東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ブロッコリースプラウトも始めました。(理:福島和紀)

2016年10月18日 (火)

上の写真は今日(10月18日)の朝に撮った川内北キャンパスのとある場所です。
だんだんと木々の葉の色も変わってきて、景色からも秋を感じています。
朝のキャンパスには、人が多い昼間とは違って静けさが感じられるので自分は朝のキャンパスの空気感がとても気に入っています。


前回の記事に対するコメントから水をやりすぎていることが分かり、土の様子も観察しなければと思いました。水やりの指標として昨年の竹本さんの記事のように土を触ってみるなども考えてみましたが自分にはよくわかりませんでした。比較的土の色の変化が見やすいのでとりあえずは土の色で判断しようと思います。では、今回の報告です。
まずはコマツナの様子から。今日の朝の様子です。

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前回の写真からはコマツナの本数が減っていますが、これは16日に葉が重なりだした部分を間引きをして本数を5本にしています。(もちろん、間引いた芽は夕飯の味噌汁の具にしました。)
間引きの方法はこちらのサイトを参考にしました。
子葉の間からは本葉が出てきており、順調に生長しています。栽培を始めて僅か10日ほどでここまで生長するとは驚きです。

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ここ数日は昼間はきちんと立っているけれども、夜は少し倒れているという様子が見られます。また内野さんのブロッコリーのように窓の方に僅かに向いている様子もうかがえます。

少し話は変わりますが、同じ生物学科の友達に今野菜を育てているという話をするとこんなことを言われました。
「生長の段階で茎をさすって伸ばそうとすると伸びなくなるらしいよ」
助長という言葉の由来が確かこういった意味だった気がするのですが・・・。
実際やってみるとどうなるのでしょうか?気になります。

次はキャベツです。
前回の投稿では発芽時点での報告でしたが、今ではここまで芽が出ました。

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コマツナとは芽の出方も違い、また生長は遅いようです。ただ、茎は伸びてくれているようで安心しています。

最後は、初登場のブロッコリースプラウトの報告です。
ブロッコリーのスプラウトについては初耳だったので事前に調べてみました。(参考サイト
ただ、育て方を調べたいのに出てくるのはブロッコリースプラウトの美容効果を述べているサイトばかり見つかるので探し出すのが少し大変でした。注目されているとは知らなかったです。(そもそも気にしていない)


まずは、育てる場所を作ります。20161018215213-ec77e9cdca9b47c697a150ad94e8146b1a2d8d26.JPG

最初にコマツナの種子を使って行った実験から得られたことから、種子が水分を吸いやすくし、また温度を保てるようにするため底を脱脂綿にしてみました。ティッシュペーパーではなく脱脂綿にしたのはこちらのほうが水分を保ち続けてくれると考えたからです。

またできるだけ偏りや重なりができないような種の配置にしようと試みました。ただ、底にある脱脂綿が平らにならなくて均等にはなっていません。
そして、このカップを置く場所ですが、初めはアルミホイルに包んでおくつもりでいましたが観察するのが面倒になるので、光が当たらないように棚の中に入れておきました。

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昨年の笹嶋さん記事を見ていると自分とは違うものですが、スプラウトにはカビが生えたりするそうなので水の入れ替えはきちんとしようようと思います。
また、コップの中に余計なごみが入らないようにラップをかけてあります。
これからは、こちらの方も忘れずに観察していきます。


そういえば、植物や動物を含めてのことなのですが以前から体がどのようにしてできていくのかがとても不思議に思っています。今回の観察においてもそうですが、子葉の間の茎の部分からどうして本葉ができるの?などと疑問に思ったりもしています。生き物って不思議です。

以上。

コメント

福島さんこんにちは

 川内キャンパスが大変キレイです。めちゃくちゃ汚いイメージしかなかったんですが。

 先ずは水やりの加減ですが、そのうちにわかってきます。このゼミが終わるころには、植物を育てることにも慣れてきますよ。「助長」という言葉の由来、確かにそうですね。実際はその生物学科の人が言うことが本当です。撫でると伸びが悪くなります。

 ブロッコリースプラウトにはスルフォラファンという成分があるらしいですね。少しですが食べてガン予防してください。脱脂綿はいいですね。脱脂綿は水分保持以外にも、多でこぼこしていても種に水を供給できること、種がコップ底で動かないようにすること、いい選択だと思います。棚に入れている写真がありますが、ラップに少し穴をあけてますでしょうか?

それではまた。ラボスタッフ・オガタ