東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

異変、意義、管理(7/19)

2017年7月19日 (水)

 中四国、近畿、東海、関東甲信越で梅雨明けらしい。九州はそのような話を聞かないし、残すは、北陸、東北だろうか。昨日からの寒気のおかげだろう。15:00頃の気温が25oCくらい。学生時代というか、1995年くらいまでの梅雨というか、夏のような。。。少しほっとする。夜になると、また、涼しい風が吹いてほしい。昨日は宮城県でも大雨、落雷があったとか。。。昔なら、梅雨明け前に大雨、落雷があったように思うのだが。。。いずれ、問題は、超局所的な雨であったり、高温であったり。あれを科学技術で分散させることができたら。。。地球全体の海水を混ぜるような攪拌機とか、地球全体の空気を混ぜるような扇風機があれば。。。そんなことをふと。。。そんな異変とは少し違うような外来両生類種の大繁殖が。何かのきっかけがないと、こんなことは起きない。原因の部分を記事から判読できないが、それの調査を指導されているのが、SSHのダイコンコンソーシアムでお世話になった和歌山県立田辺中学・高校の土永先生。新聞のHPを見て、びっくり。2回ほど、出前講義で伺った折には、SSHをやっている日高高等学校にいらして、その後、異動をされて、今の田辺中学・高校でこうした研究をされているとは。記事を見ると、生育している場所が拡大しているようですが、なんとか元の環境にもどってくれることを祈るばかりで。。。

20170719163822-fd101447aa4392a7f3f475196053f4fe2c5bc4a4.JPG 異変というか、普通でないことが起きたのを元に戻すのは、意義のあること。ただ、単純ではないというのは、外来アリの拡大と言うことでも分かるとおり。子供の頃に、アリにかまれたことがあり、かなり痛い目に遭ったことが。。。昭和の田舎、そのアリが外来種でなかったと思いますが、。。それでもかなりの痛さで。そう考えると、今の外来種には、ちょっとお目にかかりたくないなと。。。そのためにも「防疫」をいかにしっかりやるか、ということになるのだろう。チャレンジングな試みをこのタイミングでやらないと。。。先の外来両生類のようになるのではと。。。世の中は、いろいろな意味でチャレンジングなことをやるのは大事なこと。野球でも鉄道でも。。。ちょっとの違いではないのかと言われるかもしれないが、そのちょっとの積み重ねが大事で、大きな意義を持つような気がするのだが。。。

 仙台は明日から、夏休み。小学校の頃は自由研究をやっていたような。自由研究なので、自由にあれこれと考えることなく、やっていたわけであるが、いまでは、それをお助けするようなイベントがあるとか。。。自由でなくて、枠の中というか、管理されているというか。何をするか、自由気ままに考えて見ること、それが大事なような。いまだと、色々な木の根元を見ながら歩いていると、指の太さくらいの穴を見つけることが。セミの幼虫が羽化するために出てきた通り道。去年、片平丁小学校で行った「セミの幼虫のサンプリング」というか、探索。渡辺が子供時代に蚊に食われながら、ずいぶんやったような。いつだったかの学会でも、。。。いずれ、そんなのがあることからどうやって、おもしろさを発見するのか。そこが自由研究の勝負所のような。。。そんなこともあり、普段、観察することが少ない自然の変化を、朝から晩まで観察してみるのはどうだろうか。おもしろいと思う。そこまで暇でないと言われると困るのであるが。。。ただ、ちゃんと管理されてないといけないものもあるわけで、そんなことでもめるのも。。。今年の夏休み。ちゃんと意義があることを、遺伝的変異という研究対象をしっかり見ることで、やってみようかなと。

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 わたなべしるす

 PS. 今年も片平丁小学校とコラボというか、出前講義で「セミの幼虫のサンプリング」と自宅での羽化の観察を予定。そのために、片平キャンパスの予備調査を担当の先生と。北門の近くにも、前からそれらしい場所を発見。今年も確認作業を。その帰り道。ふと、「知の創出センター」へ。以前、科学者の卵養成講座が始まった頃、お世話になった方が。前から、いらっしゃるのは聞いていたのですが、時間がなくて。。。また、何かでお世話になることがあれば。。。よろしくお願いいたします。




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