東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】論文情報等の公開(1/9)

2014年1月 9日

 これまで研究室で論文が発表されれば、News Releaseのところで紹介し、研究・教育成果論文・著書一覧にまとめて、どの様なものがあるかを発表してきました。また、研究費などの採択の折には、同じように発表し、研究プロジェクトのところに、項目を設けてきました。

DSCN0446.JPG というようなのは、これまで個人ベースで何かをできる範疇でしたが、最近のmeta dataというかbig dataというか。。。そうしたものを使えば、渡辺の論文がどの様な形でだれの論文に引用されているのかが、わかる時代になっています。ずいぶん前に、それを可能にしていたのが、Thomson ReutersのRESEARCHERIDというもの。いつだったかのmailing listからの案内の最後のsignatureのところに、IDが書いてあり、何かと思って、自分のを作ったことがありましたが、結構、構築には時間がかかりました。もちろん、最初に、IDをとるなど、色々な登録が必要で、自分の論文を検索して集めることができますが、大学なら、Web of Knowledgeというのがあり、これが使えたので、何とかできたという感じです。

 それに対して、Googleが出しているGoogle Scholar Citationsというのは、GoogleのIDをとっていれば、だれでも作ることができ、Google Scholarは、freeですので、。。こちらは検索システムがよいのか、比較的簡単に構築できたような。。これを見て頂くと、単なる論文リストでなくて、その論文がどれくらい引用されていて、というのが、わかるようなシステムになっています。それぞれの被引用数が異なるのは、母集団となるJournalなどの選択基準が異なるからだと思います。

DSCN0469.JPG こうしたdatabaseに加えて、文科省(MEXT)日本学術振興会(JSPS)から獲得する科学研究費database化(KAKEN)がずいぶん進行して、渡辺が研究を始めてから、どの様な方々と一緒に科研費上で研究をしているかなどもわかる時代になりました。昔はそうしたことを調べようとすると、電話帳のようなものをめくらないといけなかったような。。。いずれ、大量dataがあるおかげだと。。

 こんなものを公開してもと思うかもしれないですが、先日のとある会議で、「外への情報公開というか、広報がよくない!!」と言うことを言われ、この1月から2年間だと思いますが、研究科の広報委員を担当していると言うこと。また、12月末の教養科目の「『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法(4)」で、いかに情報を集めるかと言うことで、渡辺を例にして、お話をしました。なので、そんなこともあって、こうした情報を「先ず隗より始めよ」ということで、公開することに。。。現時点では、このpageにきてでないと見えないですが、近いうちに、top pageのどこかに見えるようにしたいと思いますので。論文を読んでみたい、関連論文を集めてみたい、あるいは、これらの論文が引用されている論文はどんなものなのか、どんなfieldから注目されているのかなど、様々な見方ができると思いますので。

 Thomson Reuters:RESEARCHERID

 Google Scholar Citations

 KAKEN(科学研究助成事業データベース)

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 わたなべしるす

 PS. 朝方はみぞれ交じりだったのが、一度晴れたので、これはとほっとしたというか、油断したのがよくなかったですね。先程来から、雪模様。。。積もらないことを祈りつつ。。。