東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

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【研究成果】鹿児島県屋久島におけるハマダイコンの遺伝的多様性を自家不和合性遺伝子で評価「Genes Genet. Syst.」(7/7)

2021年7月 7日 (水)

 自家不和合性の研究を始めたのは1987年。学部4年生の時。それ以降、基本、自家不和合性の分子機構の解明をしてきたわけですが、大学院修士課程1年の5月だったと思います。留学生として韓国から来たNouさんの実験を支援すると言うことで、日向先生と山形県へアブラナのサンプリング。Nouさんはその個体からS対立遺伝子を単離し、その後の日向研、磯貝研、高山研、渡辺研の基礎となる系統を確立。その当時に、サンプリングした個体毎の位置関係等を調べておくという頭があればよかったのですが、そんなことも考えつかず。いまごろになって、自然生態系での自家不和合性遺伝子を考えることになるとは、。。。

20210707102328-26d3e6a4013d37ecf7ab2e32629cb755b26250e8.JPG で、思い立ったのが、一昨年。現地の方と綿密な情報交換をして、2019年秋に屋久島のハマダイコンを調査し、2020年春にサンプリングを計画。ところが、コロナ禍で出張が中止に。そんな中でも効果的だったのが、リモートでの情報交換。現地の方から情報を頂きながら、サンプリング。緊急事態宣言の中での葉、種子の収集。遺伝子解析。その時々で動ける方にhelpをしてもらいながら、また、議論をして。コロナ禍でありながら、このような形で、論文発表できたのも、共同研究頂いた方々がそれぞれの「プロ」の部分を提供頂けたからこそ。ありがとうございました。という言葉がこんなにもfitしたのも、コロナ禍があったからだろうと。で、その論文は、国際科学雑誌「Genes Genet. Syst.」に掲載(Fukushima et al. (2021) Spatiogenetic characterization of S receptor kinase (SRK) alleles in naturalized populations of Raphanus sativus L. var. raphanistroides on Yakushima island. Genes Genet. Syst. 96: ***-***.)。現時点ではvolumeは分かっていますが、最終的なpageが不明なearly publishingの状態。pdfはfree downloadですので、是非ご覧下さい。

20210707102426-0be5b01c9dae95bba4fd91fdbd2d1c5bccf18151.JPG 今回の研究は、宮城県仙台第一高等学校、屋久島環境文化研修センター、順天大学(韓国)、(株)トーホク、東京大学、三重大学、大阪教育大学との国際共同研究であり、コロナ禍での多くの方々の協力の下、自然界での自家不和合性遺伝子の多様性、分布などを解明することができました。これまでとは少し毛色の違う自家不和合性研究ですが、このことを基礎として、研究を発展させることができればと思っております。


 わたなべしるす

 PS. 14:00に、大学HPのtop研究科HPのtopにも記事が掲載されました。



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【お知らせ】NHK Eテレ 思考ガチャ!「身近な人ほど反発してしまうワケ」(7/9(金) 22:00-22:30)に渡辺が出演(7/3, 5追記)

2021年7月 3日 (土)

 先日、NHK Eテレの「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 ディレクターズカット版 DVD 全2枚」が6/25(金)に発売される、ということをお知らせをしました。その時は、資料の提供などでした。

 今回、不思議なご縁で、NHK Eテレの「思考ガチャ!-前代未聞の「知」のライブ! 化学変化が止まらない!-」という番組に出演し、7/9(金)の22:00-22:30に放送される「身近な人ほど反発してしまうワケ」として、公開されます。番組の予告版も見ることができますし、当日の写真も。金曜日という週末で、土曜日のことを考えなくてもよいという方、是非、生放送で。あるいは、夜なので落ち着いてみることができない方は、録画でも。ローカルのラジオ番組には出演がありましたが、全国放送ははじめて。どの様なものができたのか、。。。乞うご期待!!

