東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2022.04.10

卵日記~発表、そして・・・~

こんにちは、成城高等学校の金井海翔です。

約3か月更新が止まっていました。

先日の発表会が最後の講義となりました。

                                           

この発表会では研究発展コースに行った方や学校推薦の方が主に発表するのですが

今回自分も自己推薦コースという枠で参加させていただきました。

こんな発表の機会は滅多にないのでとても幸運なことでした。

                                                 

僕の研究は、「東京湾における赤潮の発生機構の解明~都市型河川がどのように発生に関与しているのか~」という研究です。つまりどのような条件の時にプランクトンが大量発生するのかということと、その発生したプランクトンに海で見られているプランクトンは川にいるのか調べる実験です。

                                                   

既に河口や汽水域に侵入しているプランクトンとしてスケレトネマコスタツムが知られています。このプランクトンは赤潮の原因プランクトンの代表種です。

さて、この実験で最も苦労したことは天候と予想外のデータへの対応です。

天候はどうしようもないとしても、自分の仮説と実験結果が違った場合その理由を考えなくてはいけません。1番想定と違った結果が出たのは、室内に置いたハイポネックス(植物肥料)を入れた容器であまりプランクトンが増えなかったという点です。

理由としては光量が弱かったことが考えられます。

                                     

さてそんなこんなで発表を終え、今回までの講座で多くのことを学ばせていただきました。

すべての講座が役立つ講座で勉強になりました。

この講座を受けてみたいけど迷っているという人はぜひ応募してみてください。

きっと自分の身になるものばかりです。

                                             

まず、何度も書いているように全ての講義が役に立ちました。

その講義で数回東北大学に行き講義を生で受けその場で質問などをさせていただき、自分のモチベーションアップにつながりました。その時に東北大学であった受講生の皆さんからも多くの刺激を受けました。また、科学者の卵養成講座のOG、OBの先輩方と話す機会がありました。その時に先輩方は簡単な質問でも勉強方法でも難しい質問であっても答えてくださりました。この経験から自分の進路への自信が生まれました。

                                              

最後になります。科学者の卵養成講座の方々、メンターの方々、講義していただいた先生方そして、指導教諭の先生ありがとうございました。そして受講生の皆さんお疲れ様でした、そしてありがとうございました。皆さんと話すことで多くの知識を学びたくさんの刺激を受けました。

本当に楽しかったです。では、またどこかでお会いしましょう!

投稿者:成城高等学校 |個別ページ

2022.04.05

卒業文集②

 こんにちは。仙台二華高校の渋谷陽歌です。科学者の卵卒業文集、第二弾として、科学者の卵への応募に際して少々注意していただきたいことを書きます。それは、「科学者の卵じゃなきゃいけない」という目的意識をもつことです。

 

 参考サイト1は、科学技術振興機構(JST)さんのご支援によるグローバルサイエンスキャンパス(GSC)開催校一覧です。GSCとは、科学者の卵など、大学及び研究機関による高校生向けの科学講座です。また、京大さんのELCAS、阪大さんのSEEDSなどなど、GSCとしての支援は受けていないプログラムも存在します。

 

 リストをご覧になると分かりますが、GSCにも共通性と多様性があります。ちなみに、共通性と多様性は生物学において重要な視点です。このように他分野を応用する思考法が身についたのは、科学者の卵のおかげだと思います。

 

 話を戻します。GSCに共通しているのは、「多くの講座において2段階選抜式が採用されており、選抜後に研究活動を体験することができる」「優秀な受講生は2年目に研究を行う場合がある」「主に高校1,2年生を対象とする」点です。例外もありますので、各自ご確認ください。多様性については、「分野横断型」「分野特化型」に分けることができます。

「分野横断型」:科学者の卵(東北大)など。幅広い分野の講義に触れることができる。特定分野への興味がひじょうに強い方は、興味のなかった分野に触れる機会を得ることになる。科学全般が好きな方は、特に極めたい分野を探すことができる。

