14*お久しぶりの...。(農:岡田和花)
2018年2月22日 (木)
お久しぶりです。お久しぶりの更新をしようと思ったら、書いている途中で初めてデータ全部飛びというものを経験しました。保存大事。
前回の更新から一か月も経ってしまいました。いままでよく、ほぼ毎週の更新ができていたなぁと今更ながら思います。長らく更新しなかったこと、とても反省しています。
茎ブロッコリーの話
というのも、茎ブロッコリーなのですが、
1月26日 14:30ごろ 外気温-1℃ 温室内10℃(±5)
葉に何か異変が起きていることに気が付きました。薄くペラペラになってしまっています。
24日あたりで雪がたくさん降っており、その影響か?なぁ?と。寒さで。いくら温室があるとはいえ、ビニール一枚隔てた上に雪が積もっていたのなら、さほど保温効果が望めないと思います。
葉がやられるというのはなかなかに大きい問題だと思うのですよ...。報告が遅くなったことを反省しています...。
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2月15日 15:30ごろ 外気温5℃ 温室内10℃(±5)
現在の葉の様子はこんな感じです。1月26日の観察その後、葉の異変が起きている部分が増え、そこがさらに茶色くなってしまいました。葉の中央が折れているのはおそらく、温室が窮屈で周りの葉や鉢、温室のビニールにぶつかってしまい、負荷がかかったためと考えています。なお。この斑点ができたのは、茎ブロッコリーのなかでも1,2番目に大きい葉のみで、それ以外に被害は見られません。葉が大きい分、温室内の変なところに当たってしまっていたかなぁ...。
葉の異変が起こったのは、茎ブロッコリー三株中、二株で、鉢の大きさと相関はなさそうです。
温室改装工事の話
とりあえず、温室が窮屈で葉が折れているのはのは困るので、かねてより考えていた温室改装を行いました。
新しく1から作るのは嫌だったので、まずニンジンの鉢を隔離して旧温室内に空間を確保。さらに、旧温室(写真は温室作成直後のもの)の
この赤丸部分を切り取り、適当なトレーにのせたニンジンの鉢の後ろにセット。家にあった手ごろな大きさの透明ビニールをかけて、簡易温室としました。
出来上がりはこんな感じです。
寒さのピークは越えたであろうことから、地面との断熱は特に考えていません。もう少ししたら上のビニールもなくてもいいように思いますが、猫いるしなぁ...。
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さてニンジンがいなくなって少し広々とした温室の上に、新しく針金を張りました。
上から見るとこんな感じですね。やや見にくいですがX字に張ってあります。この針金の上に、100均で買ってきた透明ビニールをかけ、開閉の簡単のため、端を洗濯バサミでまとめて留めました。
改装にかかった時間およそ30分。ありがたい。
両温室内の温度を見ましたが、外気温が上がってきたこともあり、改装前とほとんど変わらない5~20℃ほどのようです。これで良し。と思う。
困っている話
さて、最後に困っていることをいくつか...。
【その1】
茎ブロッコリーの葉がやられている。
凍傷で調べたのですがなんか違うような...。今までの観察から、植物の異変の原因解明は素人にはとても難しいということはわかっているので、悩んだままです。
もっと早く報告しておけよという感じなんですけどね...。
【その2】
茎ブロッコリーが倒れ気味。
第12回更新で述べたように、茎ブロッコリーは根元の方がやや細くなっており、上の葉の重さのバランスのせいでかなり傾いてきています。肥料をやるたびに、元の鉢の向きがわからず、鉢を回転させてしまったため、葉が混乱して変な方向を向いているのがあるので余計にバランスが...。さすがに折れるほどではないのですが、なにか支柱などを立てたほうがいいのでしょうか...。小さい3.5号鉢では土に支柱を突き刺すというのも難しいので、鉢の外側に支柱を固定する方法を考えなければ...。
【その3】
帰省中の水管理。
春の帰省でおよそ二週間ほど家を空けるのですが、その間の水やりどうしましょう。温室のおかげで保湿性は高く、今は一週間に一、二回の水やりペースですが、さすがに二週間はどうなのか...。杉浦さんのようにペットボトルをさしたりもありなのですが、先述の通り、狭い3.5号鉢茎ブロッコリーにはなかなか厳しいです。鉢の下のトレーに多めに水を満たして置いたらいいんでしょうか...。ううん。
肥料も週一でやっていますが、これは帰省中、植物には頑張ってもらうしか...。家を出る前と帰ってきてすぐにしっかりやったら間に合いそう...。
ほかの方の更新ではちらほら収穫がみられますが、うちの茎ブロッコリーやミニニンジンにはまだ先のようです。
あ、生き残りのミニニンジンは成長遅いなぁと思いますが、まだちゃんと緑みどりしていて、新しい本葉もじわじわ出ています。とりあえず大丈夫そう。
14回目の更新はこのくらいで...。
コメント
岡田さんこんにちは。
14回目の更新、ありがとうございます。
こうして現況を知らせて頂いて、こちらも楽しく読んでいます。
さて、重大な問題はブロッコリーの葉に枯れがあることですね。この斑点を見ますと、単なる生理障害ではなく病気を疑ってしまいます。
先ず、うどん粉病ではなく、また腐ったような枯れではありませんので軟腐病でもないようです。斑点が葉脈に遮られずに不定形ですので、べと病にも見えません。この三大病気以外で考えます。
