こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年の渋谷陽歌です。第2回となる今回の講義は、安藤晃先生による「プラズマと核融合」、渡辺正夫先生による「植物の自家不和合性」、羅漢先生による英語のミニ講義でした。
前回の自分のブログを後で読み返したのですが、とても長くて読みづらいと感じました。今回は、あまり冗長な記事にならないように気をつけます。改行の方法も発見したので(段落の間を1行丸ごとスペースで埋める)、読んでくださる方のことを考えて書きたいと思います。それから、センスの良いタイトルも思いつかないので、この渋いタイトルでこれからも投稿していきたいと思います。
さて、1つ目の講義は、プラズマについてでした。プラズマとは、原子を構成するイオンと電子がバラバラに動いている、電気的に中性なガスで、物質の第4の態と言えるそうです。核融合反応では、このプラズマ状態が起こります。安藤先生が研究されている1つのテーマが、「核融合発電」です。重水素と三重水素(トリチウム)の核融合で出るエネルギーを、電気エネルギーに変えようとするものだそうです。私は、トリチウムという言葉を聞き、福島第1原発の事故で出たトリチウム水を連想しました。核融合発電に濃縮トリチウム水を繰り返し使うとするプラズマ・核融合学会の記事も見つけました(文末※)。講義後に質問できなかったのが残念なのですが、安全性が担保された上で発電に利用できるのであれば、トリチウム水問題の解決策になりうるのではないでしょうか。
2つ目の講義は、植物の自家不和合性についてです。実は、自家不和合性を持つ植物は、雌しべに自分の花粉がついても、受粉しない仕組みを持っているそうです。学校の授業では習ってこなかった仕組みなので、驚きの多い講義でした。分子レベルでの仕組みがまだ完全には分かっていないそうで、植物の世界は奥が深いものだと感動してしまいました。
ミニ講義では、主にSpeakingのための英語学習についてお話しいただきました。発音が良くなるコツや、机での勉強だけでは学べない口語的な表現もご紹介いただきました。先生は、口語表現をパズルゲームをしながら学んでおられるそうです。英語で質問をされていた受講生の方もたくさんおり、やる気のある人たちの集まりなのだと改めて実感しました。
今回の講義は第2回ということで、前回よりも長く受講生どうしの交流時間がありました。私の疑問に対して皆で考えてくださり、とても嬉しかったです。また、小グループ内で、遺伝子の連鎖について質問されていた受講生の方がいらしたのですが、答えようとして私が混乱してしまった場面がありました。不勉強を痛感しました。質問された方、すみませんでした。
前回のブログの最後で「レポートを30分で書きたい」と宣言したのですが、提出できたのは講義翌日の午後になってしまいました。アイデアがどうしても浮かばなかったり、オンラインでの提出に手間取ったりしたためです。また、計算をExcelに頼ってしまった箇所もありました。アイデアが浮かばない、という悩みについては、次回の講義で他の受講生の方やメンターの方に意見を聞いてみたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
※参考資料 山西敏彦「核融合炉トリチウム水処理システムの研究動向」プラズマ・核融合学会 2007-02-25
投稿者:宮城県仙台二華高等学校