「分野特化型」:情報科学の達人(国立情報学研究所)、医学・医療の学際的修学、半学半教(慶応大)など。特定分野に特化した講義、研修を受けることができる。

 

 また、多くのGSCでは、大学や研究所を訪問して活動することが計画され、コロナ前は海外研修も行われていました。交通費は支給の場合が多いです。わーい。しかし、現在は対面講義や実習が難しく、Zoomを用いたオンラインでの活動が主流のようです。科学者の卵のように、対面とオンラインのハイブリッド型を実施した講座も多くあります。実地研修ができないのは残念ですが、遠方の大学のGSCに参加しやすくなる可能性もあります。各GSCの本年度の実施方針は、ご自身で最新情報を確認していただきたいと思います。

  

 ここまで、日本全国のGSCの情報をざっくりまとめてみました。私が言いたいことは、高校生活全体を見通し、限られた機会を存分に生かしてほしいということです。

 東北大の科学者の卵養成講座は、一年間受講した者として、自信をもっておすすめできるGSCです。上記観点を参考にし、科学者の卵への参加を決意した暁には、ぜひ飛び込んできてほしいと心から思います。読んでくださり、ありがとうございました!

 

(注:JSTさんによる科学者の卵へのご支援は、平成30年度より4年間でした。これは昨年度をもって終了したようです。三菱みらい財団さんや一般の方々からのご支援により、科学者の卵養成講座はこれからも続きます。参考サイト2は新サイトです。初年度にGSCとして採択されたプログラムは、同様にご支援が終了したはずです。他大学に関しても、新年度の最新情報を集めることを強くお勧めします。)

 

参考サイト

1. 『グローバルサイエンスキャンパス 企画紹介』国立研究開発法人科学技術振興機構

https://www.jst.go.jp/cpse/gsc/about/shoukai.html

2. みらい型科学者の卵養成講座 https://mirai-eggs.org/

 

卒業文集①:http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/activity_r03/2022/04/05123954.php

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2022.04.05

卒業文集①

 こんにちは。仙台二華高校の渋谷陽歌です。今「1年生の渋谷陽歌です。」と書きかけました。高校生の一年間は早いです。本当に。さて、科学者の卵を一年間受講し、将来の科学者の卵の方々に書き残しておきたいことがあり、キーボードを叩いている次第です。3部作になる予定です。長文ですが駄文にはしません。しばらくお付き合いください。

 

 今回のテーマは、科学者の卵を受講して良かったと思うことです。

 

①進路希望が明確になる

 私は、志望理由書を「工学部に行きたい」という内容で書くうちに、本当に工学がやりたいのか、自信がなくなってしまいました。そこで生物を勉強してみたところ、毎単元が感動の連続で、自分に合っていると直感しました。工学部バージョンの志望理由書を消去し(これはとっても後悔している)、医学部志望5日目くらいの素直な気持ちをつづり、受講生として選抜していただきました。ちなみに、発展コースでご指導いただいた神崎展先生は、大学院工学部医工学研究科の先生です。医学と工学を組み合わせた分野です。不思議なご縁ですね。

 また、受講中も進路について考える機会がありました。もともと生物系、医学系に興味があったのですが、浅井先生の航空機のご講義をひじょうに面白く感じました。進路に少々迷いが生じましたが、最終的には医学への興味を再確認し、志望校への思いを新たにすることができました。

 

②文章力がつく

 科学者の卵では、毎講義ごとにレポート課題が出されます。コロナ前の対面型の頃は30分で書いていたそうですが、オンライン講義だった昨年度は、提出は次の日まででした。つまり、内容も表現も、吟味する時間があるのです。遅筆かつ凝り性の私は、毎回けっこう苦戦しました。楽しんでさらさら書ける方もいらっしゃるようなので、人によりけりですが。

 レポート1つあたりの文字数は、私のもので1800字ほどでした。これが年間14講義。これに志望理由書、発展コースのレポート、論文などを加算して、書いた字数は占めて40,000字ほど。原稿用紙100枚。いくら出鱈目でも、これだけの量を書けば文章力が付くこと請け合いです。だんだん上達しますし。

