東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

子葉の役目終了。<栽培の様子⑨>(宮一高:直江彩花)

2017年12月10日 (日)

こんにちは。先日、仙台三越前を通りかかったら、サンタクロースの衣装をまとったライオン像を2体見つけたので記念に撮ってきました。赤と緑の衣装を着ているライオン像です。カワイイです。三越の前にあるライオン像で2体あるのは、日本橋本店、福岡、新潟、仙台の4カ所だけらしいです。期間限定だと思うので、ぜひ仙台三越前を通りかかったら、皆さん見てみてください。

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さて、今週のシュンギクの様子について報告したいと思います。


1.栽培の様子

■シュンギク

12月5日(火)7:00 ~栽培61日目~ 曇り 10℃

「前回12/3投稿の記事」で渡辺先生より頂いたコメントに「施肥はされていますでしょうか?」とありました。

「11/24に施肥」をしてから10日以上もシュンギクに施肥をしていないことに気づかされ、早速肥料を撒いてみました。赤丸の囲みが肥料です。7日から10日以内には肥料をあげようと思っていたのに、少し期間が開いてしまいました。シュンギク達も肥料を貰えて、ホッとしていると思います。成長はゆっくりですが元気に育ってくれています。

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12月6日(水)19:00~栽培62日目~晴れ 6℃

今日、ダイソー(100円ショップ)で「野菜の土」と「スコップ」を買ってきました。シュンギクの茎の一部分がまだ土の中に埋まっていない部分があったので「~茎をもっと埋めてあげよう作戦~」(勝手に命名)で、シュンギクの成長の環境を整えてみました。実際に野菜の土を鉢に足してあげたのは、週末の土曜日(12/9)に。

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12月9日(土)10:00 ~栽培65日目~ 晴れ 6℃

今日、やっと鉢とプランターに土を追加しました。下記の画像がそれになります。

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ところで、鉢の中に今まで5株のシュンギクが植えてあったのですが、狭い感じがするので1株のみ、プランターへ移し替えました。このプランターには「中間発表」の時に報告しました、一度萎れて復活したシュンギクも一緒にいます。プランター画像の一番上が復活したシュンギク、上から3つ目のシュンギクが今回移し替えたシュンギクです。移し替えたシュンギクは、今まで鉢の中で一番成長の速かったものです。

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そして、この土の追加作業の際に、気づいたことがあります。先週まで、どのシュンギクにもまだあった子葉がなくなっているものがあります。ついに子葉の役目を終え、本葉が自分の力で栄養を得るための活動を本格的に始動してきたようです。赤丸で囲った3か所のシュンギクは、ほぼ子葉が枯れています。青丸で囲った1か所のシュンギクはまだ子葉があります。そして、赤丸の囲った部分は本葉が5枚目、6枚目のものが出てきています。

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青丸の部分は本葉がまだ3枚目、4枚目のものが出始めたばかりのようです。この4つのシュンギクの株から分かることは、5枚目、6枚目の本葉が出てくるころには、子葉が枯れてくるということです。この観察記録から1週間~10日後には、青丸の囲み部分の子葉も消えて(枯れて)行くのではないかと予想します。

ちなみに、プランターで育てている、一度萎れて復活したシュンギクも同じように子葉が枯れてきました。こちらも5枚目、6枚目の本葉が出てきています。赤い矢印で示した部分がそれです。

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「『NHK for School』の中で≪種の中の子葉の役割≫」という動画を見つけました。これを見ると、子葉の役割って本当にすごいなって思いました。子葉の中にあった養分を使ってここまで育ってくれたんだと思うと、こんなに小さなシュンギクにも生命の強さを感じ神秘的な気持ちになります。


■シュンギクを生で食べてみました!
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今週、シュンギクを生で食べました。と言っても、自分で育てているシュンギクはまだまだ食べられないので、フジサキの食料品売り場で母が買ってきてくれたので、それをサラダで食べました。

