東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】第9回学生懸賞論文募集(クミアイ化学工業)(6/23)

2020年6月23日 (火)

 ポストコロナということで、少しずつ「外に出る」ことが解禁されるものの、一方で、感染者数はある一定のレベルで。。。「ホンモノ」と「安全」のバランスというところでしょうか。まずは、今月いっぱいは「静かに」して、たまっている事案を片付けることに専念。そんな中で、例年出前講義を行っている農業高校の記事を発見。そういえば、今頃は果実の生長などを実物を使って講義をしていたなと。

20200623154006-393229ff07ad45f3a748302ca43dfd8e29209709.JPG 農学部で植物育種学を学ぼうと思った理由。昭和50年代、ネットメロンなど、高価で食することも難しかった時代。乾燥に強いネットメロンを作って、。。。と言う野望を持っていましたが、そんな野望もどこへやら。。。ただ、今回のコロナ禍を考えると、日々の生活に関わる全てのものが、ある意味、「戦略物資」。マスクがなくなりそうになった時の心細さ。2011年の震災の時の食糧が足りないときの心細さと同じこと。そう考えると、やっぱり、自給率を上げるために、農業を戦略的に考えて、と言うことはさらに重要度を増すような。どうでしょうか。そういえば、大学院入試の時、植物育種学は自分の専攻なので、受験するわけですが、他に受験したのは、植物病理学、農業経営学。当時は、農業経済学は酒井教授でした。年2回の懇親会、エレベーターでご一緒したとき、農業の将来について、議論したのを思い出します。渡辺学生の時、そんな思いを伝えるものがあれば。。。

 で、「クミアイ化学工業株式会社・第9回学生懸賞論文募集」というお知らせを頂きました。今年のテーマは、「農業の未来-これからの農業を考える-」。まさにポストコロナでしょうか。食糧の重要性はさらに増すでしょうし、この産業に取り組む人に魅力あるものにするのか。など、方向性は多様なものがあるような。で、それを表現する文字数は、6,000字以上10,000字以内。原稿用紙で考えると、果てしない枚数かもしれないですが、渡辺が行っている展開ゼミでは、最後のレポートが6,000文字以上ということを考えれば、十分、トライしてみる価値はあるかと。どうでしょうか。文章力の鍛錬にも。懸賞というか、表彰されるというのは、ありがたいことだと思います。

20200623154158-1e567451a3e7374fc6a315ab2ac319875c1860d5.JPG「農業の未来-これからの農業を考える-」というテーマで「学生懸賞論文」を募集

 ・応募資格:大学、大学院または農業大学校に在籍する学生。
 ・応募期間:2020年6月1日~11月13日(当日消印有効)
 詳しいことは、募集のHPをご覧頂くのが。。。

 渡辺には残念ながら、書くチャンスはありません。なので、周りの学生さんたちに、トライしてみてはとencourageすることくらいで。。。というか、渡辺にできるのは、「クミアイ化学工業」の製品を使って、実験材料のアブラナをしっかり栽培して、安定したdataが出すことなのだろうと。。

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 わたなべしるす



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