東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

『中間発表』~これまでの反省~(2754文字)(農:新谷紗也)

2019年11月22日 (金)

皆さんこんにちは、農学部の新谷です。もう展開ゼミの前半が終わってしまったということでしょうか...中間発表をしていきたいと思います。

1) ここまでの栽培において、一番驚いたことは何か

これまでの栽培において最も驚いたことは、発芽直後の植物の成長の早さでした。記事にすることができないまま成長後のものを投稿しているのですが、サラダ京水菜を播種したときに、ボールキャベツで犯した失敗を繰り返すまい、と気をつけていたにも関わらず、植え替えの時期にまだ鉢植えが用意できていないという状態にありました。そこで応急処置として小さいカップに仮植え替えを行いました。そこから2日後ようやく植え替えの用意が整い、植え替えを行うことにしたのですが、そのときには既に根が4~5cmになり、容器の底の部分についてしまっていました。このときほど植物の成長の早さに驚かされたことはありませんでした。


このときの植え替えだけではなく、その前のボールキャベツでも、植え替え時期を逃してしまったのは植物の成長速度が予想以上に速かったためであり、この展開ゼミで苦労している記事の投稿が難解な理由の一つが植物の生長に記事を書くスピードが追いつかないというものでした。


また、ふあふあミックスの栽培においては度々水やりのタイミングが遅くなってしまうことがあり、そんなときは決まって、植物がしおれてしまい、このままもうだめになってしまったんじゃないかと心配になったのですが、水をやったあとは、数時間後には元に戻っている植物の様子に毎度驚かされました。(558字)

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2) 誰の記事が参考になった、あるいはなるほどと思うことがあったか、それがどのようなことであったのか

展開ゼミを受講しようと決めたときに、過去の先輩方の記事をなるべく多く読もうと思っていたのですが、一度に読んでしまうとどの情報がどの先輩のものだったのか分からなくなってしまいました。そんな中でも、何度もお世話になっているのは昨年度の坂谷さんの記事です。同じボールキャベツを栽培していたから、と言うのが主な理由ですが、読み手に優しい記事とはこのような記事を指しているんだろうなと思い、栽培だけでなく、記事の書き方においても参考にさせていただきました。文章の大まかな構成は坂谷さんのものを参考にしているつもりです。

また、梨本さんの記事からは、コメントに対する返信と、観察日が観察した日時だけでなく、播種から何日目と書くようにというオガタさんからのコメントを参考に、それを私も取り入れました。(342字)

3) コメントに対する気づき、参考になったことを具体的に

先生方からのお言葉から気づかされたことはいくつもありますが、その中でも、現状の報告を求めるコメントは展開ゼミを履修放棄することなく続けようと思わせてくれるものでした。「植物の現状が分かればそれに対するコメントをすることができ、そこが双方向性の講義の利点である。」いう内容の文は今まで忙しさを理由に定期的な記事の投稿を怠ってきた自分にとって、現状の報告だけでもきちんと定期的に記事にすることが大切なのだと気づかされました。


また、記事を書くことに際して、増子さんからの記事の書き方のアドバイスはとても参考になりました。まだ上手く使いこなせてはいないのですが、写真をまとめたり、文章の構成をあらかじめ作っておくというアドバイスのおかげで、初回よりも苦労しなくなったように思います。また、読みやすい記事を書こうと心がけることができるようになりました。


オガタさんからのコメントは植物栽培のアドバイスに加え、頑張って記事を書こうと思うきっかけになるだけでなく、記事に載せる写真の取り方のアドバイス等も参考になりました。自分にはまだ読み手の目線に立つことができておらず、わかりやすい観察記録を書くことができていない、読み手に伝わりやすいものを書くにはどうしたらよいのかを学ぶこともこの展開ゼミの目的の一つなのだということに気づかされました。(563字)

