【出前講義】仙台市立片平丁小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」(6/25, 28追記)
2016年6月25日 (土)
6月も残り1週間。あっという間に終わってしまい。。。梅雨も本格的になったようで、木曜日はかなり強い雨でしたし、来週にかけては、ずいぶん雨降りと言う予報だったのが、週末頃にみたら、そうでもなくて。この時期の天気予報は前線の上がり下がりというか、北と南の気圧のバランス。予報の難しさの一端を理解するわけですが。。。なので、午前中まで雨という予報だったのが、朝方には上がり、夜にかけては、あれると。。。出前講義には少しほっとでした。前にも書いたかもしれないですが、少し蒸し暑いのは、温暖化の影響なのか、長いスパンで見たときの経時変化なのか。。。その当たりがわかれば、もう少し対応ができるのですが。。。
今週の火曜日は仙台市教育センターとのコラボで、仙台市立袋原小学校への出前講義。この週末は、学校評議員を賜っている仙台市立片平丁小学校の授業参観日であり、それにあわせての出前講義。講義内容は「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」。と、仙台市立袋原小学校と同じ内容。今回、少し異なるのは、授業参観日と言うことで、6年生だけでなく、参観に来た保護者の方々も一緒にという企画。去年の同じ頃に、河北新報とのとのコラボで、仙台市立泉ヶ丘小学校で行ったパターン。
6年生なので、去年、仙台市教育センターとのコラボで講義を行った皆さん。少しリラックスしているような感じでしたが、参観日という緊張感もあったような。キャベツとブロッコリーを目の前にして、何が起きるのか。そんな雰囲気も。講義の最初は「トマト」をモデルに子葉が展開してから、本葉、蕾形成、開花、結実。最近の小学校では昔と異なり、色々な花・野菜を栽培しているし、家庭菜園などもしていることを考えて、トマトと同じような生長のパターンを示すと思えるのは、何か。たくさんの名前が出てきました。では、キャベツとブロッコリーについてはどうか。キャベツの花も見たことがない、また、どの様に抽苔してくるかは。。。これは、どこの小学校へ行っても難しい問題。
ということで、キャベツとブロッコリーの横断面を見てもらい、それぞれのパーツの名前を考えることをヒントに。グループごとでのその2つの植物の遺伝子を持った新しい植物はどんなものができるのか。その形、名前を。もちろん、最後に発表をしてもらうので、なぜ、そうなるかを理科的に考えてもらいながら。前回の袋原小学校でも、時間の制御が難しかったですが。これは、いつものことで。
発表はホワイトボードを使うようになってから、かなりスムーズに。発表を見ていてよかったのは、グループ全員で説明をしていたところ。想定外の質問がでてきても、しっかり対応したところも。ちょっと問題かなと思ったのは、発表になってもグループでまとまりがないところ、あと、グループで、答えを1つにまとめられないところ。もちろん、3つのideaがでているのは、よいことではありますが。。。
最後に、保護者の方々にも同じように発表を。お母さんチームは、外見図と横断面をしっかり書いているところは、すごかったです。また、お父さんチームのすごくおいしい野菜を作る、キャベツ、ブロッコリーから作るのですが、メロンのようにおいしい。そこでつけた名前が「キャメロン」。なんか、昨日からの時事問題を取り上げていて。。。児童の皆さんには、少し難しかったかも知れないですね、EUの問題。是非、おうちでその話をしてみて下さい。で、最後はいつものように謎解き。2つの植物の遺伝子を混ぜる訳なので、どちらの親に近いのか、それによってももちろんちがうわけです。そうしたことをお話しして。今回は、保護者の方もきて頂いていたので、おうちに帰ってから、また、議論頂けるのではと。。。
講義が終わったあと、成田校長先生、浅野教頭先生、安部先生と夏休み企画について、議論を。楽しい企画を夏休みが始まった頃(スペシャル出前講義 by 四国中央市川滝小学校・村上校長先生)、お盆の頃(セミを見つけよう)に用意していますので。是非、ご参加下さい。最後になりましたが、成田校長先生、浅野教頭先生、6年の安部先生、武田先生、木村先生をはじめとする、片平丁小学校の先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。次は、昨年度から話になっている夏休み夕方の企画でと思いますので、よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. この企画を統括頂いている仙台市教育センターの豊川先生が前日の金曜日に研究室に。夏に企画している仙台市の教員向けの特別講義(このlinkのpage 40)。講師に、愛媛県教育委員会から「授業の鉄人」として認定されている四国中央市川滝小学校・校長・村上圭司先生をお迎えしてと言うことで。このHPから、紹介するのを失念していましたが、村上校長先生の講義については、四国中央市土居中学校のHPでも、紹介されているくらいのすごさなので。渡辺も出前講義に伺い、まだまだ、修行が足りないなと感じる方です。そんな方をお迎えするので、企画をする側もきちんとした議論をして、こんなリクエストはどうかなど、よりよい方向に議論ができました。ありがとうございました。先生方、児童の皆さんだけでなく、もちろん、研究室でも「アウトリーチ活動」のあり方というか、出前講義のこつというか、そんなことで、ゼミをお願いする予定ですので。また、このHPから、お知らせします。
PS.のPS. もう1つ、別件が前日に。昨年、仙台市立泉ヶ丘小学校で出前講義を行ったのは、河北新報社、東京エレクトロンとのコラボによるもの。今年度も同じく賜りました。出前講義先は、仙台市立長町小学校。実施日は7月21日(木)に。打合せを7月前半に行い、少しばたばたですが、昨年と同じように盛り上がることを期待して。。。
PS.のPS.のPS. 先日の「平成28年度 第1回学校評議員・関係者評価委員会」でご一緒した方に声をかけて頂いたり、学内でお世話になっている方にお目にかかったり。。。びっくりの土曜日でした。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/28(火), 19:10. 片平丁小学校のHPに、渡辺の出前講義のことが記されていました。ありがとうございました。