講義から一週間が経ってしまいましたが、10月9日の第五回講義のブログを書いています。横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校一年次の松永理那です。前回のブログでは残暑を感じるなんて書きましたが、急に冷え込んできましたね。秋の深まりを超えてそろそろ冬かなとさえ思っています。そろそろ本題に入ります。
①佐貫先生「次世代素粒子研究施設:国際リニアコライダー(ILC)計画」
あらゆるものの素となる粒子--素粒子--は現在、17種類発見されています。佐貫先生が講義で使われた素粒子のイラストが非常にかわいく、ぜひ紹介したかったのですが、ネット上に見つからずURLが貼れないのが残念です。なお私のお気に入りはタウとボソンです。タウは電子のコピーのコピーのようなもので、得意技は分身すること。コピーのコピーが分身するって訳がわからなくて好きです。3種類いるボソンたちはそのぬぼーっとした名前と顔に反して、錬金術やヒッグス(詳細は後述)の捕獲を得意技とします。ギャップが大きいです。
さて、ボソンに捕まえられてしまうヒッグスとは何者でしょうか?
この話に出てくる時点で、ヒッグスが素粒子だということは察すると思います。そしてその得意技は「みんなを太らせる」。これだけ聞くと悪者みたいですが、ヒッグスがいなければ素粒子たちは動き回ってしまって、止まることができません。つまり素粒子がバラバラになってしまうのです。ヒッグスはとても大事な素粒子なんです。
続くテーマ、リニアコライダーは日本語で言えば線形(加速)衝突器。素粒子である電子と、電子と正反対の性質を持つ反電子を真っ向からぶつけることで、大きなエネルギーを生み、謎多き宇宙の始まりを解明しようとしています。東北に作られるということで、近いような遠いような。(筆者は神奈川県民です。)
ちなみに私は、いつか現在素粒子と呼ばれているものよりもさらに小さい、真の素粒子が見つからないかなと思ったりしています。そのほうが都合がいいこともあるみたいですし、何より「これが最小です」なんて断言されたら疑いたくなるじゃないですか。
②賀川さん「2035年の自分を見つめよう〜変化する世界をどう学び、ネットワークしてゆくか〜」
株式会社 iTEP Japan の賀川さんによる講義でした。賀川さんが提示したユニークな常識は次の四つでした。
1)正解を求めないアプローチ
2)完璧を期さないアプローチ
3)「異なることは良いことだ」というアプローチ
4)強く主張しあえるチームワーク
私の通う高校は割とこのような雰囲気があるかなと思いつつ講義を聞いていましたが、私個人はそんなことなかったのだと、この数十分後に知ることになりました...。この後の英語サロンという企画の始めの方は、大分「殻」が破れず、無口で過ごしてしまいました。今考えれば、せっかくの機会だったのだから、もっと質問すればよかったなと思います。2035年、日本にいようと英語を話す機会は増えるだろうと思います。その時には正解とか完璧とかマジョリティとかそういうことに拘らず生きていたいな。
③英語サロン
英語絡みの企画なので、英語で書いてみます。
I was a member of a group of about six high school students and one international student to Tohoku University. In the first program, the international student introduced himself and his research, and I couldn't understand well what he said. Despite my favorite subject being English, I couldn't! On the other hand, some high school students asked him questions. I found that I must get used to English more. The second program was for high school students to self introduce and talk with the international student. In this program I were able to chat with him. My English must have been poor, but he understood me. He told us that he loved reading books, so I recommend one of my favorite books to him. Then he recommended reading foreign books and English books, so I will try to read them. Anyway, although I couldn't understand the difficult English such as his talk about his research, I really enjoyed talking with him!
Thank you for your reading my long long blog :-)
投稿者:横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校