東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【研究成果】アブラナ科植物の自家不和合性を制御する雌雄因子(SP11-SRK)複合体の立体構造解明、国際科学雑誌「Nature Communations」に掲載(10/2)

2020年10月 2日 (金)

新型コロナvirusの宮城県内での感染は落ち着かず。。。収束が見えないと、不安なのは事実。。。どうしたものかと。また、「学術」への風向きが、気になるところです。色々と。。。

 渡辺が自家不和合性の研究を始めた頃、DNASISという解析ソフトを使うと、アミノ酸配列から局所的に構造予測ができましたが、今や、構造生物学という学問体系で、立体構造を決めることができる時代に。雌雄のS因子が決まってから20年。東京大・農の高山先生、村瀬先生を中心としたグループが、SP11-SRKの立体構造が解明されました。こちらの担当はbioassayの部分でしたが、こうした形になると、学生の頃を思い出して、感動です。

20201002122318-2d6ebd3efe919077ecfe660bba159bf8479dc5d2.JPG20201002122558-a7cd776f09a09dc16f5bf5c91112026b56b8552d.JPG この研究成果は、国際科学雑誌「Nature Communations」に掲載されました(Murase et al. (2020) Mechanism of self/nonself-discrimination in Brassica self-incompatibility. Nature Commun. 11: 4916.)。Nature Communationsは、freeでpdfをdownloadできますので、ご覧頂ければ、幸いです。なお、今回の研究は、東京大、奈良先端大、東京都立大、大阪教育大との共同研究であり、SP11-SRKの相互作用に関わるアミノ酸を原子レベルで明らかにできたことで、相互作用を自由に改変できる可能性にも繋がる基礎研究です。。


 わたなべしるす

 PS. 東北大学公式ウェブサイト大学院生命科学研究科公式ウェブサイトにプレスリリースが掲載されました。ぜひご覧ください。