山形県立新庄北高等学校 1年 川崎謙太
7月に行われた第1回講座のときにはまだまだ長いと思っていた科学者の卵養成講座も、悲しいことにもう終わりを迎えました。終わった実感があまり湧かないうちに、本日の発表会から学んだことを書きたいと思います。
私は、科学部に所属しているわけでもなく、研究発展コースには漏れてしまった身なので、発表を聴く側でした。皆さんの発表を聴いていて、とてもすごいと思う反面、発展コースで研究したかったという悔しい気持ちもありました。しかし、ここで諦めず、2年次で行う課題研究に励みたいと思います。そして、本日発表した皆さんのような、内容の濃い研究ができるように頑張ります。
次に、科学者の卵養成講座を振り返って。この8ヶ月間で、私はいくつもの学びがありました。そしてたくさんのことを吸収しました。多すぎてしぼるのも惜しい気持ちがありますが、自分の中での学びや有意義だったことを大きく2点にまとめました。
1つ目は、自分の興味のなかった分野に触れられたことです。様々な分野の最先端の講義を聴いたり、科学が好きな高校生と話したりしたことが、自分にとっての刺激、自信、そして科学へのさらなる興味に繋がりました。
2つ目は、生徒と教授との距離が近かったことです。どんどん質問できる環境があったため、自分の意見、疑問を頭でまとめて、伝えるという力が身についたと実感しています。また、講義ごとに教授の皆さんからコメントしていただけるレポートを作成したことで、科学的、倫理的な視点はもちろん、文書力も向上したかなと思います。
しかし、未熟な自分にとって、「ひよこ」への道はまだまだ長いように感じます。高校を卒業して、立派な「ひよこ」になれるよう、これからの高校生活、研究活動を充実させていきたいと強く思います。
約8ヶ月間、先生の皆さん、ひよこの皆さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。
投稿者:山形県立新庄北高等学校