a16cc9741ac51d9f90a3f6eb3924d02f0a931.JPG
 7/2(木):香川県立観音寺第一高等学校SSH課題研究発表会、運営指導委員会

 観音寺一高には、2週間ほど前に、netでの出前講義。質疑をdeepにできたのが印象的でした。このようなコロナ禍ですので、課題研究発表会をどの様に行うのか。難しいところ。今回は撮影した動画をこちらで見て、あらかじめ、コメント。また、今日も運営指導委員の方々との議論の時間。議論が始まると、いつもの発表会と同じ感覚に。ついつい、長い時間の質疑になって。このあたりは、こちらも反省でした。何より高校が始まってから、こうした形にするまでに、1ヶ月弱。それで、ここまでできるというポテンシャルに感動。もちろん、新しいこのformatに対応するために、研究、発表の指導、支援をされている先生方の熱意に感動でした。

 続いて、運営指導委員会。発表会を受けて、今年度の活動の方向性、課題研究への支援など。ここでの議論については、いつも秘匿事項ということで、お許しください。よりよい方法を共有することも大事かも知れないですが、新しい方法論をそれぞれの学校が切磋琢磨して、産み出しているということもあって。来年の2月の発表会。これが開催できるのか、こちらが伺うことができるのか、現時点では全てが不明な状態。これからもできる限り、リモートで支援ができればと思います。最後になりましたが、今回のリモートでの企画を頂いた観音寺一高・床田先生、石井先生をはじめ、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。今日の感動を忘れずに、遠く仙台からサポートし、渡辺自身も精進したいと思います。本文中の写真は、もちろん、当日ではなくて、数年前のものでお許しを。。。

20200702184916-0e507eee3be1b0e6a354235fb5bb09b2b1f4fd13.JPG PS. 第61期王位戦七番勝負第1局。木村王位に藤井七段が挑戦。会議が終わったあとには、挑戦者・藤井七段の勝利。若手の活躍はもちろんですが、われわれの世代も負けないようにがんばらないといけないというメッセージではないかと。。。何より9月まで続く七番勝負。コロナ禍の影響を受けないことを祈るばかりで。。。「桁」が変わったというニュースは気がかりですが。。。

 PS.のPS. 今日のことについてのお礼のmailを頂き、その中に、「正答なき問に最適解・納得解を求めて主体的・協働的に考え,行動する」という言葉が。まさに、その通りなのだと。。。その場その場にあわせてできることを頑張ることなのだと。ありがとうございました。


 7/9(木):山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」

 6/19(金)から、東北大が行動指針レベル1への引き下げに。学内の会議も一部対面可能に。県域を越えての出張も可能に。その最初の出前講義が、一昨年度行っている山形県立米沢興譲館高等学校での異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」。緊張感を最高レベルにして、米沢往復・対面での出前講義。

20200713090923-23b637502772f3d7dc259490cc230cf485e88089.JPG 講義は観察の重要性を、果物・野菜を使ってと言うことからスタート。特徴をつかんで分類。また、受粉・受精の結果、何ができて果実、果物のどこを食しているのか。意外と知らないこと。さらに続けて、受粉から生殖システム、自家不和合性と言う講義へ。このあたりで、3hrの講義の半分が終了。後半は歴史を理解することの重要性とキャリア教育。少し変わった講義だったかも知れないですが、何かの参考になれば。。。というか、対面での講義のありがたさを実感できた瞬間でした。

20200713091011-c200743c6c5edbfe5acab0f3fd08a32fd8d2ed42.JPG20200713091024-64f66abbef2dbc54535455ded47d812c0752049a.JPG 最後になりましたが、柿崎校長先生、秋葉先生をはじめとする関係の皆様にお世話なりました。秋にはこのような形で実行できることを祈りつつ。。。


 わたなべしるす

 PS. 講義の最初と最後に柿崎校長先生と高校現場の状況など、貴重なご意見を頂きました。ありがとうございました。




ARCHIVE