4) 双方向の講義に対して

双方向の講義をすることがこの展開ゼミの目的の一つであるのに対して、私の投稿回数が少ないことは双方向の講義を行うことができていないことを示しており、そんな中でも成長を続ける植物を見ていると、展開ゼミをとらずにただ自分の家で家庭菜園を楽しんでいれば良かったなと後悔することもありました。実際このままだと単位を落としかねない状況にあるのは事実ですし、いくら植物が順調に生長しているとしても、記事を投稿しないことには認めてもらえない、という点ではこの記事を投稿するという形の講義が自分に向いているものであったとは言えません。しかし、自身の育て方がまちがっている場合はそのことに気づくことができる、また自身の試そうとしていること、植物に対して行ったことにコメントをもらえるという点で双方向の講義であることは良いことなのだと思います。今の自分は見た目で植物が順調に成長していると判断していますが、追肥の量などはアドバイスをもらわないと分からないし、追肥による影響は見た目の成長具合だけでなく、収穫時の野菜の味などにも関わってくるものでもあるので、その点に置いても双方向性の講義でアドバイスをもらって、栽培を続けることが大切になってくると思います。通常の大学の講義では先生からこんなにも教えを頂くことはできないのだということ、その貴重な機会を自ら無駄にしないように気をつけていきたいと思います。(590字)

5) (1)~(4)を踏まえて残りの展開ゼミをどのように受講したいか等

中間発表までの投稿回数は自分でも深く反省しています。これからは定期的な投稿を実際に行うべく、粥川さんのように次回の投稿は○月△日!と言う風に、宣言していきたいと思います。今まではこの展開ゼミを他のことよりも後回しにしがちだったことが投稿が遅れた最大の原因であると思われるので、後半でこれまでの滞っていた内容をまとめていくことができたら...と思います。また、ふあふあミックスは徒長し、間引きが不十分で見栄えも悪く、上手く育てることができたとは言いがたい状況です。他の3種類の野菜に関しては、これまで以上に注意深く観察し、そしてその観察内容を記事に起こすことを目標にしていきたいと思います。加えて、他の受講生のように自分での工夫というものに取り組むことができていなかったので、オガタさんから頂いたコメントをもとに、不織布を使用した栽培で、他の受講生とは違う趣向を凝らしていけたらと思います。これからの季節は気温も下がり、植物の生長もゆっくりになると思いますが、過去の先輩方の記事や同期の報告を参考に展開ゼミの後半戦も頑張っていきたいと思います。(469字)

以上をもって、中間発表の内容とさせていただきます。中間発表の前に記事の投稿を目指していたのですが、またもやできていないので、早速11月24日に前回の投稿以降に行った間引きと土寄せの様子、加えてかなり昔の出来事なのですが、ブロッコリースプラウトの収穫、実食の様子を記事にして投稿したいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

コメント

農学部・新谷さん

 育種の渡辺でございます。金曜日に確認したとき、新谷さんが17:00と言う〆切に間に合ったかと。栽培力という点では、農学部の学生さんだけあると思います。それが観察をして、文章化し、uploadする回数に結びついてないことはとても残念ですね。後半戦に向けて、自らを律して、講義だと言うことを認識して、行動して下さい。発芽のからくりについては、工学部・吉田さんのコメントに書いておきました。参考にして、これからのことにのぞんで下さい。特に、気温が下がってきますので、生長も遅くなってきます。写真の3つめでしょうか。しおれたのは。そのあとの復活の写真があると、説得力がありますね。そうした点にも注意して下さい。

 過去記事を読むと、誰のか忘れることはありますね。そんな時、Wordで、ノートでもよいので、メモを書いておくことです。そのあとに、記事を書いたり、栽培の参考にするわけです。なので、addressのURLとそこで気になった点を控えておくと言うことです。そうしたら、また、大量のページから探すと言うこともなくなると思いますので。できるだけ、多くの情報から意味のあるものを探して下さい。今であれば、検索でkey wordを入れると、探せますが、アナログで特定の受講生の記事を通しで見るというのも、植物の変化、その受講生の着眼点などを通しで見ることができますので。

 ここで学んだ栽培力は、農学部で植物系を選択すると、作物の栽培をすることが必須になるはずです。渡辺が学生の頃はなかったのですが。一方で、学年が上がると、それだけ多くのレポートを書くようになります。ですので、この展開ゼミを通じて、見たこと、感じたことをサイエンスの言葉として、書く習慣をつけるようにして下さい。

 記事にもあったように、現状の投稿数では単位は厳しいですね。1週間に1回以上の投稿でカバーするしかないと思います。あとは、どれだけ自分と向き合って、記事を書けるかと言うことになると思います。また、農学部生ならではの、植物、生き物を他の受講生よりも知っているであろうことをベースに、これまでの受講生、現在の受講生ではチャレンジしてないようなことに取り組んでみて下さい。後半戦での巻き返しを期待しています。


 わたなべしるす

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