東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

花芽が出ました!(農:田阪初音)

2017年2月19日 (日)

ご無沙汰しております、農学部1年田阪です。

最終発表、から早1ヶ月ですが、最近はテストが終わって部活動に打ち込む日々を送っております。

冒頭写真は昨日のミズナです。

最近は記録したい時にざっくりしか、撮っていないのですが、ちょっとへたくそになってきた気がします...

さて、今回はミズナのご報告をさせていただきたく、久しぶりに記事を書くことにしました。


最終発表が終わってからもミズナのお世話を続けていたのですが、2回ほど山盛りの収穫をしました。(上:1月24日,下:2月9日)田阪初音ー2月19日ー1枚目.jpg

田阪初音ー2月19日ー2枚目.jpg

☆この間やったこと

23日に一度の水やり

2週間に一度の追肥

以上です。何ら今までと変わらず。

ミズナくんは、追肥する度にもりもり葉を増やすスピードを増していました。


そして、昨日(218日夜)見ますと、

田阪初音ー2月19日ー3枚目.jpg

花芽だ!

前日(217日)、とても暖かかったので1日中外に出していたのですが、その影響なのでしょうか、それとも葉が立派すぎて私が気づかなかっただけなのか、わからないのですが。田阪初音ー2月19日ー4枚目.jpg

ただ、株全体がしんなりしてしまっていたり、先が枯れてしまっていたりして、お水をあげても元に戻らなくなってしまいました。

実は、一昨日の2月17日、最高気温が18度もあったそうで、ベランダに出していたのですが、その日の夜、うっかり寒い中、一晩中外に出してしまっていました。次の日の朝見ると、葉がしょんぼりしていました。

土が乾いていたので、復活を願ってお水をあげたのですが、今もしんなりしたままです。

花芽も出てきましたし、そろそろ寿命なのかと思いました。

これは花芽と一緒に、最後だと思い切って全部刈り取って食べてしまって良いものでしょうか?

コメント

農学部・田阪さん

 遺伝の渡辺でございます。出張であったり、高校生向けのイベントなどが重なり、コメントが少し遅くなりました。講義が終わったあとにもかかわらず、投稿ありがとうございました。ミズナの特徴を活かして、よく管理できていますね。水やりは、花芽が出てくる頃になると、今まで以上に頻度を高くする必要が出てきます。理由はよくわかっていませんが、花の中の複雑な構造を分化させるためにと言うのが、単純な理解です。花芽の分化に気がついたのは、niceです。花を咲かせることができれば、花弁、蕚片などが少し細い感じというか、そんな風になります。他にコマツナを栽培している方がいたら、uploadされるでしょうし、もちろん、Googleすれば、分かるかと。実際に見てみるのは、よいのではと思います。

 仙台が春先のような気温になった日に出張だったので、気温の感じをつかめないのですが、水をあげても戻らなくなったというのは、いわゆる、高温障害だと思います。この時期にしては、暖かかったので。それにあわせて、水不足をしていたのではないでしょうか。どうでしょうか。今までは、気温が5-10oCくらいだったので、水分の蒸散が少なかったのが、気温が高い分、かなりの蒸散になったのだと思います。なので、数日で復活できない部分を、少し丁寧にcutして、残ったところに、水をあげて、追肥をやる頻度をもう少し高くする。そうですね、5日に1回くらいに。あと、気温を見ながら、水やり頻度も少し高くなっても大丈夫です。なによりも、栽培用の作土が植木ばちで限られているので、。。気温上昇とともに、水管理がまた、難しくなるところがありますが。。。

 と言うわけで、花を咲かせてみたいと思えば、もう少し管理をしてみれば、。あわせて、花も食すことができます。あるいは、そうですね。全体を地面から「10cm」くらい残して、それより上、全体を「散髪」してみるという戦略もありですね。こうしたら、一端、休憩のようになり、そうですね、半月くらいは、水やりなどを少し控える感じで、管理ができるかと。この「10cm」のところに、腋芽(わきめ)が残っているので、それが成長してくると、また、柔らかいのを食したり、花を見ることができます。あとは、記事にあるように、全部をcutしてします。どれを選ぶかは、田阪さんの他のイベントとの兼ね合いのように思いますが、どうでしょうか。どの様な決断になっても、ミズナはよく頑張ったと思います。あの種子、1粒で、これだけの収穫をできたわけですから。なお、「10cm」の作戦は、1-3回くらいはできるかと思いますが、回数が多くなると、花芽が多くなって、葉っぱの収穫は少し厳しいかも。と言うようにも思います。無限ではないですから。これが、キャベツ、ブロッコリーが分類されるBrassica oleraceaの多年生植物と、ミズナ、コマツナのようなB. rapaの1年生植物との違いですね。


 わたなべしるす

 PS. 確か、田阪さんは関西だったような。渡辺は今日から京都、奈良で会議で。。久しぶりですが。水曜まで。