こんにちは。夏も本番に近づき、運動部にとっては辛い時期となってきました。山形県立米沢興譲館高等学校2年近野稜太です。
初めての活動ブログを作成するにあたり、多少緊張はしていますが、自己紹介と今回の講義の感想について書いていこうと思います。
[プロフィール]
氏名:近野 稜太(コンノ リョウタ)
年齢:16歳
所属:山形県立米沢興譲館高等学校
部活動:卓球部(部長)
好きなこと:卓球をすること 楽器を弾くこと
こんな感じです。学校生活はそこそこ楽しく送れていますが、まだまだ自分に対して満足のいかない部分が多く、日々自分と向き合い、これまでの自分に打ち勝つことを意識して生活しています。ですが、そんな自分に勝てた試しはほとんどなく、何をやるにしてもスマホがつきまとい、時間が経ってから後悔しか残らないようなことが多いです。
そんなわけで高校生活での大まかな目標は「自制された生活の実現」としています。
[今回の講義を聞いて]
初めにこの講義について知った時は、自分はネガティブな感情を抱きました。これは何故かと言うと「遺伝子組み換え」という技術は、ニュース等ですでに聞いたことがあり、尚且つそれを見た自分が「遺伝子組み換え」について悪い印象を覚えたからです。具体的には、「中国で遺伝子組み換えがなされた子供が産まれた」というニュースを見た際に「倫理的な観点から賛否両論の意見が出ている」という内容を聞きました。その時自分は「本来自然のまま産まれてくるはずの命が、人によって操作されるのはどうなのか」と疑問を抱きました。
しかしながら、今回の講義で「遺伝子組み換え技術」というものが農業などに利用されることが、人間にとって大きな利点となるということを知り、私のこれまでの「遺伝子組み換え」に対する考え方は大きく変わりました。もちろん人間と植物では全く違う話ではありますが「遺伝子組み換え」というもの全体に何となくネガティブな感情を抱いていた自分はいなくなりました。またそこから、物事を一面だけで捉える事は良くないことだと知っていても、やはり常に意識でもしていない限り、人は多面的な視点を持つことは難しいのだなとも感じました。
また、質疑応答の際に「遺伝子組み換え技術」に関する世間一般のネガティブな評判はどうお考えになっていますか、と教授にお伺いしたところ「根拠は無い」とはっきりとしたご回答をいただきました。私はこれにとても感銘を受けました。なんとなくモヤっとしたイメージが簡単に世間一般に広まってしまう現代で、今回の伊藤先生のような、日本の研究の第一線で活躍していらっしゃる方が、何かに関してしっかりと断言してくださる事の価値に気づき、感動しました。
私は特に「質疑応答」という時間はとても大事だと考えていて、東北大学の先生方ともなれば、その価値は益々高まると思っています。ですから、これから数回ある講義の中でも、そんな素晴らしい先生方と直接対話をすることが出来る「質疑応答」という時間を無駄にすることなく、自分にとって有意義になるようにしたいと思っています。
[最後に]
この記事のタイトル「歪な卵」についてですが、軽く前述した通り、未だ自分に打ち勝つことのできていない自分の事を表しました。周りはみんな努力して、自分もしなければと思いつつも、努力をする癖をつけてこなかった自分に絶望しつつまたスマホに手が伸びる、そんな堕落した自分をこの「科学者の卵」をきっかけに変えられればいいなという、淡い期待を込めました。
せっかく掴んだ貴重なチャンスを無駄にすることなく、醜くても孵化できるように、もがいていきたいです。
投稿者:山形県立米沢興譲館高等学校