東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】平成27年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会・講評者(3/3)

2016年3月 3日 (木)

 世の中的には、今日は「桃の節句」。光の春と言いますが、ずいぶん、日が長くなりましたが、朝晩の寒さはまだ、冬という感じで、今日あたりはまだ、風が強い状態で。そんな中、平成27年度宮城県高等学校理数科課題研究発表会に、講評をお願いされ、。。数年前にも同様にお願いされたので、ごぶさたというところかと。

 県内の理数科は、宮城第一高等学校、仙台向山高等学校、仙台第三高等学校。仙台向山高等学校以外には、出前講義等で伺っております。一方、仙台向山高等学校の生徒さんには、年始めに貴重なhelpを頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。と、変な始まり方でしたが、当日の発表は、物理、化学、生物、地学、数学。諸般の事情で、最初の2題を拝聴できなかったのですが、何とか、後半の4題については何とかcoverできて。

20160303190858-db279364cd12fe5d7634c5417337d0eb50afce0c.JPG どんな課題があったのか、写真で見える範囲で、ご容赦下さい。ただ、いくつか、気になったこと。平均と分散。渡辺がいつも言うことですが、繰り返し実験と分散は考えないといけないこと。英語でabstractをというところもありましたが、日本語力以上に英語力が伸びないということを前にも書いたとおり。英語で質問されることを覚悟できているのか。なによりも、観察をすること。遺伝子の実験をやることも大事ですが、それ以上に、何と何が同じで違うのか。それが何を意味するのか、時系列であったり、様々な軸で考えて、連関させてみること。そうしたら、新しいことが見えるのではないかと。観察という意味では、自然に学ぶこと。つまり、自然の現象をmimicするのであれば、なぜ、現象を使ったのか、他の現象ではいけないのか。しっかり考えてほしいなと。あとは、プレゼンのストーリー性。これは、結構難しい問題なのですが。。。まだ、いつかの機会に。

 最後になりましたが、本発表会で講評をできる機会を頂きました、関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次年度以降も、コラボできれば、幸いです。


 わたなべしるす

 PS. 今週前半に出張があり、その帰り道に。ちょっとしたハプニングが。。。例によって、ぎ△○□腰で。。。。しばらくは静養と言われたのですが、。。。いろいろなことがあり、休めそうにありません。

 PS.のPS. 発表会のあと、最初に書いた仙台向山高等学校の生徒さんが、渡辺のところまで訪ねてきてくれました。ありがとうございました。その節は、本当にお世話になりました。




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