 また、突拍子のないアイデアでも、真剣に考えた内容であれば、きちんと評価していただける環境です。私は初回レポートで「漬物の実る木」を書きました。伊藤先生は丁寧なコメントを返してくださり、良い環境だと実感しました。レポートを白紙で出すよりは、アホなこと書いて出した方がましです。先生方は、努力を必ず評価してくださいます。

 

③大学での研究について知ることができる

 基礎コースの講義、発展コースの実習では、大学の先生方のお話を直に聞くことができます。先生方の研究者遍歴をお聞きし、実際に研究の一部を体験することにより、以前より「研究」をリアルにイメージできるようになりました。1本の論文を書くのに必要なデータ数など、研究の楽しさも大変さも、少し分かった気がします。

 

 1年間で得たたくさんの出会いや学びを大切にし、これからも科学を好きであり続けたいと思います。お世話になった先生方、受講生の皆さま、本当にありがとうございました!

投稿者:宮城県仙台二華高等学校 |個別ページ

2022.03.31

いつか笑ってまた再会

みなさん、こんにちは。山形県立酒田東高等学校1年斎藤真由です。少し遅くなってしまいましたが、3月12日に開かれた科学者の卵養成講座の発表会について振り返りたいと思います。

 私が今回の研究発表を聞いて一番感じたことは、レベルの高さです。大学の先生方のゼミに入って研究したとあるだけに発表者が使っている言葉もグラフなどもとても難しく感じました。高校での研究とは、やっていることの規模の大きさもありますがかなり違いがあることを感じました。私自身は研究発展コースでの発表はしていないので聞くことに徹していましたが、事前にいただいていた研究要旨をじっくり見ていても、この言葉なんだろうだったりこれはどういうことをしているのだろうと想像できないことも多々ありました。ですが、プレ発表も含め聞いていたすべてのグループが丁寧な実験と分かりやすい説明をしていて同じ高校生なのにすごすぎると一人圧倒されていました(笑)。また、質問をしたことについてもこちらわかるまで詳しく説明されていてこれまた圧倒されました。研究は奥が深いしまだまだ解明されていない、研究し続けられるものが世の中には数多く存在しているのだと実感しました。

 この発表も聞き終わり閉講式があった時にはすでに寂しい気持ちでいっぱいでした。東北大学に来て受講できたのはたったの2回でしたがその2回が大変貴重な時間で多くの学びを得ることができたと思います。約1年前、東北大学の科学者の卵という講座があることを初めて知り家族からも進められ応募しようと決意しました。それにあたって応募用紙を書くのが本当に大変で大変でその頃は勉強以上に応募用紙を書くことを頑張っていました(笑)。ですが、高校の先生をはじめ家族にも手伝ってもらい何とか提出、そして合格をもらった時本当にうれしかったことを覚えています。そこから毎回の特別講義が楽しみで、質問をしたり講義を聴いたりと有意義な時間を過ごすことができたと思っています。

 私は、実は文系を選択したので科学者の卵では指で数えられるくらいであろう少数派の人間だったと思われます。メンターさんとの学部交流の際には工学部と理学部のメンターさんのところにちゃっかり存在していて驚かれたのも覚えています(笑)。かつ、部活動も陸上部に入っているので科学部系に入っている方が多い中でそこでもまた少数派だなと思っていました。楽しみな講座でも毎回講義を予習したり、理解するということに苦労しましたが同じように頑張っている受講生がたくさんいるのだという一心でここまで頑張ってくることができました。理科も得意とは言えなかったけれど興味だけはありありとあったのでこのような状態で受講していた私でも毎回の新発見に夢中になっていました。だから、少しでも科学者の卵養成講座って面白そうだなとか科学って言ったら分野が広いけど大学の先生たちの授業聞いてみたいとか私みたいに文系に進もうと思ってるけど面白そうだなどと思っている方がいたらぜひ挑戦してほしいと思います。科学者の卵養成講座の講座を担当してくださる先生方もメンターさんもスタッフさんも事務局さんもみんながその一歩を歓迎してくれると思います。私自身この講義を受けて研究するということに興味を持ったので進路選択の幅が広がっていると感じています。何事もやってみないと始まらないという言葉はこういうものなのだと思います。

最後になりますが、講義をしてくださった先生方をはじめ、メンターさん、スタッフさん、事務局さん、そして受講生の皆さん本当にありがとうございました。皆さんには感謝してもしきれないほどです。またどこかで再会できることを願って勉学に励み学校生活を楽しみたいと思います。本当にありがとうございました!!!

