みなさんお久しぶりです。第四回講義から更新が途絶えていた、花巻北高校の小舘なごみです。考査、模試、生徒会、部活動......色々と追われていたら、こんなにも遅くなってしまいました_(._.)_
かなり前の振り返りになってしまいますが、第四回講座の振り返りをしたいと思います。
〇化学反応の場を知る ~マテリアル・デザインと新物質探索~
まず、Chemistryには「化合する」のほかに「相性・調和によって引き出される効果」という意味があることをご存知でしょうか。滝沢先生の講義内容は、この意味のように「元素の組み合わせから、新材料や新機能を設計し、実現する」というものでした。ただ単に組み合わせればいいわけではなく、電気陰性度差などを考えなければいけません。動画での組み合わせ例の説明は、そういう組み合わせもできるのかと驚きでいっぱいでした。周期表は化学の授業で使う時もあったり...?という感じで、まじまじと眺める機会がなかったので新鮮な感覚でした。
私たちの身の回りの多くのものにレアメタルが使われています。しかし、レアメタルは存在量が少なかったり特定の地域でしか取れなかったりするリスクがあり永久的なものではありません。世界では脱レアメタルの動きが進んでいます。今後、持続可能な社会に向けて、レアメタルの代替や新機能の発見といった元素戦略が求められています。
〇21世紀のがん治療 ~Precision Medicineと遺伝子医療~
自分は以前、がんと聞くと「死」や「副作用」「転移」といったマイナスなイメージを抱いていましたが、今回の講義を通してイメージを変えたり正しい知識を得たりすることができました。現在、がん治療には様々な種類があります。副作用が強く出た従来の抗がん剤治療も分子標的薬を用いることで副作用を軽減することができるようになりました。" one-size-fits-all "の治療から" personalized "型の治療に変わったことで、Evidenceに基づいた個別化医療を進めることができるようになっています。国民の二分の一ががんにり患すると言われています。治療法の進歩や患者さんのケア、さらにはがんに対する国民の意識が変わってほしいなと思います。
すい臓がんの早期発見に午後の紅茶ミルクティーが役立つかもしれないというニュースを見た方はいますか? https://youtu.be/9P0fzaDQ8lg 驚きの組み合わせに大変興味を持ちました。治療法だけでなく、がんの発見方法の進歩も期待したいですね!(個人的には胃がん検診でバリウムを飲むのに抵抗があるので、そこをどうにか......)
投稿者:岩手県立花巻北高等学校