【出前講義】愛媛県立西条農業高等学校・特別講義実習「作物の栽培から収穫まで」(9/17)
2015年9月17日 (木)
今年は晴れると晴れが続き、雨が降るとよく降ります。いずれ、変な天候です。秋の稲刈りが始まるというこの時期。この長雨は痛手になるなと。。。そんな中、昨日は雨の中、愛媛県立今治西高等学校での出前講義。翌9/17は、今治市のとなりになった西条市内にある愛媛県立西条農業高等学校。
6月にも出前講義で伺いましたが、農学部で学んだこともあり、畑があったり、ハウスがあるのを見ると。こちらがほっとします。伺ってすぐに、校長先生、教頭先生にお目にかかり、またお世話になりますと。快くwelcomeして頂き、ありがたい限りです。
1コマ目は、3年生の実習指導。というよりも、こちらが学ぶところが多かったような。天候によっては、教室での講義をという話でしたが、朝からの雨も小やみにハウスでのレタス、トマトの収穫。その前に、農業高校で学んでいることで、基礎的なことに加えて、作物というしゃべらないものが何をしてほしいというか、何を求めているか。この夏は暑くて、学校の入り口のイチョウの木も、片方は緑のままですが、片方は、この時期にはふさわしくない落葉をしようかという色になっていて。。。そんな身の回りの変化に気づく、農作業をしていて、自分がなにをすればよいかを考える、そんなことを学んでほしいと。あまり長くしゃべると実習時間が足りなくなるので。。。
実習の最初に、先生の方から収穫したものは、市場に出荷をすると。天候不順で農作物のできが悪いと言うことで、かなりの高値で買ってくれると。こう言われると、実習にも力が入るのでは。。。レタスは、出荷する包装、段ボールまで農業高校の名前が入ったもの。このあたりが現場のすごさだなと。連続的に収穫できるように、苗のサイズもいろいろなものが準備されていて、今回の実習では、現在収穫できる夏作用のレタス。温室の中には、昔、応用昆虫学の時間に習った「金龍」、「青龍」というリボンが。それぞれ、温室コナジラミ、ミナミキイロアザミウマ対策だったような。最初は、それぞれの生徒さんも自分の持ち場でなにをするか、誰をサポートするかが不慣れなようでしたが、それでも半分を超えた頃には、しっかり切り盛りして。また、収穫しているところも、収穫物と切り落とした葉っぱの整理など。その当たりをいかにバランスをとるか。大事なことだと。
袋詰め班の所は、十分にfollowできてなかったかも知れないですが、他の授業で使うというレタスを残して、出荷箱で4箱。しっかりと詰められていて。重さも決まった範囲に収めて、このレタスを使えるところは、おいしい料理になるだろうと。そんなことを思いつつ。もちろん、最後は、後片付けというか、水耕栽培をしているので、残った水の中に根域を一斉掃除。というところで、実習は終了。トマトの収穫も、拝見したかったのですが、場所が離れていたりで、できなかったのが、残念ですが。。。普段の出前講義とは違って、こちらが学ぶことが多い実習でした。ありがとうございました。
最後になりましたが、西条農高校長・信尾校長先生、成高教頭先生、担当の別府先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす