東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

のびゆくほうれん草(文:渡辺義宣)

2016年11月 8日 (火)

遅くなってすいません。3週間以上投稿してませんでしたが、ゼミを放棄したわけではありません。家のネット環境に問題が出て長い間自分のパソコンが使えず、スマホでやってもうまくいかず、大学のパソコンでやってもWebページが見つからず、絶望していましたが、ようやく家のネットが回復し、投稿できます。

さてほうれん草の成長経過ですが、10月22日9時には3つの個体から本葉が確認されました。20161108165652-551a5eb5f6d00ef77fc89e1164db6b14e1db6b21.jpg上図の左から順に芽を出していったんですけど、右の個体の方が他の2つより茎が赤く太いです。成長速度も速く、こいつが一番大きくなるんじゃないかと、今から期待してます。

10月24日に、芽が出ていても種の殻が外れず、子葉の片方が黄色く変色した個体から殻を取ってあげようとしたんですが、誤ってブチッと引き抜いてしまいました。ショックでしたが、成長の見込みも薄いので、彼にはここで成仏してもらうことになりました。

10月29・30日は家を空けるので、日当たりの関係上鉢を外に出しておくことにしました。が、それが運の尽き...20161109122002-b4f3f4736182173e1a269fafc14f40364b1fdf72.jpg強風にさらされ、茎は曲がり、一つは倒れてしまうという事態に帰宅後見舞われました。もともと茎がこんなに長いのもほうれん草らしくないし、倒れた個体の補強もかねて、同じくほうれん草を育てている土肥さんの記事を参考にして、31日18時に手違いでゼミで多めにもらった土を使って土寄せを行いました。20161109122948-0e4d773f41261ecae08b25870910bf985399e3f5.jpgこれであっているかはわかりませんが、11月9日現在、一番上に写真を載せたように、7~8㎝くらいにまで元気に成長してます。あと土寄せをした後に起きた現象なんですが、一番上の写真の下の方に芽が出ているのが分かります。以前誤って抜いた個体の残存部分かと思いましたが、よく見るとほうれんそうの細長い子葉とは違って、丸く短いのです。よくわかりませんが、このまま観察を続けたいと思います。


次にシャーレで育てている個体の成長報告をします。10月23日にはシャーレ内で芽が自立しているのを確認しました。20161109124515-026d63ea120cddef12a601740a856181bd644bd6.jpg土の中から伸びてくるのとは違う、植物の力強さを感じられました。その後3cmほどまで成長し、本葉も生えていったのですが、種に入っていた栄養を使い果たしたのか、成長が止まってしまいました。そこで11月8日に肥料を撒いて水の中に栄養を追加しました。これで大きくなってくれるといいんですが...20161109124846-2273495fea4c21f16e58632cb6babcdfb3df4920.jpg20161109125432-c1ede5d5fed5b7583d860bdd580b2b69accac21a.jpg次の投稿は中間発表になるかと思います。早めに仕上げるよう善処したいと思います。

コメント

文学部・渡辺さん

 遺伝の渡辺でございます。3週間ぶりですね。一番上の写真が現状でしょうか。少し施肥もしていますか。3週間の間に色々、あったのですね。スマホは、最初の講義の時のように、少し難しいことがありますね。大学のパソコンでやっていた受講生が去年などもいました。スマホでやったように、URLをちゃんとtypingできれば、問題ないと思いますので。それは、それでチャレンジしてみて下さい。

 報告がなかっただけで、時系列で、本葉を確認したり、茎が赤くなっているのを確認したり、しっかり観察が出来ているのは、よいことです。また、風の被害で、大変なことになったようですが、土寄せをして、リカバリーできているのは、他の受講生の方のを参考にしたのでしょうか。そのあたりは、中間報告でまた、発表して下さい。引き抜いてしまった個体。食べましたか。そんな時は、成仏でなくて、食べてあげることです。

 シャーレでのチャレンジ、これからが大変になると思いますよ。カビが生えることとの戦いになりますので。適当なタイミングで、食べることを考えてみて下さい。

 中間報告では、これでまでの報告に使ってない写真など、ぜひ、記事としてあげて、発表して下さい。受講生の中には、渡辺さんよりがんばっている方もいるわけですから。


 わたなべしるす