黒腐病の出る季節でもなく。もう少ししたら葉裏を見て下さい。カビっぽい胞子がありましたら灰色カビ病の可能性が高く、無ければ黒斑細菌病かもしれません。いずれにせよ多数の葉に広がるようならば、病変の大きな葉を切って捨て、薬剤が必要になります。季節柄そこまで広がらずに済む可能性も充分あります。しかし、病害であれば展開ゼミとして珍しいことですね。
原稿、一回消えてしまったのでしょうか。バックアップ大事ですね。一度書いた物が消えると凄い脱力感に襲われるものです。しかもどこにも気持ちのやり場がないですし。しかし、ここでその経験をしたことは、ポジティブに考えて、貴重な教訓を得たということでもあります。各種レボート、そして卒業論文の際には気を付けましょう。
温室の改良というか拡張も丁寧ですね。スペースを取り、上手に作戦を考えています。特に針金の工夫が良いことです。ビニールのバタツキを防ぐ効果もあります。ネコのこともあってビニール必須ですね。まだそんなに高い温度にはならないと思いますが、三月半ばを過ぎましたら換気口をしっかり設定して下さい。昼間30℃を超えないように、です。
作物的に収穫まで日数がかかるものですが、気長に付き合って下さい。支柱が必要ならば設定して下さい。常にぐらつくようでは植物に大変ストレスがかかるものです。3号鉢でも、株の横に思いっきり割り箸を刺して構いません。根を多少切ってしまっても気にしないで下さい。もちろん鉢の外に針金を巻く方法でもできなくはありませんが、支柱がぐらつくとかえって植物を結わえたところが傷つきやすいものです。
水やり、2週間開けるのでしょうか。これはもう作戦を考えないといけません。大きめのバット、洗面器、何でもいいのですが水が多量に貯まるものを用意して、鉢の底から1/3を超えない程度(超えると根が腐る)に腰水をします。温室にスペースがなければ部屋の中のなるべく明るい場所に設定しましょう。外の方が乾きやすいことと、ネコ、あるいは鳥が・・・
この弁当の写真は、有名なグリフィスのネズミを表わしています。無毒なはずの肺炎双球菌が、病原性のある菌から病原因子を形質転換で獲得しまう、という実験です。病原性のある肺炎双球菌のためにネズミがひっくり返って死んでいる図が有名です。
帰省は楽しんで下さい。浪人生の友達の合格祝いなど、やったらいいですね。うちの娘ももう仙台に帰ってきています。しばらく食べ歩いたり、一緒に映画を見たりなど予定しています。
ではまた、できる範囲内で、状況など教えて頂けたら幸いです。
ラボスタッフ・オガタ
農学部・岡田さん
おはようございます、遺伝の渡辺でございます。早めにコメントと思いながら、出張続きで。週末はその疲れで。。。遅くなりました。植物の管理という点では、すっかりなれているという感じですね。ハウス越しの写真なので、植物全体が見えないのですが、それでも、よくできていると思います。葉っぱがいくらか、やられていますが、感染性のようなものであれば、植物全体に移動してよいはずなのですが、そうではない。virusという可能性は低いかと。bacteriaであれば、根っこからあがってくるというタイプが多いので、それも考えられない。あるとしたら、カビ系ですが。。。それもなさそうな気がします。何かできずがついたところに、という形の生理障害を考える方が、betterのような気がします。なので、今まで通りに、水管理、肥培管理をするので、よいかと思います。
ブロッコリーを農家が栽培しても、地面の方が、細くて、上に行くほど、太くなってきます。ブロッコリーは、本来、多年生です。また、祖先種は地中海などの石灰岩質の土に根を張って、というものです。ブロッコリーを栽培して、多年生にする人はいませんが、うまくやれば、地面に近いところから、木化してきます。なので、栽培としては、よくできていると思います。で、オガタくんが書いてあるように、細い指示棒を植木ばちに立てるのがよいですね。根っこを傷つけると思うかも知れないですが、大丈夫です。その程度では。何も問題ありません。茎に近い真ん中に立てて、お菓子の袋などをしばっている中に針金が入ったもので、数ヶ所、固定すれば、指示棒と植物体を。安定すると思います。すでに、帰省されていたら、もどったら、やってみてください。
2週間ですか。まだ、仙台にいたら、少なくとも、温室にしてある覆いを取ってしまうこと。その方が、気温上昇の時に、特に、気温が10oCを超えて、日照があると、かなり、ハウスの中の温度が上がるので。その当たりをやっておくのがよいかと。ペットボトルを差し込むというのは、なんとかできないでしょうかね。ハウスを開放するにしても、それがあった方がよいかと。それから、ニンジンは、葉っぱが少ないので、たっぷり水やりをして、下に水を入れておけば、多分、大丈夫かと思います。ずいぶんとニンジンらしい、葉っぱが展開していると思います。施肥をもう少し頻繁にしてもよいのかも知れないと思います。もちろん、だれかに、水やりを頼めることができれば、それが一番ですね。近くで、植木ばちごと、お願いできる方ですね。それから、講義が終わっても、こうして投稿があるのは、開講しているものとしては、ありがたいことです。次を楽しみにしています。
わたなべしるす
PS. fileの保存、大事ですね。渡辺もこのコメントを書く前に、別のsoftwareで、応答なしになりました。。へこみますね。こまめに、保存することをおすすめです。