東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教養講義】「中級アカデミック・ライティング--現代的課題に関する文献講読とレポート作成--(自然科学における研究論文の実際, 自然科学における文献検索)」(11/1, 8追記)

2022年11月 3日 (木)

 今年度から教養教育のシステムを大幅に改革。それに伴い、基本的なアカデミック・ライティングは前期の講義で全学部の学生にcareするように。ただ、パラグラフライティングのレベルということで、昨年度まで行っていた「大学生のレポート作成入門--図書館を活用したスタディスキル--」は、後期に開催となり、開講する講義名称も変更。基本的に講義を担当する教員などは変更なく、これまで通り、図書館職員との協働によるパートも維持・発展するという形式に。開催枠が前期・後期、何コマ目になるかによって、受講生数も変動。改訂版での実施による初年度。少しずつこの講義を受講する意義が学生に伝われば、拡がっていくのだろうと。

20221103125549-6efdaa02256a937d259c8254f100f2bdfd2629e4.JPG コロナ禍もあり、一昨年はリモート。昨年度も諸事情でリモート。今年度は3年ぶりの対面。簡単に自己紹介した後で、自然科学系の研究として、渡辺の研究内容を紹介。花を形成する被子植物の多くが両性花なのか、どうやって自殖を回避して、遺伝的多様性を維持するのか。その仕組みとしての自家不和合性の紹介。後半は、その研究を論文化するときに必要となる論文等の情報をどのように集めるのか、雑誌、研究者の評価なども簡単に紹介。最後は質問の時間も用意したのですが。少人数だったこともあり、特にこれという質問もなく。何かあればmailなどでお知らせ下さい。レポートを書くためにこの講義がヒントになればということで。

 PS. 講義が終わったあと、図書館職員の方と今回の講義と来週の実施に向けての反省会。来週の11/8(火)には、deepな実習ができるようにしますので。

 PS.のPS. 講義で紹介した書籍についての情報はこちらから。何かの参考になればよいのですが。。。。

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 翌週の11月8日は実際の文献検索。渡辺は講義補助で実際には工学分館農学分館の職員の方がdatabaseの利用などの講義と実習。講義当日のプレゼン資料を作るまで、数回の図書館職員との打合せを経て、講義に。実際のdatabaseがどの様なもので、どうやってつかうのか、つかうに当たっての工夫など、さまざまな面が見えたのではないかと思います。ここで覚えた手法を活かして、この講義のレポートを作成するだけでなく、これから先の論理的な文書作成に活かして頂ければと思った2回の講義でした。


 わたなべしるす




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