経過報告3(農:高畑朱里)
2017年11月19日 (日)

こんにちは。今日は雪が降りましたね。手袋なしで自転車に乗るのがそろそろ辛くなってきました。しかし、植物はこの寒さの中でも成長してくれています。今回はミニハクサイについて書いていこうと思います。
11月12日17:40
ミニハクサイの写真です。本葉が4枚から6枚見られます。また、前回記事を書いた時より葉1枚1枚が成長しているようです。
大分葉が密生してきたので、間引きを行いました。実際に結球するころには株を1つにしたいと思っているのですが、虫の害なども出ているので、5株残しておきました。最終的に、1番元気な株を残そうと思います。
間引いたものの写真です。
土から顔を出した部分の高さは5㎝ぐらいです。本葉が出てからは縦というよりは横に成長しているようです。また、前回の記事にも書きましたが、葉に虫食いが見られます。原因となる虫は見られないかと葉を調べたところ、こんなものを発見しました。
おそらく、この虫が虫食いの原因だと思います。1㎝程の小さな虫です。イモムシのような虫でした。何という虫かは特定できませんでした。とりあえず、見つけた虫は葉ごと取り除きました。また、間引きの時には虫食いがないものを残すようにしました。
11月16日18:13
少し水を控えすぎたようで、小さめの株の子葉の部分が黄色くなってしなびてしまいました。水はけが悪いと何腐病の原因になるようなので、気を付けていたのですが、水不足は整理障害や不結球の原因になるようです。水の管理は気を付けたいです。また、私は大学から帰ってきた夕方ごろに水やりをしていたのですが、母に、これからの時期は夕方に水やりをすると水が凍ることがあるから朝にあげるようにと言われました。土が凍ることで一気に枯れることがあるよ、と言われたので、これからは午前中に水やりをしようと思います。
下はミニハクサイの写真です。特別成長している、ということは無かったのですが、やはり虫食いがありました。新たに食べられているので、原因となる虫がまだいるんだなと思って葉を調べてみたのですが、今回は見つけられませんでした。そこまでひどい害に遭っているわけではないので、とりあえずは様子見かなと思っています。
発芽したばかりの頃と比べると、少し成長速度が落ちてきたかな、という印象です。本格的に寒くなる前に結球が始まってくれるといいのですが...明日、明後日と気温が下がるようなので、水やりのタイミングには気を付けて成長を観察していきたいなと思います。
参考
http://kateisaiennkotu.com/yasainosodatekata/yousairui/hakusai.html
http://www.sakataseed.co.jp/product/search/code00922620.html
コメント
高畑さんこんにちは。
ハクサイ、成長してきましたね。間引きもいい感じです。ハクサイは茎があまり伸びず成長点が下のままですので、横に大きくなるように見えます。しかも寒くなるとだいたいどの植物も上に伸びようとはしなくなるものです。
それで、今回最大の事件は虫、ですね! ハクサイなどのアブラナ科植物はおいしいのか虫が付きやすい(タデ食う虫も好き好きという諺もありますが)ものです。季節柄、虫が付くことは少ないはずなのですがこの場合付いてしまいましたか。何の虫か写真だけでは断定できないのですが、対処は適切だったと思います。ただ、虫は多数同時に発生するものですので(卵は多数一塊になっているもの)丁寧に見てあげて下さい。
水やりについて親御さんの言われる通りです。夜間に凍結すると、根が浮き上がって大変なダメージになる場合もあります。厳冬期は畑でもその心配があるのですが、特に植木鉢では土の温度が低いので注意が必要ですね。大変良いアドバイスだと思います。
結球するか、もうしばらく置いてどのくらいの大きさになるか見てみましょう。しかし結球しなくとも充分食べられます。虫がいないことを確認して、間引きも食べられたらいいですよ。
それでは中間報告もお待ちしています。
ラボスタッフ・オガタ
―追記ー
水不足は結球以前の問題で枯れてしまいますので量は充分上げて下さい。どうも今年は乾燥しがちなようで例年よりも皆さん水が不足気味です。それと、子葉が黄色くなってくるのは、ここまで本葉が増えてきたら通常の推移ですので気にしないで下さい。
-追記-
こんにちは!ラボスタッフマスコです。虫ですが、小さいし、たぶんコナガかと思いました。アブラナ科植物を好んで食べる虫で、見たことがあるなあと思って。とはいえ、実物を見てないので、なんともいえませんが。コナガ判定の方法や、農薬なしの防除の方法はここを参考になさってみてください。
もしコナガなら。。。手でがんばって取る以外に、↑のリンクに色々な防除方法が載ってる中ではアルミホイルマルチをする、あたりが手軽かと思います。以前、基礎ゼミでも行っている受講生がいましたね(参考:このときはキュウリのウリハムシ防除でしたが、一定の効果が上がりました)。
アルミホイルは光不足の時に反射板として利用する受講生もいました(参考)。寒くなってきたので、室内栽培中心になりそうなときやアパートの日当たりが悪いときは使ってみると良いかも。参考になさってください。
ラボスタッフマスコ