ハツカダイコン不調です①(経:遠藤真由)
2017年12月 5日 (火)

こんばんは。今夜は冷え込んできたと思ったら雪も降ってきましたね。今回私は簡易温室を作成してみましたが、内容が盛りだくさんとなってしまうので、記事を全2回に分けて投稿します。
まずは最近のハツカダイコンの様子です。大分大きくなってダイコンらしい葉になってきました。本葉は大きいもので9.5cmほどになりました。前回の投稿からかなり間が空いてしまいましたが、7日から10日に一回施肥をし、乾きすぎないタイミングで水をたっぷり与えることを心掛けてきました。相変わらず朝から家に帰るまでは外に出しておいて、寝る前には家にしまっています。
子葉が黄色くなって枯れてきたのですが、他の受講生の記事にも同じような記載があったので大丈夫かと思います。ただ、本葉の一部が縮れてしまっているものがあり、気になったのでネットで検索をかけましたがそのような病気は見当たらなかったので大丈夫なのでしょうか。
↑左の写真では本葉が縮れてしまっています。
また、ペットボトルに移植したほうは緑色が薄く、黄色になりかけています。成長もほぼ止まってしまいました。土曜日に農学部の杉山さんに会う機会があったのでその話をしてみると、どうやら杉山さんはハツカダイコン栽培の経験者だったらしく、「もっと通気性を良くしたほうがいい。」とアドバイスをくれました。そこで、ペットボトルに高さがあり、空気に触れにくい状態だったのでカットし、底に穴をあけました。よく考えれば、最初から底に穴をあけておくべきでした。反省です。しかし、なぜ移植した方とプランターのままの方でこんなにも差が出てしまったのでしょうか。自分なりに考察してみました。下記のとおりですが、これから一つ一つ改善してみて原因を探って行けたらと思います。
①移植したときに根が傷つくなど何らかのトラブルがあった。⇒移植の際にはなるべく周辺の土ごと植え替えるように気を付けたのですが、もしかしたら傷つけてしまったのかもしれません。ただ、植え替えたばかりの時は順調な成長を見せていたのでわかりません。
②通気性が悪かった。⇒これは今日解決したのでしばらく経過を見てみる必要がありそうです。再びハツカダイコンが元気になったら原因はこれの可能性が高いです。
③土が悪い。⇒今使っている土は家の庭の野菜を育てていたスペースからとってきたものです。もしかすると、土がかなり酸化していた場合は原因となりうるかもしれません。
また、今日は前回の施肥から8日経ったので施肥を行いました。前回までは土の表面上にパラパラと蒔いていましたが、他の受講生の記事と先生のアドバイスによると3・4か所に7から8粒ほど入れるとあったので今回からはそのようにしたいと思います。
それから、ハツカダイコンの根の部分がどのくらい成長したかわからないと相談したところ、少し掘り返してみてみるとよいとアドバイスくれたので、掘り返してみましたが、全く育っていませんでした。正直ショックです。右の写真のように栽培を始めたばかりの時とほとんど変わっていませんでした。阿部さんの最新の記事ではハツカダイコンの根の膨らんだ様子が観察できてたので少し焦ります。
コメント
遠藤さんこんにちは。
ハツカダイコン、成長してきてますね。
ただ、子葉はともかく本葉が枯れてきているのは気になります。この症状はよく見るものではありますが、私も実は原因を確定していません。夏であればべと病を疑うところなのですが、今の季節にはあまり出ないものです。
一つやってもらいたいことがあります。水をやるとき、いつもの何倍もの水をやって土を洗うようにして下さい。ハクサイは肥料過多には強いのですが、念のために余分な肥料を流すのです。少ない水の量でこまめに与えているのを続けますと、土の表面に近いところに肥料分が堆積することがあります。鉢の内側は元々白っぽくなっているものですが、ちょっと多いかな、という気がしました。肥料分の結晶という可能性を疑ったもので。
その場合、単に浸透圧の関係で萎れる、というだけではなく与えた肥料分以外の要素を植物が吸えなくなる、ということが起こりえるのです。植物の栽培もけっこう複雑な要因があるものです。
ペットボトルに移植した方は、生育が良くないとのことですが、いろいろ自分で考えていらっしゃる通りだと思います。まさに私も思う通りです。しかし特定はまだつけられません。普通であれば土を疑うのですが見る限り畑の土にしてはけっこう良い土に見えます。かえって皆の移植の苦戦を見ているので、移植時の何かかな、と想像はします。
さて、根の膨らみについてですが、まだまだじっくり構えて下さい。
ラボスタッフ・オガタ