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 わたなべしるす

 PS. 7/5(月), 研究科のHPにも関連記事が。あわせて、ご覧下さい。

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【お知らせ】第10回学生懸賞論文募集(クミアイ化学工業)(6/24)

2021年6月24日 (木)

 コロナ禍があり、出張などが制限されていることで、作物が栽培されている、ある種「プロ」の現場を見る機会が減って。植物に対する着眼点が退化しているのではと思う今日この頃。ゆっくりと現場を見る時間ができればと思うわけですが。。。

 で、「クミアイ化学工業株式会社・第10回学生懸賞論文募集」というお知らせを頂きました。今年のテーマは、「農業の未来-持続可能な社会を実現させる為に-」。いわゆるSDGsとの関連ではないかと思いますが、持続的な発展のために多様な方策が取り上げられているような。。。学生という立場で自由に語るのは大事なことかと思います。

20210624100505-1403935d90f479b7f08239dfb2b72793dba68bc4.JPG「農業の未来-持続可能な社会を実現させる為に-」というテーマで「学生懸賞論文」を募集

 ・応募資格:大学、大学院または農業大学校に在籍する学生。
 ・応募期間:2021年6月1日~10月31日(当日消印有効)
 詳しいことは、募集のHPをご覧ください。

 コロナ禍で大変な時期だからこそ、農業・食糧生産の未来に思いを馳せ、どうやって持続可能な社会を実現するのか、そんなことを6,000-10,000字の文章にするにはよいタイミングではないかと思います。渡辺が学生であれば、「表彰」につられて応募したかも。。。多くの方々のチャレンジを期待しつつ。

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 わたなべしるす



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【お知らせ】テレビ取材協力のNHK「植物に学ぶ生存戦略」がDVD化(6/23)

2021年6月23日 (水)

 昨年の2/12(水)にこのHPから報告の通り、NHK Eテレの「植物に学ぶ生存戦略」の第3回「キャベツ」の戦略の時、手持ちの資料を提供し、使っていただき、番組最後のところで、「協力 渡辺正夫」というのを入れて頂きました。

 今回、その前後の企画をあわせて「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 ディレクターズカット版 DVD 全2枚」が6/25(金)に発売されることになりました。不思議なご縁で資料を使っていただき、さらに、こうした形になるのは望外の喜びです。時がきたら、改めて他の回もあわせてみたいなと。時間など許す方、是非、ご覧頂ければ、幸いです。

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 わたなべしるす



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【研究成果】染色体学会誌「Chromosome Science」Special issueに「禹長春」博士の研究履歴を抄録(6/22)

2021年6月22日 (火)

 6月22日。本学の「創立記念日」として、学生の頃は、お休みだったような。あの当時、農学部の講義などが休講になったような。いつからお休みでなくなったのか、その当たりの変遷というか、歴史を改めて理解することが大事なような。というか、忘れているだけなのですが。。。

20210622103143-b300a771c30b677e7fbdd532ca3b28f268525da8.JPG さて、今回の研究成果はいつもとはちょっと違うもの。いつもであれば、こんな研究をしたというものですが、今回は渡辺の研究のずっと祖先の方がどんな方であったかを紹介するというもの。染色体学会の木庭先生からの依頼原稿。その研究成果は、国際科学雑誌「Chromosome Science」に掲載されました(Watanabe et al. (2020) Nagaharu U. Chromosome Sci. 23: 15-16.)。今回の論文発表は、大阪教育大、タキイ、韓国・順天大、遺伝研との共同執筆です。渡辺が学生、助手として過ごした農学部植物育種学講座の初代教授の水島先生の師匠である「禹長春」博士の研究履歴の紹介。農林省の試験研究所、タキイ種苗、韓国に戻ってからという部分をそれぞれの得意な方と議論をしながら。古い書物もずいぶんひっくり返してというのを思い出す研究成果でした。現時点ではon-lineに公開されていませんが、公開されれば、また、お知らせします。

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 わたなべしるす



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