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生でシュンギクを食べたことがなかったので、どんな味がするのか興味津々でした。苦味があったら嫌だなと思っていましたが、ほぼ苦味はなかったです。そして、シュンギクの葉は柔らかかったです。鍋物に入れて食べたり、おひたしにして食べるシュンギクと全然違います。よく噛んで食べてみて、やっと「シュンギクの味がするかも」と納得するくらいで、シュンギクと言われてから食べないと、シュンギクの味が前面に強く出てこないので、分からないと思います。さすがに根に近い茎の部分は、生で食べませんでした。お味噌汁に入れて食べました。

葉を切ったものは下の画像になります。細かく注意してみると、シュンギクにもいろんな葉の形があるんですね。一定していないのが面白いです。「春菊は冬のパワーベジタブル」というサイトを見つけました。ここでは、シュンギクを生で食べることと、シュンギクの栄養の高さについて紹介しています。冬の野菜、シュンギクのパワーベジタブルについて学ぶいい機会となりました。

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2.感想

「前回(12/3)の報告記事」に渡辺先生からコメントを頂いた通り、今回からシュンギクについて集中して報告していこうと思います。前回報告でトウミョウの栽培が終了しました。何か他に育ててみようかとも思いましたが、せっかくなのでシュンギク一筋で残りの受講期間を頑張ります。一つに集中することで、今週はシュンギクに注意力を注ぐことができました。子葉と本葉の成長の流れもよく見ることが出来ました。そして、今週は買ってきたシュンギクを生で食べることにチャレンジしました。シュンギク一つでもいろんな発見や学びがあります。

「12/5の渡辺先生の記事」にある、胡蝶蘭美しいですね。沢山の花が咲いていて、紫の色が鮮やかで綺麗だなって思いました。とても癒されます。三つ目の花は初めて見ました。自分の知らない花がまだまだ沢山あり、興味深く拝見しました。

オガタさんから前回頂いたコメントでは言語について書かれていました。国によって言語そのものに持たせる意味、使い方等も全然違うんだなと思いました。面白いです。ニューベンゼミや、Rの法則も中学生の頃は結構みていました。こちらも最近あまり観ていないのでまた観ようかなと思います。

コメント

宮城一高・直江さん

 おはようございます、遺伝の渡辺でございます。最初のイントロで季節感を出しているのは、とてもniceです。そのあとの記事を読みたいと思うようになりますね。ライオンを見ることはあっても、今はこんな風になっているのですね。。。細かなことは、ラボスタッフのオガタくんが書いてくれると思いますので、こちらは、気になったことのみで。「~茎をもっと埋めてあげよう作戦~」、なかなか、よいですね。で、それを実行したことが分かるようになるためには、上からの写真よりも、横からの写真、それも、土を入れる前とあとの「beforeとafter」の方が、分かりやすくないでしょうか

 もし、横からのbefore, afterの写真を撮影していたら、是非、次回、uploadしてみて下さい。市販のシュンギクに近づくように、がんばって下さい。


 わたなべしるす



ー 追記 ー

 沖縄の花、3つ目は私も名前知りません。何でしょう。もっと詳しい人に聞いてみることにします。

 さて、土を購入されて、気合いを感じます。最初は水の具合なんかを慎重に観察して下さい。

 関係ないですがニューベンゼミなど、だいたいは聞き逃していいのですが時折これは役に立つぞ、というものがあります。日々学校の課題をこなすのにかかりっきりになることも多いと思います。けれど大局的に作戦立てるのも必要かと思います。手前ごとですが、うちの娘は英数に早くから限界を感じて、社会は倫理政経地理、理科は生物地学化学という超絶広く浅く作戦を取りました。文系なのですが数IIをも捨てられる準備です。私立入試は歴史を放置したので一般入試は捨て、国語を軸としたセンター利用入試に特化しました。こういった大胆な作戦は自分ではなかなかできないものですから、完全に自分の身になって考えてくれる人に聞いてみるのがいいですね。本当、そう思います。

 ラボスタッフ・オガタ