東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

本葉とハツカダイコンの間引き(農:沼澤芽生)

2016年10月17日 (月)

前回の記事の渡辺先生のコメントに、土の中の水分を割り箸ではかれないかとありましたので、

なるほどと思い、割り箸を使ってみています。

鉢の端のほうに割り箸を奥までさし、抜いてみて、ついてくる土の状態を見ています。

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確かにこれは何もないより分かりやすく、水やりのよい指標となっています。

ありがとうございます。

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今日はまず驚いた話から。

先日曇っていて、夕方だけ日のでた日がありました。

普段野菜を置いているベランダには日があたっていなかったため、帰宅してから次の用事にでる20分間だけでもと思い、いつもと違う場所に鉢を移動させました。

すると、出かける頃には...

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(光のさす方向から撮った写真です)

全ての葉が全面こちらに向いていました。

内野さんの記事にもありましたが、植物が光の方向に向くのは知っていたものの、その速さに驚きました。

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次にハツカダイコンの話です。

昨日、間引きをしました。

開田さんの投稿のラボスタッフさんのコメントにこの鉢には3本が適当と書いてあったので、間引きをする予定はありませんでしたが、

2個体の距離が明らかに近く、3〜4cmないため2本にしてしまいました。

距離が近いとダイコンが丸でなく、細長くなるそうです。(ラボスタッフさんより)


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私は発芽させたものは出来るだけ全て育てたくて、シャーレの発芽準備の段階から、最低限の3粒しか発芽させませんでした。

間引きによっていい個体に絞っていく、ということはできなくなってしまうけれど、それでも蒔いた全てを育てたいという想いのほうが強かったからです。

間引きも最低限に抑えたかったので、こうなってしまったのは悲しいです。

けれどここまで育ってくれた苗は、サラダと共に大事にいただきました! (ただ、小さすぎてあまり味が分からなかった!)

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そして、ハツカダイコンもハクサイも本葉がちらっと見えてきました。

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とても可愛らしいです。

肥料をあげるタイミングは本葉が3枚くらいでたらということでしたが、それは根元にちらっと見えたらということでしょうか。 それともしっかりした葉が3枚になったらでしょうか。

調べると肥料のタイミングは様々なので、研究室の皆様にもお聞きしたいです。 よろしくお願いします。

コメント

沼澤さんこんにちは。

 割り箸の水分インジケーター、いいですね。そうです。自分の主観ではわからないことがあれば、ツールを使って解決するのはいい考え方です。農学部の方に言いますが、水やりでしばらくたって鉢から抜ける水は重力水、土そのものに吸着されているのは結合水といいますが、植物はその中間の水を利用します。それがどの程度が最適になるかは植物によります。ハツカダイコンは普通か、やや水を好む植物で、しおれないようにしないといけません。写真で見るくらいが適当かと思います。今は2,3日に一回水を上げて下さいね。

  種を播くのが少なくて2本になってしまったということです。途中で間引くのを避けたかったというお気持ちはよくわかります。しかし、途中何があるかわかりません。何かを落として折れてしまったり、あるいは害虫がつくかもしれません。余裕をもった数にしときましょう。教養の単位も同じです。また、最終的なデザインを頭に入れれば最初に播く位置がイメージできたと思います。この鉢に2株は別に悪くない密度ですが、もしも寂しいとお思いならあと一株分遅れてスタートでもいいかと思います。鉢の中央でなくともかまいません。

 肥料のことですが、本葉三枚をよく疑問に思いましたね。いいポイントです。葉がどの時期にあるのが「三枚」と呼ぶのか、厳密に考えることは研究にとり重要です。まあこの場合で言えば、三枚目が大きく出たくらいだと思って下さい。最初にこの土には養分が含まれていますので1ヶ月は元から大丈夫なんです。

それでは、引き続き頑張って下さい ラボスタッフ・オガタ