投稿者:山形県立酒田東高等学校 |個別ページ

2022.03.31

ひよこの階段へ!

こんにちは。岩手県立一関第一高等学校2年の石川由梨乃です。もう4月ですね。桜の蕾がピンクに色付いてきました。今年の桜はいかほどか、楽しみです。

今回のブログで最後となります。12日に行われた発表会、講座を通しての感想、未来の科学者のたまごへのメッセージを記します。

発表会

さて、12日には今年度の締めである発表会が行われました。3分のプレ発表+8分の本発表という形で発表を行いました。3分のプレ発表では全体の場で発表、8分の本発表ではブレイクアウトルームでの発表で、3分の発表でしか他のグループの研究についてを聞くことが出来ませんでしたが、きっと素晴らしい発表だったと思います。

ここで少しばかりではありますが、行った研究内容についてご紹介します。

私は超音波イメージングについての研究発表をしました。そもそも超音波イメージングとは??生体内の組織・臓器の断層像を可視化する医用イメージングの1つです。リアルタイムに血流の流れを表示させることができます。例として、カラードプラ画像というのがあります。これは、血流速度を色で表現するものとなっています。この画像だけでも血流の速さは分かるものの、あくまでも超音波の送受信方向の速さで、実際の速度とは異なります。これは実際の流れる向きと超音波の送受信方向の向きが異なるからです。本研究では、この画像から速度と向きを算出してそれをベクトル表示(Vector Flow Imaging)させて、生体内の流れの可視化をしました。こうすることで血管系の病気の早期発見に繋がるのではないかと考察しました。ちなみにですが、このようなイメージングの技術が使える場所はあまりないようで、貴重な経験をさせて頂いたなと思います。

研究にご協力頂いた西條先生、石井先生、TAさん、そして一緒に活動した仲間に感謝申し上げます。

講座を通して

あっという間に科学者の卵養成講座が終了しました。もっと聞きたかった話、興味を持てた話、様々ありました。最先端の科学技術について広く深く学ぶことができ、本当に貴重な経験をさせて頂いたなとしみじみ思います。この講座に参加する前後と比べて科学に対して「なぜ?どうして?」と色んなことに興味を持つようになりました。また、その興味を持ったことについて主体的に調べて理解に繋げようとしたり、講義毎に質問をしたり、気づいたらまるで子供心が蘇ったかのように活発になっていました。次世代を担う人材として、今回の講座で得たことをベースにして初心を忘れずに様々な課題に立ち向かえるようにしたいと思います。立ち向かうための知識は十分なのであとはそれをどう使うかは自分次第。どう使うかを考えて自分自身を向上させたいと思います。運営に携わって頂いた事務局の皆さんをはじめとする多くの方に感謝申し上げます。

未来の科学者の卵へ

私はAIについて興味があり、この講座に参加しました。AIの技術が近年発達して高いスキルが求められるようになった現代社会において、最先端の科学技術が重要視させるようになりました。AI以外にも山程、未知なること(最先端なるもの)があります。それに立ち向かうのは私達、次世代を担う人材です。今のうちから最先端の技術に触れられるのは貴重な経験です。未知のことが最先端の技術で切り拓かれることは実に面白いことです。是非、科学者の一歩をこの講座で踏み出してみませんか?一緒に研究できる日を楽しみにしています!

最後に。

コロナ禍で受講生とは数回しか会うことができませんでした。コロナが終息して再会できる日を楽しみにしています!

また会う日まで!!

投稿者:岩手県立一関第一高等学校 |個別ページ

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