東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」レポート初稿へのコメント(6/24)

2018年6月24日 (日)

 梅雨とは思えないような晴れ間と気温上昇。先週の木曜は、渡辺が2回分の講義(5/22, 5/29に講義実施)を担当している「大学生のレポート作成入門」のレポート初稿の〆切。レポート作成の講義と言うことからでしょうか。レポートの添削というか、コメントを付記して、最終稿を提出するというもの。レポートのテーマはそれぞれが設定するわけですが、渡辺が見ているポイントは、レポートの流れというか、興味深く、おもしろく読むことができるかと言うこと。もちろん、それだけを見ているわけではないのですが、。。力点としては、大事なこと。同じdataでも、ストーリーをどの様に構築するかで、ずいぶんと変わるというもの。それぞれの受講生の方々には、最終稿への参考になればと思います。

20180624223156-d131d029f682caf1b2aa3012586cf5fd93922ae3.JPG 自分自身のコメントしか、見ることができないと思いますので、全体として気になったことを少し記しておきます。あわせて、参考になれば、幸いです。ストーリー性という点で、パラグラフとパラグラフをいかにつなぐのか、木に竹を接ぐというようなのでは、かなり、無理をした展開になっているように感じるわけです。その当たりをしっかり考えて見て下さい。それよりももっと大事なこと。それは〆切を守り、執筆者の名前を書くこと。学部の1年生にとっては、受験が近い分、受験番号を書くなど、注意してきたこと。それに変わるのが、学籍番号であったり、名前であったり。基本的なことができていることで、全体がよくできているというイメージを与える重要性は、渡辺の講義の通り。あれ??という方は、講義のプレゼンシートを見て頂ければと。。こうした長い文章を論理的に展開して書くことがあまりないこともあると思いますが、できるだけ、1つの方向でなくて、多角的な解析をして、それを文章化すると言うことを試みるのがおもしろい内容になると思います。もちろん、難しいことでもあるのですが。。。

 テーマは時代を反映したこれはというものでした。だからこそ、それが今に始まったことではなくて、そのことの歴史があるということ。そうしたことにも目を向けてほしいと思います。もちろん、そうしたことをfollowできているレポートも多数見かけました。今回のコメントを参考にして、最終稿でよりよいものを拝見できるのを楽しみにしております。

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 わたなべしるす

 PS. 今回は愛媛、香川への出張先でのレポート評価。もちろん、digitalのまま、読むこともできるわけですが、アナログ世代にとっては、印刷物を読むことの方が遙かにやりやすいこと。あらためて、アナログの大切さというか、そんなことを感じた瞬間でした。

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